職場のセクハラにはどう対処すべき?悪質なセクハラへの対応

「職場のセクハラにはどう対処すればいいの?」

近頃では、セクハラやパワハラなどのハラスメント関連の話題を耳にする機会が増えましたが、それでも企業内での労働問題は未だ後を絶ちません。厚生労働省が行った調査では年間のセクハラ発生件数は1万件以上という結果が出ており、相談窓口も増加傾向にあることから、今後の相談件数がさらに増えることが予想できます。

[出典:内閣府男女共同参画局『男女共同参画白書平成27年版』]

実際に自分がセクハラに遭遇したらどうすればいいのでしょうか?

今回は、対処しづらい職場のセクハラへの適切な対応についてお伝えします。

職場の人間からのセクハラに悩んでいる、職場の人間のセクハラをどうにかしたいという方は、ぜひ本記事をご一読ください。

職場でのセクハラにはどう対処すればいいのか

多くの場合、セクハラは自分よりも目上の人間からされることが多いため、直接的に対処するのが困難です。部下や同期であればまだしも、相手が先輩や上司ともなれば指摘しづらいでしょう。このような場合、職場でセクハラを受けたらどうすればいいのでしょうか?

職場でのセクハラへの対処法

本人にセクハラの自覚を持たせる

セクハラへの対処法は細かくあげれば複数ありますが、セクハラへの対処は本人にセクハラの自覚を持たせることが効果的です。セクハラで苦しんでいる被害者の一方で、セクハラをしている本人はセクハラの自覚がない場合が多く、そもそも、どこからセクハラに該当するのかが曖昧なため本人も気づかないのです。セクハラとは「性的嫌がらせ」のことを指しますが、個々人にとって嫌がるポイントも違うため、どこからが嫌がらせとなるかを明確にすることは非常に難しいと言えます。

このように、セクハラの定義が曖昧なこともあり、コミュニケーションの一貫や場を和ませるためなどの理由で、うっかり発言をしてしまうケースが多く、また、セクハラ発言をされた時の、された側の対応によっては、ほんの社交辞令のつもりでも、発言した側は喜んでもらえていると勘違いをして、結果的にセクハラ発言の助長することになる場合もあります。

本人にセクハラの自覚を持たせるには、セクハラ発言を受けた際、笑って流すのではなく、嫌がるような素振りを見せ、相手になんとなく悟らせることです。これによって無自覚にセクハラ発言等をしていた場合は、相手の嫌がるような素振りを見て「今のセクハラだったのかな?」と悟り、発言をしないよう注意するようになります。この場合、こちらが明確な指摘をしているわけではないため、評価への影響リスク等につながりにくく、当たり障りなく改善することが可能になるので先輩や上司からのセクハラにも対処できます。

 

狙ったような悪質なセクハラにはどう対処すればいいのか

前章にてお伝えした内容は、本人が無自覚な場合にのみ有効です。しかし、場合によっては本人が自覚しつつもセクハラをしてくることもあり、本人が自覚あるセクハラでは、セクハラ発言にとどまらず、体に触ってくる・性的な噂を周囲にばらまく・極端な男尊女卑などの非常に悪質なケースが多くあります。そのような、狙ったような悪質なセクハラにはどう対処すればいいのでしょうか?

悪質なセクハラへの対処法

専門機関に相談する

前述のような悪質なセクハラにあっている場合は、すぐに専門機関への相談をおすすめします。相談先はいくつかありますが、一般的には労働基準監督所や弁護士などが適しているでしょう。また、所属している企業が中規模以上の企業で人事部またはその他上司など何かしらの相談窓口が設置されていることがある場合は、そういった相談窓口の利用も選択肢の一つです。しかし、社内相談の場合は、窓口側の対応が悪く、相談したことが本人に知られてしまうこともありますので注意は必要です。

以下表は、数ある相談窓口の中でも代表的な外部相談窓口です。相談先の参考にぜひ活用してください。

相談窓口 概要
都道府県労働局雇用環境・均等部(室) 専門の相談員が相談に応じてくれる、労働基準監督署・公共職業安定所機関。
セクハラ110番 セクハラ・パワハラなどの労働問題相談窓口。特定非営利活動法人セクシャルハラスメント協議会運営。
法テラス セクハラだけでなく法的トラブルに対して、トラブルに関する法情報や法制度を案内。

相談をするだけであれば、問い合わせをして事情を説明するだけでもアドバイスを受けることができますが、実際に、セクハラを専門機関に相談し解決までサポートしてもらうには、第三者から状況を見て、本当にセクハラをされていると判断できるような証拠が必要になります。

証拠には、セクハラ発言が記録されている音声データや、セクハラをされている様子を記録した動画、他にもチャットやメール、証言、日時・言動内容を細かく記録した日記などが証拠となるので、どれか一つというよりもできるだけ十分な証拠を残しておきましょう。

もし、急を要するようなセクハラや、証拠を残すことが難しい場合は、相談機関の協力を得られる場合もありますので、その旨も合わせて相談してみてください。

 

一人での解決が不安な場合は仲間を募ることも解決策

いかがでしたでしょうか?セクハラに限らず、人への嫌がらせは当然ですが許されることではありません。セクハラを行う人は何気なく、もしくは冗談のつもりで行なっているかもしれませんが、される側は非常にストレスがかかります。我慢していては、うつ病の原因にもなりかねませんので、我慢せず早々な対処をおすすめします。

また、職場でのセクハラは、実は一人だけの問題ではありません。セクハラを受けている本人はもちろん、言動等を周囲で見たり聞いたりして不快に感じている人も被害者に入ります。一人で行動しづらいのであれば、まずは親しい職場の人間から相談して、仲間を作ってみてください。仲間が集まり結束できればセクハラをやめるよう発言もしやすくなります。一人で悩みを抱え込むのではなく、周囲に相談することから検討してみてはいかがでしょうか。

 

ライタープロフィール

 EL-LAB編集部

金融、経営コンサル、人材紹介、WEBメディア業界出身者が集まり、キャリアチェンジ(起業マニュアル/転職マニュアル)、ワークライフ(仕事人生の悩み)、マネーライフ(お金と人生の悩み)というテーマを軸に、各々の専門分野に特化した有益で信頼性の高い情報を発信。