仕事の適性診断に囚われるな!真の天職につながる適職発見法

仕事の適性診断は信用していいのでしょうか?

一般的に、適性診断は心理学を応用していることが多く、利用者の性格や思考の傾向から適した職業を診断してくれ職業選択の指標にしてくれます。そのため、一見して適性診断は非常に便利でありがたいサービスに思えるのですが、そんな適性診断を当てにしてしまうと、逆に天職に出会えなくなってしまうのです。

なぜ、適性診断を当てにしすぎると天職に出会えなくなるのでしょうか?また、どうすれば出会えるのでしょうか?

今回は、適性診断で天職に出会えない理由と天職につながる適職の発見法についてお伝えします。

自分が何に向いているのかわからない、天職に出会いたいがわからなくて悩んでいるという方は、ぜひ本記事をご一読ください。

仕事の適性診断は当てにしすぎない

自分がやりたいと思う仕事が元々ある場合は適性診断など受ける必要がないと思いますが、「やりたい仕事がわからない」「自分に適した仕事がわからない」という社会経験がない学生や、「思っていた仕事と違った」「今の仕事が自分に合わずストレスがたまるので、次は本当にやりたい仕事に就きたい」という社会人にとって、自分の適性(能力)がわかり適性にあった適正(ふさわしい)ある仕事を提案してくれる仕事の“適性診断”は自分がわからない人にとっては非常にありがたいサービスです。

しかし、実際に受けると一時的に納得するもののやはり違うような気がしてきたり、それを信じて就職するも実際働いたら嫌になるなど、現実は簡単ではなく、心理的な質問のみで適職がみつかるということはほぼありえません。

仕事の適性診断は、受診者に質問を投げかけ、その質問に返答した内容を分析して受診者の性格や考え方などから、むいている仕事の系統を導き出し、そこからさらにその系統に属する職業を提案してきます。例えば受診者が質問に答えた結果、「あなたにむいている仕事は、人をサポートする仕事です」、という結果がでて、そこからさらに「人をサポートする仕事の例:看護師・介護士など」という提案をしてきます。

すると受診者は、「確かに人の世話をするのは嫌いじゃないから当たっているかも」と思い、前述のような提案された仕事の中から探し選ぶという流れが一般的かと思いますが、そもそも「人をサポートする仕事」は一般的に提案される看護師・介護士以外にも、実際は接客業や営業職なども含まれますし、適職にはそれ以外の要素も含まれるため、性格や考え方のみで適職を判断してしまうのは危険すぎるのです。

ただし、性格や考え方から向いている業務や働き方をなんとなく把握する分にはいいきっかけとなりますので、自分がまったくわからないという方は参考程度に利用するのはいいかもしれません。当てにしすぎないということポイントです。

 

自分にとっての理想の仕事を見つけるには

それでは、自分にふさわしい理想の仕事を見つけるにはどうすればいいのでしょうか?前項でも簡単に触れましたが仕事で満足し後悔しないためには、自分の適性(能力)を知り、その適性にあった適正(ふさわしい)な仕事を見つけるのは前提で、それ以外にも自分が何を求めているかを知った上で仕事を探さなければなりません。

もちろん、全てを叶える完璧な仕事など存在しませんし、どんな仕事に就いても嫌な部分や我慢しなければならない点が必ずありますが、自分に適正な仕事では、嫌な部分があっても楽しさが勝つためストレスがほとんどたまりません。

以下では、そんな自分にとっての理想の仕事・働き方が見つかる考え方の手順とポイントをお伝えしておりますので、内容に沿って実際に考えてみてください。

適職の見つけるための思考手順

まずは自分の向き不向きを考え適性を知る

繰り返しにはなりますが、自分にとってふさわしい仕事に就くには、自分の向き不向き、つまり自分の能力が何に適しているかという適性を考え知る必要があります。

自分の向き不向きを知るには、これまでの仕事の経験から、やりがいを感じたことや達成感を感じたこと、成長を実感できたことなどを振り返り、それらを書き出し自分の適性を明確に把握しましょう。

 

自分が理想とする働き方や仕事環境を考える

仕事における向き不向きが明確になったら、次は自分が理想とする働き方や仕事環境を考えます。働きたい職場の雰囲気や場所、オフィスにこもって仕事をするのか、場所にとらわれず仕事をするのか、また、稼ぎたいお給料やその他条件も一緒に考えてみましょう。

全てが当てはまるなんてことは稀ですが、理想を明確にすることによってそれに近づけることは可能です。とにかく明確に決めて自分が把握していることが大切なので考えてみましょう。

 

理想をふまえた上で、条件を満たす仕事・働き方を探す

向き不向きや、理想の働き方などが明確になったら、それらをふまえた上で、明確にした条件を満たす、または満たすに近い仕事や働き方を考え探します。仕事を探す際の注意点ですが、決して会社員という働き方だけにとらわれないということを意識してください。

働き方には、会社員以外にも個人事業主もあれば起業して会社経営者として働く方法もあります。これまで会社員を続けてきた方で独立起業をかねてより考えてきた人以外は、これからも会社員として働くという考えが当たり前に定着していて、無意識的に将来の可能性を狭めています。当然、個人事業主や経営者として働くにも適性があるため全員が全員というわけではないのですが、可能性の一つとして選択肢に入れておけば将来何があるかわからないので、考える前から可能性をゼロにせず広い視野で仕事・働き方を探してみましょう。

 

天職に出会うためには適職探しから

天職とは、自分が生まれながらにして持っている性質にあった職業という意味ですが、多くの方の天職に対する認識は「心の底から好きで楽しいと思える仕事」というイメージがあるのではないでしょうか。

間違ってはいないのですが、仕事で迷われる方の多くは、適職を探す際、無意識に天職を探してしまい迷走する傾向にあります。

いきなり天職を探そうとすると、職に求めるハードルが高くなってしまうため、少しでも嫌な部分があると「自分には合わない」と思ってしまいすぐに諦めてしまい、適正がわからないまま辞めてしまう原因となります。天職を求めて仕事探しをすれば、理想と現実に大きなギャップが生まれやすくなるため、就職や天職が失敗しやすくなってしまうのです。

就職または転職を成功させ結果的にやりたい仕事を見つけたいのでしたら天職ではなく“適職”を考える必要があります。その職業に適正があるからこそ、上達できて、成長を実感できて、成長するからモチベーションが上がり、さらなる成長意欲が湧いて、やっと最終的に天職へと昇華されるのです。

自分はどんな仕事や業務が得意なのか、または人が嫌ということでも自分は耐えられるか?を見極め、いきなり完璧な天職を求めるのではなく、しっかりとこれまでの己と向き合いまずは“適職”から考え探すようにしましょう。もちろん適性だけでなくその他要素を考え一緒に探すのも忘れずに。

 

仕事の適性診断結果に囚われると悩みをこじらせる

いかがでしたでしょうか?仕事の適性診断は、「自分の適性がわからない」「自分は何がしたいのかわからない」という方々にとって一見ありがたいサービスに思えますが、これまでもお伝えしてきましたように、適性診断の結果にとらわれすぎると今抱えている悩みをこじらせることとなってしまいます。

もちろん全く使えない、信じちゃダメ!というわけではありませんが、使う側がサービスに頼りすぎず一線を引いて結果を冷静に捉えるということが大切です。それができれば自分の向き不向きや傾向を知る良いきっかけやヒントとなるため、参考程度に活用することをおすすめします。

悩みをこじらせず、適性の合う適正な仕事を見つけいち早くその仕事に就くためにも、サービスに頼るのではなく自分と向き合い自分の声を聞き、自分にとっての適職を見つけてください。

 

ライタープロフィール

 EL-LAB編集部

金融、経営コンサル、人材紹介、WEBメディア業界出身者が集まり、キャリアチェンジ(起業マニュアル/転職マニュアル)、ワークライフ(仕事人生の悩み)、マネーライフ(お金と人生の悩み)というテーマを軸に、各々の専門分野に特化した有益で信頼性の高い情報を発信。