株の少額投資で利益を最大化する!手堅いハイリターン戦略

「株への少額投資でも利益ってでるの?」

株式投資に限らず多くの投資では、元手資金が多い方が有利な運用が出来ることは間違いなく、当然、資金が潤沢であったほうが多くの利益を出せます。このようなことから関連して、多額の元手資金がないと株式投資で利益を出せないイメージが初心者投資家の中で浸透していますが、実は投資手法を工夫したり上手な投資手法をとることで通常よりも利益を多く出すことが可能です。

今回は、少額投資の基礎から、利益を最大化する具体戦略・注意点についてお伝えします。

株への少額投資で迷われている方、資金が少ない理由等で投資を躊躇されている方は、ぜひ本記事をご一読ください。

株への少額投資をする前に

株の少額投資で利益をより確実に上げるために、まずは少額投資のメリットとデメリットを確認しておきましょう。デメリットを知ることでメリットを最大限に活かした戦略の立案、実現が可能となります。

株への少額投資で得られるメリット

仮に損失が出ても少額ですむ

株式投資は元本保証された商品ではないため、市場の動きによっては投資元本が割れてしまうといったリスクがあることはご承知のとおりです。投資に一定の知識がある方であっても、それなりの資金を投入した場合、損失の額も大きくなってしまう可能性は否定できません。一方、少額投資の場合、損が出ても金額は限定的であるため、特に投資にまとまった資金を廻せない方、投資経験が浅い方にとって少額投資は最適といえます。

 

手軽に投資の経験を積むことが可能

上述しましたが、少額投資は投資の実戦経験を積むためには最適な方法です。投資はいくら大量の知識があっても実際に経験を積まなければ殆ど役に立たないことも少なくありません。仮に投資用にまとまった資金を用意できる場合であっても、経験が少ない方は是非少額投資で一定の経験を積み、投資の感覚が養われてきたところで少しずつ投資額を増やしていくということをオススメします。

 

利益が非課税となるNISA口座の活用が可能

NISAという制度を聞いたことがありますでしょうか。これは「少額投資非課税制度」という国の制度の略称なのですが、文字通り少額の投資における利益に税金がかからないという制度です。

上場株式・株式投資信託・ETF・REIT等で投資を行う際に、NISAを活用すれば、2014年から2023年の期間中、最長で5年間、年間120万円までの投資額によって得られた利益が非課税になります。

少額投資であるからこそこの制度を活用できるため、株への少額投資ではNISAによる非課税効果の大きなメリットも享受することができるのです。

 

株の少額投資に伴うデメリット

手数料が割高になる

株の取引きには手数料が発生します。どんなに少額でも手数料はかかりますが、金額が小さい分、手数料の割合が大きくなってしまいます。利益が大きい場合は気にならないかもしれませんが、念のため留意し、手数料が安い証券会社の利用や、株以外の商品を検討するという選択もあるでしょう。

 

分散投資がしづらい

一般的に、投資では運用先商品を複数に分けリスクを分散することが鉄則です。しかし、投資先を複数に分散させるためにはある程度の資金が必要になってしまい、少額資金で投資先を分散するのはなかなか難しいというのが現実です。

 

利幅が少ない

仮に10%値上がりした株があったとします。その株に100万円投資していたとしたら、10万円の利益が出ますが、5万円の投資であれば5千円しか利益が出ません。これは当たり前のことではありますが、少額投資の場合、リターンは小さくなってしまうことはデメリットといえるかもしれません。

 

株への少額投資で利益を最大化するには

少額投資のメリット、デメリットについては上述したとおりですが、少額の株式投資であっても、工夫を凝らすことでデメリットを極力抑え、利益率を向上させることは可能です。中でも、今回は筆者が実際に少額投資で効率的に利益を出すために行ってきた手法をご紹介します。保守的な戦略ではありますが、確実に効果はありますので参考にして頂ければと思います。

少額で利益を最大化するハイリターン戦略

手数料の安い証券会社で口座を開設する

基本的にはどの証券会社でも株の少額取引は始められますが、少額で利益が上がりにくいからこそ、とにかく手数料が低い会社を選ぶことがポイントです。前述のデメリットに記載した通り、少額投資ではどうしても投資元本に対して手数料が占める割合が特に高くなってしまいますので、少しでもコストが低い証券会社を選ぶのが良いでしょう。

具体的には、手数料のみを考えるならば、10万円以下の取引手数料を無料にしている松井証券などは一つの候補となりますが、後述のIPO投資を実施すること等も考慮すると、手数料の水準のみならず、IPO案件の取り扱いが多い、且つ顧客口座開設数が多い(信頼性が高い)なども考慮し、SBI証券は使い勝手も良い手ごろな証券会社といえるでしょう。

 

NISA口座を開設する

前述でもお伝えしましたNISA口座。この制度が始まった頃はかなり広告もされていたので既にご存知の方も多いかもしれませんが、少額投資にぴったりの非課税制度です。

NISAの正式名称は「少額投資非課税制度」です。この特別な口座内での取引であれば、年間120万円以下の株や投資信託の取引において、利益に対する税金がかからないことが最大のメリットです。

なお、NISA口座は一人につき一口座しか開設できないため、どこの金融機関でNISA口座の開設をするかは非常に大きなポイントです。取引手数料や取扱い商品のラインナップなど、金融機関によって全く異なるため、ここは事前に十分に調査をする必要があるでしょう。なお、SBI証券などは、NISA口座内における取引は手数料無料となりますので、こういった点も抑えておくべきポイントといえます。

 

ETF・投資信託を購入する

株式投資というと、個別の会社を選んでその銘柄を買うという方法が一般的ですが、実はこの他にも特に少額投資や投資初心者にとっては効率的な買い方があります。それが投資信託やETFを買う方法です。以下そのメリットを見てみましょう。

  • 少額でも分散投資が可能

既に分散投資の重要性はお伝えしましたが、手元の資金が少額である場合、株の銘柄を複数に分散させて購入することは物理的に難しいことでしょう。そんな際、投資信託やETFであれば、金額の大小に関わらず分散投資を実現し、リスクを低減させることが可能になります。

※ 投資信託とは

投資信託とは、資産運用の専門家が、投資家から集めた資金をまとめて株式などで運用する商品です。商品によっては5,000円やそれ以下の金額からでも始められることができます。

自分の資金が少額でも、複数の投資家から集めたまとまった資金を運用するので、勝手に自分の資金を複数の銘柄に分散投資をしてくれることになります。そのため、個別の株を買うよりも相対的にリスクが低くなります。

※ ETFとは

ETFとは、上場投資信託ともいい、日経平均株価やTOPIXといった特定の指数を運用対象とした投資信託で、証券取引所に上場しているものをいいます。通常の投資信託が一日一回しか取引値が決まらないのに対し、取引所に上場されているため値動きも株と同じくリアルタイムで動くなど、より株に近い投資信託といえます。

複数の銘柄に分散投資されている点は通常の投資信託と変わりませんので、少額で分散投資のメリットを享受できます。

  • 少額から購入が可能

投資信託、ETFのいずれも少額投資ができることは魅力です。特に投資信託では積立投資など、毎月一定額を自動的に積み立てるような投資手法も使えますので、投資資金が限られている方にとっても安定的かつ計画的に資産形成が可能となります。

なお、ここで気を付けるべきは手数料の水準です。投資信託は商品によって手数料がまちまちで、中には運用金額の4%もの高額な手数料を取るものも存在します。仮に5%の運用益が出ていても、一方で4%の手数料が引かれてしまったら、利益は僅か1%です。少額投資で手数料が高い商品を選んでしまうと運用効率は一気に低下してしまうため、投資商品の手数料水準には十分に気をつけましょう。

 

IPO投資を狙う

IPOとは新規公開株式のことで、企業が株式市場に上場する前に一般募集されたこの株式を購入することをIPO投資といいます。

この上場前に購入する価格を公募価格と言いますが、実際に上場されてから付く取引所での初値と比べて、一般的に安く購入できるケースが多いため、IPO投資は非常に人気がある投資手法です。(公募価格より初値が上回る確率は8割以上という実績が出ており、2倍以上になる例も多く存在します。)

少額といえども20~30万円程度は必要になる可能性がありますが、上場後に大きな利益を上げる確率も高く、積極的に利益を追求した場合は必ず押さえておきたい手法です。ただし、IPO投資案件は証券会社によって取扱い件数もマチマチで、又一般的に人気も高いことから必ず購入(投資)できるというものではありませんので、機会があれば是非試してみる価値はあるでしょう。

 

割安株を狙う

割安株とは、株価が本来あるべき理論上の価格水準まで上がっておらず、安いまま放置されている状態の銘柄を言います。

こういった銘柄は、将来何らかの形でその株が注目されたときに買い注文が集中し、本来あるべき価格(理論値)まで値上がりしやすいという点が特徴です。

なお、この割安株を探すためには、株価の適正水準を判断するための指標を学ぶ必要があります。一般的にその株が割安かどうかの判断は※1PER(株価収益率)※2PBR(株価純資産倍率)という指標を見て判断することができます。

なお、これら指標はあくまでも数字上の理論値を算出するものであり、これらの数値だけで投資判断を行うのは危険です。これらの理論値はあくまでも参考であり、実際の投資にあたっては毎年業績が堅調に伸びているかどうかといった点もしっかりチェックしてください。

価格が理論値以下で放置されている割安株を探して投資するという手法は実は株式投資の基本でもあります。一方、それなりの知識や経験がないと失敗もしやすい手法であるため、初心者は十分に気をつけましょう。

※1 PER(株価収益率)とは

「株価収益率」(Price EarningsRatioの略)といいます。現在の株価が、「1株当たりの当期予想利益」※の何倍になっているかを表したもので、会社の収益力を判断する指標です。なお、この数字が大きければその株は割高、小さければ割安ということを意味します。これを式で表すと、「株価収益率」(PER)=(現在の株価)÷(1株あたりの当期予想利益) となります。

例えば、似たような業種のA社とB社があったとします。A社の株価は1000円、B社の株価は600円です。このような状況で、どちらの株が割安でしょうか。なお、ここでは1株あたりの当期予想利益(EPS)は、A社が200円、B社が100円とします。

以上より、

A社のPER=株価(1000円)÷200円=5倍

B社のPER=株価(600円)÷100円=6倍

実際の株価だけで比較すると、1000円の株価のA社の方が600円のB社に対して割高に見えてしまいます。しかしながら、PERを指標として比較した場合、実際の株価にも拘わらず、A社の株の方が割安である(よりオトクな値段になっている)、ということが分かります。

※2 PBR(株価純資産倍率)とは

「株価純資産倍率」(Price Book-value Ratioの略)といいます。現在の株価が1株当たりの純資産の何倍になっているかを表したもので、会社の資産内容や財務体質を判断するための指標です。この数字が大きければその株は割高、小さければ割安ということを意味します。

例えば、純資産10億円、発行済株式数100万株の会社の場合、1株当たりの純資産は1,000円となります(10億円÷100万株)。この時、株価が1,200円なら、PBRは1.2倍(1,200÷1,000)であるということになります。

もし仮にこの会社の株価が1,000円だったらどうなるでしょう?この場合は、PBR=1倍となり、現在の株価は1株あたりの会社の純資産と等しいことになります。従って、1株あたりの投資金額と解散価値が同じ(=投資金額のリスクが低い)、ということです。逆にいうと、PBRが1を下回ることはそれほど多くありません。

 

株への少額投資ではここに注意

これまで少額投資による筆者オススメの戦略・手法についていくつかご紹介してきましたが、以下は、逆にオススメできない投資手法をご紹介します。

少額投資で注意が必要な投資手法

株式ミニ投資

通称ミニ株と呼ばれる投資手法です。名前の通り、通常の取引単位よりも少ない金額で取引ができるという証券会社独自のサービスです。各証券会社で呼び方は多様(プチ株、ワン株etc)ですが、基本的に扱いは同じです。具体的には通常の最低単元数(取引所において取引ができる取引単位)の10分の1の金額(単位未満=端数)で取引ができます。

この投資手法は、通常の株式を取引証券会社が独自に細分化した権利を購入する形態になりますが、基本的には保有割合に応じた配当も受けとることが可能です。(株主優待は通常の単元に満たないと受けられません。)但し、手数料が通常の取引よりも割高になってしまうため、上述の「少額投資においては特に注意すべき手数料水準」の面で不利になります。

気に入った個別銘柄があってどうしても最低購入単位の金額に満たない場合は仕方ないですが、できれば最低額になるまで資金を貯めたいところです。

 

低位株

低位株とは、株式市場全体の水準に比べて、株価が低いものをいいます。上述した割安株とは違い、低水準の価格で恒常的に取引されている銘柄をいいます。一般的には300円~500円ほどの価格であれば低位株と言われますが、100円以下のものであれば超低位株、またはボロ株などと呼ばれたりもします。

低位株のメリットは、少額でも投資が可能であり、仮に株価が上昇した場合には、上昇率がかなり大きくなる可能性があることです。例えば、300円上昇した株があった場合、10,000円の株であれば上昇率は3%ですが、300円の株であれば上昇率は100%となり、単純に購入していた金額が倍になるのです。

一見とてもチャンスがありそうな低位株ですが、裏を返せば下落幅も大きく、株価が安いのにも相応の理由があるはずです。結果として、通常よりもリスクが高く、投資資金を大きく減らしてしまう確率は高いでしょう。

 

大きな投資よりも少しずつの投資で安定的な資産形成を

以上、株の少額投資で効率的に利益を上げるための戦略について紹介しました。特に投資初心者の方は知識や経験も少ないことから、最初から一度に大きな金額を投資に廻すのではなく、少額から始めて知識や経験を磨き、少しずつ投資額を増やすなど、じっくり安定的に資産形成をしていくことをオススメします。

 

ライタープロフィール

 EL-LAB編集部

金融、経営コンサル、人材紹介、WEBメディア業界出身者が集まり、キャリアチェンジ(起業マニュアル/転職マニュアル)、ワークライフ(仕事人生の悩み)、マネーライフ(お金と人生の悩み)というテーマを軸に、各々の専門分野に特化した有益で信頼性の高い情報を発信。