投資信託でも失敗する!?投資信託で大損しない為の成功法

「投資信託なら失敗しない!」

投資信託に対してそのようなイメージを持っていませんか?投資信託は、プロが素人に変わって運用をしてくれる初心者向けのリスクが低い金融商品として浸透していますが、実はそんな投資信託でも失敗することがあるのです。それでは、投資信託ではどのような失敗が多くて、なぜ失敗してしまうのでしょうか?また、どうすれば初心者でも失敗しない投資ができるようになるのでしょうか?

今回は、投資信託の失敗例や、大損しないための成功法についてお伝えします。

投資信託の購入をご検討されている方、投資信託で失敗したくない方は、是非本記事をご一読ください。

どのようにして投資信託で失敗をしてしまうのか

安心なイメージがある投資信託で、どのように失敗してしまうのでしょうか?

以下では、投資信託でのよくある失敗例をご紹介していますので、失敗しない為の参考に知っておきましょう。

投資信託によくある5つの失敗例

人気ランキング上位の商品を購入したのに失敗した

投資信託販売会社、つまり銀行や証券会社などのホームページを見ると月間売れ筋ランキングや、週間売れ筋ランキングというような形で人気の銘柄や売れ筋の銘柄が一覧で掲載されています。ランキング形式を通して上位の人気銘柄を見てしまうと「他の投資家が買っているから安心」や「みんなが買うということは儲かる銘柄だ」と思ってついつい購入してしまいがちですが、人気・売れ筋ランキングが上位だからといって必ず儲かるというわけではありません。

販売会社が作成している人気ランキングの銘柄は、販売会社が売りたい商品または売りやすい商品なだけなので、人気ランキング上位だからといって儲かることとは何も関係ないのです。むしろ人気ランキングの中には、成果を出せないことで解約率が高い商品も含まれていることもあるため、人気だからという理由だけで期待して購入するのは、初心者投資家が陥りやすい罠ということができます。

 

勧められた商品をそのまま信じて購入したら失敗した

人気ランキング同様、販売会社の担当スタッフに勧められた商品をそのまま信じて購入するのも注意が必要です。前項同様お勧め商品は販売会社が売りたい銘柄または売りやすい銘柄ですので、投資家が儲かるかどうかは関係ありません。これはどの業種でも同じですが、販売会社や担当スタッフには商品販売数のノルマや査定があり、それらを元に評価が付けられたりもするので、お客様が儲かるための商品ではなく販売側が儲かる商品なのです。基本的に手数料が高いなど業者側にメリットがある商品がお勧めとして出てくるので注意して確認するようにしましょう。

 

過去の運用成績が優秀だったため安心して購入したら失敗した

投資信託を購入する際の一つの基準として、運用会社の過去の実績を投資信託説明書(交付目論見書)などで確認することがあるかとおもいます。確かに運用実績は投資信託を購入するにあたり必ず確認しなければならない項目ではありますが、それだけを購入の決め手にしてしまうのは危険です。投資信託説明書(交付目論見書)の運用実績欄に「運用実績はあくまで過去の実績であり、将来の運用成果を約束するものではありません」などと記載があるよう、実績は購入の参考程度にとどめておかないと、返って失敗につながってしまいます。

 

分配金の高いことを理由に期待して選んだら失敗した

分配金が配当される投資信託、つまり毎月分配型の投資信託では分配金が魅力ですが、この分配金が高いから良い銘柄というわけではありません。分配金と聞くと多くの方は株での分配金(配当金)、つまり株式保有先の企業が出した利益の一部を配当として株主に還元というように、投資信託の運用成績で出た利益が配当されると考えがちですが、株式と投資信託の配当は仕組みが異なります。詳細は後述しますが、投資信託の分配金は元本の一部を分配金として支払うため、この仕組みを理解していないことによって高配当に期待し購入すると失敗してしまうことがあります。したがって投資信託の場合は「高配当=儲かる商品」ではないため注意が必要です。

 

大きく儲けたいので大きな額を一括で投資したら失敗した

投資に憧れを抱いて始める方は投資で細かく稼ぐのではなく、大きく儲けたいと考えて投資を始めます。そのような考え方で販売会社に相談を持ちかけてしまうと、販売会社の思うツボとなってしまい、大きな額を販売会社が儲かる商品に投じてしまい、場合によっては大きなリスクとなることもあるのです。これでは少額から始められることによる本来リスクの少ない投資信託の意味がなくなってしまいます。

 

なぜ投資信託で失敗してしまうのか

前項では多くの投資家が陥りやすい失敗例を紹介しました。なぜ多くの投資家は投資信託で失敗をしてしまうのでしょうか。これでは「投資信託は安心で安全な投資」とは言えません。しかし失敗する原因には投資信託がもつ他とは違う特性が関係しているのです。以下にて投資信託で失敗してしまう原因を解説しますので、特にこれから投資信託を購入しようか検討中の方は原因をしっかりチェックし以下原因による失敗を未然に防げるようにしましょう。

投資信託で失敗してしまう原因

安心しきって全てを他人まかせにしてしまう

投資信託では投資運用をプロへの委託、つまりファンドマネージャーに運用を委託することにより、投資運用経験の浅い投資初心者の運用精度以上の成果が期待できるというのが最大のメリットですが、そのメリットによって安心しまるっきり他人任せにしてしまうという隙ができてしまいます。他人に頼ることで投資の成功を期待してしまうと、販売会社の勧めるがままの商品を購入してしまったり、多くの投資家が購入しているから自分も購入するなど他人に流されやすくなり失敗の原因となってしまいます。

さらにファンドマネージャーの腕によっても成果はピンキリです。人によってもちろん成果は異なりますが、凄腕のファンドマネージャーも未来の経済を予測できても100%的中させることはできません。そのため投資信託だからといって全てを他人任せにしてしまわず、自分の基準で判断できるよう情報収集・分析等は必要です。

 

投資信託での運用の仕組みを理解できていない

投資信託募集の際に提示される利益に目がいってしまい、なおかつ運用を委託できることから投資信託での運用の仕組みを理解せず購入してしまう投資家が数多く存在しますが、運用の仕組みを把握しておかないと、投資信託自体の値動き予想などができないため儲かる案件の選別が当然できません。投資対象や使用されている言葉の理解、分配金の仕組みの理解をしっかりと把握できていなければ、大きな失敗の原因となります。投資信託はプロが運用をしてくれますが、だからといって投資信託を理解しなくてもいいというわけではないのです。

 

短期で大きく儲けたいという気持ちが先行し適正な判断ができていない

投資の初心者であればあるほど「3ヶ月で投資額を2倍にしたい」や「1年で投資額を10倍にしたい」など投資に対して過剰な期待をしています。しかし実際の投資運用はそれなりの期間を必要とし、それによって得られる利益も年間利率数%から高いものでも獣数%程度です。たまに購入した株が急騰して額が何倍にも膨れ上がったなどの夢のある話を聞きますが、これには様々な要素が絡みなおかつ一時的なもので真似をして再現しようとしてもできません。このような一攫千金を可能にするのは投資ではなく投機、つまりギャンブル的な要素が強いものに限られるのです。

ハイリスク/ハイリターンやローリスク/ローリターンな投資は存在しますが、ローリスク/ハイリターンな投資は存在しないと念頭に置いておきましょう。投資信託も同じで、高配当など目先の利益だけで判断してしまうのは失敗の原因となります。

 

分配金のシステムを理解していない

これまで所々で簡単に前述してきましたが、投資信託では分配金のシステムを理解していないと痛い目をみることになりますので、購入前に投資信託での分配金がどのようなものなのか正しく理解しておきましょう。繰り返しになりますが株式保有での配当金や預貯金による利息と投資信託での分配金は全く異なります。この辺りも含めて以下で解説しますので購入前に必ず理解しておいてください。

  • 投資信託の分配金と株の配当金、預貯金の利息の違い

まず株式投資での配当金とは、企業が出した利益の一部を株主に還元するというものです。一般的に企業の利益は配当金・内部留保(企業の研究・開発・成長などに使われる資金)・役員報酬などに分けられるため配当金は企業の利益から株を保有している株主へ支払われます。

また銀行等での預貯金による利息は、銀行が預金者から預かったお金を運用しており、その運用益の一部を利息として預金者に支払うという仕組みになっており、つまり利息は運用益から預金者へ支払われます。

そして投資信託ですが、分配金は投資信託により投資家から集めたお金を含む「純資産総額」から支払われます。純資産総額とは、投資家から集めた資金と、運用期間中に得られた配当金や利子等と合計した金額のことを指し、分配金を投資家に支払うことにより、その基準価額は下がります。(※基準価額とは投資信託一口あたりの値段を指します。純資産総額を総口数で割ると基準価額を算出することが可能です。)

そもそも分配金は、「普通分配金」と「特別分配金(元本払戻金)」に分けられます。普通分配金とは投資信託によって得られた利益から支払われる分配金であり、特別分配金(元本払戻金)とは預けた元本から支払われる分配金です。この二つは自身が保有している投資信託の価値と基準価額によって変わり、購入時の基準価額よりも分配時の基準価額が上回っていれば普通分配金となり、下回っていれば特別分配金となります。特別分配金は分配金という名前がついていますが、元本払戻金とも呼ばれ、ただただ自分が預けたお金が返ってきているだけなので利益とは言えません。これは投資信託購入時ではなく運用成績による分配金を受け取る際にしかわからないため、投資信託購入時に月々に支払われる分配金の額が高いからといって、それが丸々利益になるとは限らないのです。

 

投資信託で失敗しないためには

投資信託を検討する際、失敗しないためにも以下ポイントを守りましょう。

投資信託で失敗しないためのポイント

なるべく手数料の安価なものから選ぶ

投資信託は購入時点や保有時に手数料を必要とし、気がつけば相当な手数料を支払ってしまい余計な損をしてしまったということがあります。数ある資産運用の中でも比較的メリットが多い投資信託ですが、デメリットをあげるとすればこの手数料です。投資信託では運用をプロに任せることとなるため当然手数料等のコストが必要になります。主に必要なコストは商品購入時にかかってくる販売手数料委託することによって必要になる信託報酬(運用管理費)、他にも換金時にかかる信託財産留保額の3つのコストがかかってきて、それらの中でも信託報酬は運用期間中継続して発生するものなので、注意して事前確認することが必要です。

それぞれの相場は機関によって異なりますが、販売手数料は販売価格の0~3%程度、信託報酬は年率0.05〜3%程度、信託財産留保額は0〜0.5%程度で、この手数料によって利益が大きく変わってきますので、選ぶ際はこれら手数料が安いものを選ぶ要素にいれましょう。ネット証券での購入は比較的手数料が安く、他にも販売手数料が無料のノーロード投資信託というものも存在しますので是非活用してください。

 

いきなり個別の商品から選ばない

投資信託を選ぶ際は、いきなり個別の商品から選ばないようにしましょう。というのも投資信託は海外株式・国内株式・REIT(不動産)・債券など様々な投資対象を組み合わせて商品としています。その組み合わせパターンによってハイリスク/ハイリターンの商品、逆にローリスク/ローリターンの商品というのが決まるのですが、どの投資対象に投資をするのか把握しリスク/リターンの許容範囲内で身の丈にあった投資をしなければ、上級者向けである国内・海外株にうっかり手を出してしまい投資額の30%が消失してしまうということ大いにあり得ます。

そのため大損しないためにも個別の商品から選ぶのではなく、資産クラス(アセットクラス)、つまり投資対象の種類ごとに何にどれくらい投資をするか考えてから投資信託を選びましょう。投資信託に慣れていないうちは、複雑にものではなくできるだけシンプルな商品を選ぶことをお勧めします。

 

分散投資でリスクを軽減する

投資全般に言えますが、投資信託にも値動きつまり価格変動があります。そのためいつ購入したかが重要になるのですが、投資資金を一度に投じてしまうと、購入直後に値段が上下し場合によっては後悔してしまうことも少なくはありません。この購入タイミングの見極めは経験豊富な投資家でも難しく、ましてや初心者であれば不可能に近いでしょう。

そのため購入タイミングで損をしないためにも積立型の投資信託を使って、購入タイミングを分散し投資することをおすすめします。積立型ではある期間を定めて、定期的に同じ商品同じ金額分、購入タイミングを分けて投資をすることにより時間を分散でき値動きによるリスクを軽減できるというものです。つまり、同じ商品を一定額分だけ買うということは価格が安い時には多く買え、高い時には少なくしか買えないということになり、これによって高い時に間違って大量に購入してしまうというリスクを軽減することができます。毎月数百円から積み立てることができるものも多く存在しますので上手に活用しましょう。初心者向けの

 

不適切な商品をすでに購入してしまったら

この記事を読んで、すでに不適切な商品を購入してしまったという方はできるだけ早く解約しましょう。途中解約してしまうと一時的に損をしてしまうことがほとんどですが、さらに損をする可能性がある商品を継続的に保有しつづけ長期保有をしたほうが、より大きな損失につながります。一度購入した投資信託を解約することは非常に心苦しいことではありますが、将来的に大きく損をするよりはマシと割り切って解約してください。そして前述しましたように手数料ができるだけ安く、さらに投資信託に慣れないうちは資産クラスを把握しやすいシンプルな商品に乗り換えることをお勧めします。

 

投資成功の鍵は徹底した情報収集とリスクヘッジ

投資信託に限らず、投資で成功するには徹底した情報収集と、常にリスクを想定したリスクヘッジが重要です。投資信託は運用をプロに委託することから心に隙ができてしまい安心して全てを他人任せにしてしまいます。すると自分では何も考えない、自分では何も情報収集しないということが起きてしまい、結果的に投資をコントロールできず投資に振り回されてしまうようになってしまうのです。

投資の世界では、100%儲かる絶対安全な投資というのは存在しません。経済情勢など予測することはできても100%的中させることは不可能な為、いつ如何なる時に投資先に大きな影響がでるのかわからないのです。一度に全ての投資資金を一箇所に投じてしまうと、何か良からぬことが起こった際に全ての資金を失ってしまうことになる場合もあるため、投資をコントロールし危険を察知・回避するためにも徹底した情報収集と分散投資でのリスクヘッジを心がけましょう。

 

ライタープロフィール

EL-LAB編集部

金融、経営コンサル、人材紹介、WEBメディア業界出身者が集まり、キャリアチェンジ(起業マニュアル/転職マニュアル)、ワークライフ(仕事人生の悩み)、マネーライフ(お金と人生の悩み)というテーマを軸に、各々の専門分野に特化した有益で信頼性の高い情報を発信。