転職に失敗したと思ったらどうすればいい?状況別の対処法

「転職に失敗した気がする。でも転職したばかりだからどうすればいいのか…。」

転職の失敗は人生にも響くので、できることならやり直したいですよね?大切な時間と労力、そして転職活動に関連する金銭的なリスクを負ってせっかく転職をしたのにもかかわらず失敗に終わるなんて、悔しさを通り越して悲しみが込み上げてきます。

転職に失敗してしまった場合、転職事後でも状況を改善することはできるのでしょうか?

今回は、転職に失敗したと思ったら今後どうすべきか?という点から、二度と転職で失敗しない必ず成功させる具体的な方法についてお伝えします。

転職に失敗したと後悔されているかた、失敗したけどなんとかしたいという方は、是非本記事をご一読ください。

転職に失敗したと思ったらどうしたらいいのか?

転職に失敗してしまったらどうすればいいのでしょうか?

転職が当たり前となった現代社会では、転職に失敗しないためのノウハウ関連情報が多く出回っていますが、それでも転職成功率が100%というわけにはいきません。「転職に失敗した…。」と思ったら今後どうすべきなのでしょうか?失敗の状況によっても対応は異なりますので以下より状況別に見ていきましょう。

転職先がブラック企業だった場合

「転職する前はアットホームな雰囲気の良い職場に感じたのに、いざ入社してみたら提示されていた条件とは違うし上司は平気でパワハラをしているしブラック企業だった…。」

求人広告に記載されている雇用条件の偽り, 面接時に条件を確認したにもかかわらず、いざ入社したら確認した条件よりも悪い条件に, パワハラが常態化している, 残業はほとんどないと言われて入社したのに2~3時間の残業も常態化している, など、転職した先の企業がブラック企業だったために転職が失敗してしまったという例は少なくありません。

もし、ご自身が転職した先がブラック企業だった場合、そのまま何もせず数年間耐え抜くには相当なストレスが伴います。ブラック企業の程度によっては、自身の健康に被害を及ぼすこともありますし、数年間にわたり悪条件で仕事をさせられるはめになるため、かなりの時間と労力を損します。あまりにもひどい場合は速やかに対処するのがいいでしょう。

速やかに退職し別企業に転職する

本来の転職活動といえば、転職活動期間の長期化リスクを軽減するために企業に在籍しながらの転職をおすすめしますが、もし転職先の企業に入社して数日または1週間程度でブラック企業と気づいたのであれば、速やかな退職そして転職をおすすめします。

といいますのも、入社数日程度であれば保険加入手続きが完了しておらず、早い段階で申しでることにより入社したこと自体をなかったことにできる可能性があります。保険加入完了までにかかる期間は入社初日に必要書類を提出してから早くて1~2週間、ながければ1ヶ月かかるというところもあるでしょう。

ただし、この手続き期間は各企業の対応スピードによって異なりますので前述はあくまで目安として捉えておいてください。部署などが存在しないような小規模零細企業であれば、一人が担当する業務種類・量から保険加入までの時間が長引く傾向にあります。

そして、退職が完了したらすぐにでも転職活動を開始しましょう。仕事をしていない期間が開けば開くほど転職は不利になります。本記事では、二度と失敗しない転職成功法も後述にてお伝えしていますので、是非参考にしてください。

外部専門機関に相談してみる

転職をして、ある程度期間が経過してからブラック企業と気づき、そのブラックの程度が自分や職場の同僚に危険が及ぶよう激しいものであれば外部専門機関に相談してみましょう。相談先は労働基準監督署が一般的ですが、それ以外に弁護士などへの相談も有効です。

ただし相談し、実際に動いてもらうには証拠が必要なため前述しました証拠を提示できるよう収集しておきましょう。

証拠となるものは、ブラック企業であることを第三者に説得力をもって説明できるようなものです。サービス残業ならタイムカードの打刻、長時間労働なら退社時間の記録、パワハラやモラハラであれば証拠となるような音声・動画データなどを収集しておくとトラブルがおきても第三者がブラックであるか判断できるため身を守ることができます。

以下は外部相談先専門機関の一例ですので参考にしてください。

相談窓口 概要
総合労働相談コーナー

(各都道府県労働局または労働基準監督署内)

解雇、雇止め、配置転換、賃金引き下げ、いじめ、嫌がらせ、パワハラなどのあらゆる分野の労働問題を対象とした相談窓口。
中央労働委員会 当事者間での労働問題解決が困難な場合に、各都道府県の労働委員会にて労働問題専門家によるトラブル解決サポートを受けられる。
法テラス 労働問題でのトラブル等の解決に役立つ法制度等の案内窓口。
みんなの人権110番

(全国共通人権相談ダイヤル)

差別や虐待、パワハラなどの様々な人権問題の相談を受け付ける窓口。
かいけつサポート「労働関係紛争」 労働関係紛争を扱うカウンセラー協会や社労士事務所等の案内窓口。

 

憧れていた仕事に転職したけどイメージと違い後悔してしまった場合

「憧れの仕事がみつかり、希望を抱いて転職したけど、やりたくない仕事までやらなきゃいけないし、お給料は安いし、拘束時間は長いし、イメージしていた感じと違った…。」

「隣の芝は青く見える」というように、ずっと憧れていた仕事、やりたいと思っていた仕事には綺麗な理想を抱いているため、いざ仕事に就いてみたら「イメージしていた内容と違った…。」というのもよくある話です。

イメージとのギャップは、仕事に対して憧れを抱いていれば抱いているほど開きがでて、転職前に「仕事だから嫌なことがあるのは当然」と覚悟していたつもりであっても、現実に耐えることができず「こんなはずじゃなかった…。」と後悔し転職の失敗を感じてしまいます。

後悔の念は時間が経過しても無くなることはありません。そのため後悔の念を持ったまま仕事をするのは、毎日が苦痛で仕方なくなるでしょうこのような場合は、転職せずとも、今の状況に対する自分の捉え方を変えるだけで後悔が消え、今後に希望をもつことができるようになります。

今の仕事のどんな部分に憧れを抱いて入社したのかを振り返る

今の仕事に入社したのは、今の仕事のどこかに憧れを抱いたからこそ入社したのだと思いますが、後悔ばかりで頭がいっぱいになっているときは当初の抱いていた思いを忘れてしまうものです。あこがれを抱く部分は人それぞれですが、多くはその仕事の華やかな部分、つまり活躍している部分にあこがれを抱くものであり、華やかであればあるほどその裏側は非常に厳しいものです。

第一線で活躍する職人業が良い例でしょう。職人の職へのこだわりや、他にはない唯一の技術、そしてその技術が評価されお金も稼げる、このように華やかな裏側では厳しい修行や修行に関連する実務などがあり、さらには認めてもらうまでに相当な時間がかかり、その修行期間中は厳しい反面お金はほとんど稼げないため、その厳しさから「なぜこの仕事に就いているのか」がわからなくなってしまうこともあります。

そんなとき当初抱いていた憧れを思いだすことにより、目標の姿が心の芯となり再び頑張ることができるようになるのです。

 

社風や職場の人間関係が合わず、転職に失敗したと感じた場合

「条件は最高だけど、いざ入社したらこれまで経験したことのない体育会系の社風で居心地が悪い…。」「職場の人間関係と相性が悪いせいか、誰とも仲良くなれず孤立してしまう…。」

社風や職場の人間関係は実際に入社してみないとわからないもの。そのため転職し条件がよくなったのは良いが、社風や職場の人間関係が合わないということで転職を後悔され失敗と感じる方も多いようです。

社風や職場の人間関係は、仕事を円滑にストレスなく進める上でも働く上で非常に重要な要素です。社風との相性や上司や同僚との相性、それらが原因で職場での過ごしづらさを感じている場合は、仕事に対するモチベーションはもちろん、最終的には出社意欲すらなくなり仕事自体が嫌になってしまいます。

今の職場に改善の余地があるかないか考えてみる

このような場合は、すぐの転職をおすすめすることはできません。転職を考えていい場合は、今の会社ではどうしても解決できないことがあるときのみと覚えておきましょう。もちろん社風の相性や人間関係の相性は誰にでもあることでどうしようもない場合もありますが、苦手な人は必ず一つの組織に一人は存在するものですし、完璧などありません。

社風や人間関係からのストレスを、「相性が悪い」こと言い訳にしていないかどうか今一度考えてみましょう。これら二つは同じ会社でも改善の余地があるものです。

これまでの経験から、本人が無意識に抱いている苦手意識が働き、理解・受け入れる前からブロックしているということも考えられ、いざ心を開いてみると、「なんてことなかった」ということも多いにあり得ます。

相性を理由に転職をすると、逃げとなってしまい次の職場でも同じような障害が必ず現れますので、転職回数を増やす前にじっくりと向き合い考えてみてください。

 

前の会社の方が良かったと後悔してしまった場合

「給料を上げたいと思って転職したけど、転職したら職場の雰囲気が悪くいづらいので、給料が低くても前の会社の方が良かった…。」

このように、現状をより良くしようと転職したにもかかわらず、条件以外の部分で居心地の悪さを感じてしまい転職が失敗してしまったと感じる人も少なくないようです。職場の雰囲気や居心地の良さは、見えない部分ではありますが、後悔の念を抱いたまま仕事をするのは大きなストレスの原因にもなりますので、改めて今回の転職を見直す必要があります。

転職の理由を振り返り、仕事に求めるものをはっきりさせる

転職での失敗は、転職をしたことによる後悔が元となりおこります。つまり後悔しなければ転職失敗とはならないのですが、後悔しないためには自分が仕事に求めるものをはっきりさせ、それによってぶれない軸を作ることがポイントとなります。

この軸は、本来転職前に固めておくものですが、後悔先に立たず。転職してしまったものは仕方がないので、転職をした事後でも改めて「自分は仕事に何を求めるのか」という軸を定めましょう。ぶれない軸を作ることにより、求めている条件が満たされていれば、その他が気にならなくなります。

 

転職失敗で転職後すぐの転職は職歴に傷がつくのか

転職後、失敗に気がつき多くの方が頭を抱えるのは「すぐに辞めたいけど、3年以内に辞めたら職歴に傷がついて転職しづらくなるって聞いたことがあるから我慢したほうがいいのか?でも3年は長いな…。」という部分です。実際、社会的には3年後転職が当たり前とされていますが実際はどうなのでしょうか?

短期間での転職の実情

3年後転職はケースバイケース

確かに、3年間一つの企業に在籍したという事実は企業が社会人を評価する一つの目安であるため転職で有利にはたらくことは間違いありません。

そのため、できれば3年間は1つの企業に在籍することをおすすめしますが、これはあくまでケースバイケースであり、3年間という期間は人生において決して短い期間ではなく、ましてや年齢を重ねれば重ねるにつれ1年の重さは増していきます。「3年間も在籍していたら40歳を超えてしまう」など、40歳を超えての転職も可能ではありますが、年齢により選択肢が減るのは言うまでもありません。

また、職場の状況により多大なるストレスを受け、自身の健康に被害がでるのであればその辺りも考慮する必要があります。

このように3年後の転職は、世間的に良しとされていますが、転職理由は千差万別で一人一人によって異なるためケースに応じた柔軟な対応が必要なため「必ず3年間は在籍しなければならない」というものではないことを理解しておきましょう。

 

短期間転職への評価は転職理由次第

前項にて「3年間の企業在籍は、社会人を判断する一つの目安」とお伝えしましたが、これはあくまで目安であるため、実際は企業の採用担当の考え方によって大きくことなります。採用は総合評価であるため、前職の在籍期間が短いからという理由だけで不採用となる決まりがあるわけではありませんし、今の日本社会は、組織を変革できる能力主義の傾向に変わってきているため、企業が求める能力を有しているのであれば在籍期間など大した問題ではなくなるでしょう。

しかし、そのような考えを持っていない企業が多いのが現実。在籍期間が短いことから、“逃げの転職”を想像し「この人を採用してもすぐに辞めてしまうかもしれない」というイメージを持たれることも十分にあります。企業は一人を採用するのに数十万から数百万のコストを支払いますので、できる限り不安要素を省くために慎重になるのは当然でしょう。

 

短期間での転職をカバーできる理由がある

短期間での転職をカバーしてくれる転職理由があります。その理由とは、「前企業ではどうしても解決できないことがあったという事実」です。つまり、短い期間での転職がどうしよもない、仕方のないことだったという事実を整理しておき、しっかりと伝えることで企業評価をカバーするのです。

例えば、「転職前に提示されていた求人条件と、転職後の条件に大きな差があり、交渉にすら応じてもらえなかった」や、ケースにもよりますが、「前職では上司によるハラスメント行為がひどかった為い続けることができなかった」など、自分の努力ではどうにもならない解決できない理由があり転職がやむを得なかったという場合、企業が抱くマイナスイメージをカバーできます。

しかし、前職だけでなくこれまでも職歴が全て短い転職期間であれば「本人に問題があるのでは?」と思われる可能性が高くなりますので注意しましょう。

 

二度と転職で失敗しないためには

一度転職を失敗すると、場合によっては転職がトラウマとなり次の職場探しがうまくできなくなってしまう、なんてこともありますが、働かないわけにはいかないため、次こそは失敗しない!という覚悟を持って再び転職に臨むしかありません。以下では、次の転職を必ず成功させる方法をお伝えしていますので、前回の転職では何が原因で失敗したのか、という点を明確にしつつ参考にしてください。

二度と転職で失敗しないための転職成功法

改めて転職理由・目的を振り返ってみる

転職理由や目的は、転職における仕事の軸となる部分です。これらが明確化されていることにより今本当に転職するべきなのか冷静に判断できるようになるばかりか、転職失敗の原因である転職前と転職後のイメージのズレを極力少なくすることができます。

転職失敗により、悩んでいるときは不安や不満が目立っているかもしれませんが、本来の転職理由・目的を思い出して、今一度転職失敗前に戻り仕事の軸となる理由と目的を思い出し明確にしてくだい。

 

希望条件の明確化する

前項での転職理由や目的は、軸を定めるためのものでありますが、目的にとらわれすぎても転職失敗を招く原因となります。そのため転職活動をする上で、転職最大の目的以外にも希望条件を具体的に決めることが非常に重要で、事後の対応でも簡単にお伝えしましたが、条件やイメージとのミスマッチによる後悔を防ぐためにも希望条件を明確に決め、転職最大の目的にとらわれすぎないバランスの良い求人条件を探すのがポイントです。特に明確化しておきたい項目は以下です。

条件項目
給与・待遇 ・年収400万円以上

・固定給+歩合給

・月間労働時間(残業等)など

経験・キャリア ・企画の仕事がやりたい

・営業のスキルをもっと伸ばしたい

・いままでのスキルや経験を生かしたい など

勤務地 ・通勤時間が自宅から30分以内

・自転車通勤OK

・駅から徒歩15分以内 など

その他制度・条件 ・育児支援制度あり

・年間休日120日以上

・自宅勤務OKなど

 

徹底した情報収集を行う

転職失敗前も十分にやられていたとは思いますが、情報収集は転職成功において非常に重要なので、改めて確認していきましょう。転職前にできる限り転職先企業の情報を取得しておくのがポイントです。

また、公開されている求人情報は信じすぎず参考程度にとどめ、希望転職先の実状はどうなのか?という点に対し徹底的に情報を取得しておければ、転職前と転職後のギャップは少なくなり後悔することがなくなります。

ギャップを少なくする以外にも、ポイントを押さえておけば、入社前にブラック企業かの見極めもできますので、以下ポイントを中心に情報収集を行ってください。

  • 転職先企業の事業内容と請け負っている案件

失敗例でも前述しましたが、転職先企業の事業内容や請け負っている案件を調べることにより、転職先もしくは転職先業界の労働傾向が見えてきます。労働傾向を分析することによって転職後、どれくらい働くことになるのかなどの大まかなイメージをすることができるようになります。

  • 転職先企業の評判

基本的に企業の表向きは好印象なるように取り繕っています。ホームページを確認しただけの良いイメージで入社してしまうと、入社前と入社後のギャップに嫌気がさしてしまい後悔することもあるので、事前に会社の評判を確認しておくことが必要です。最近では、その企業に勤めているまたは勤めていた社員が社内の雰囲気や、内状、組織体制や企業文化など様々な観点から口コミする口コミサイトが増えてきており事前に内状を把握することが可能になってきています。

  • 常に求人募集をしていないか

ブラック企業には社員の入れ替わりが激しいというのが特徴としてあるため、一年中常に求人募集をしているという特徴もあります。したがって求人広告を見た際に「この会社いつも求人募集しているな…」と思ったら、社員の入れ替わりが激しい、つまりブラック企業である可能性が高いということが予想できるのです。

企業によっても異なりますが、一般的に企業が求人を出す時期は、4月入社に向けての1月から3月、夏季ボーナス退社や後期10月入社に向けての7月から9月、冬季ボーナス退社に向けての10月から12月と言われています。これらすべてを通して1年中求人広告を出している場合は、注意したほうがいいでしょう。

  • 相場よりも給料が圧倒的に高くないか

通常求人募集条件での給料においては相場というものが存在するため、相場と同額かもしくは近い金額に給料が設定されています。そんな中で一般的な相場よりも給料が圧倒的に高額な場合は、何かあることを疑いましょう。会社評判が悪いことにより人が来ないという点から給料を良くして食いつきを良くしているのか、業務内容がきついために給料を良くしているのか、理由は様々ですが、給料が高いことにより良い内容は予想できません。給料の額面だけには囚われず「なぜ給料が高いのか?」を考えるようにしましょう。

また、年収や月収のモデルケースの範囲が異常に広いのも注意です。「月収20万円から80万円!」や「年収300万円から800万円」「頑張ればそれ以上も稼げます!」という会社は多くの場合、評価を厳しくし最高額に届かないようにしていたり、何かと理由をつけて最低額を下回るという例も実際にあります。

  • 応募基準が低い

「未経験歓迎」「年齢不問」「学歴不問」などの応募基準が低い場合は、誰でもいいと言っているようなものです。募集企業が誰でもいいと思って募集する場合は、社員の入れ替えが激しいと予想できます。このようなパターンでは給料が安いかつ仕事がきつい可能性が高いため基準が低いからといって飛びついては危険ということが言えます。

  • ビジョンを過剰に語っていないか

ブラック企業の求人では、募集者の士気を上げるようなビジョンを過剰に語っているパターンが非常に多くあります。社員の共感を呼び、精神論を語ることでハードな業務を社員にさせるのです。ビジョンを語ることが悪いわけではありませんが、社員の鼓舞を利用してハードな業務を社員に強いるという誘導はブラック企業が非常に得意なやり方です。

  • アットホームな職場という表現を使用しているか

ブラック企業は「社員全員が仲のいいアットホームな職場です」という表現を使用する傾向にあります。企業の外面を良くするためにも使いますが、募集者に安心感をもたせ入社を促すという目的で広く使用されています。アットホームを強調し、社員全員の笑顔集合写真が掲載されている場合は、注意しましょう。

  • 夜遅くまでオフィスが稼働していないか

候補に入っている職場を見に行くことが可能でしたら、職場の近くに一度行ってみて夜遅くまでオフィスが稼働していないかを確認してみましょう。募集要項にある定時または定時に近い時間で終了しているなら問題ありませんが、定時を終了しても長時間稼働しているようなら疑ってみましょう。見にいったタイミングが繁忙期ということもあり、そのせいでの残業という場合もあるため、時期をずらしてチェックすることもおすすめします。外からオフィスの窓をみて電気が遅くまで付いているようなオフィスは長時間労働・サービス残業を疑うことができます。

  • その企業に務める社員が疲れ切っていないか

オフィスの稼働時間をチェックする際、ついでに業務終了してオフィスから出てくる社員の様子や雰囲気も見ておきましょう。もし社員の様子や雰囲気が疲れ切っていたり、身だしなみがキチンと整っていないなどの場合はブラック企業であることを疑ってもいいかもしれません。ホワイトな企業であれば、業務が終了して疲れていたとしても社員の雰囲気はよく、身だしなみもキチンとしています。

  • 離職率が異常に高くないか

離職率とはその名の通り、労働者全体のうちその年に離職した労働者の割合を指し、平均は15%前後ですが高いものになると30%にも登ります。数ある業界の中でも宿泊・飲食サービス業の離職率が高いといわれており、平成28年厚生労働省雇用動向調査結果の概況では30%に達しています。

業界を見て注意することもできますが、やはり企業別に知りたいものです。しかし離職率を公にしている企業は少ないためほとんどの場合、目当て企業の離職率を知ることはできません。かといって面接で聞くわけにもいかないので、質問を変えて面接の場で「みなさん大体何年くらい勤めてらっしゃるのですか?」という勤続年数の質問をなげかけ、なんとなくの離職率を把握しましょう。勤続年数が短ければ短いほど離職率が高い傾向にあります。

  • 休日申請・有休消化がきちんとできるか

休日申請・有休消化のしやすさもブラック企業を判断するポイントとなります。ブラック企業では有給休暇制度が設けてあったとしても申請できる雰囲気ではなかったりで、結局消化できないという社員が多く存在します。そのため有休消化率がどれくらいなのかも判断材料にいれましょう。有休消化の程度や申請しやすさの雰囲気などは、口コミサイトによって調べることも可能です。

 

状況に応じた適正な対応が転職の失敗を挽回する鍵

いかがでしたでしょうか?転職で失敗したと感じてしまうと、どうしても「また転職か…。」と現状改善の方法を転職に設定してしまいがちですが、場合によっては逃げととられ再び就職することが困難となることもあるため、状況に応じた適正な対応を取ることが重要です。

転職を選んでいいのは、「今の会社ではどうしても解決できないことがあるときのみ」。これを理解し、今の自分の状況を改善するための最善策は本当に転職なのか?と疑い考え、状況に応じた対応をとりましょう。

 

ライタープロフィール

 EL-LAB編集部

金融、経営コンサル、人材紹介、WEBメディア業界出身者が集まり、キャリアチェンジ(起業マニュアル/転職マニュアル)、ワークライフ(仕事人生の悩み)、マネーライフ(お金と人生の悩み)というテーマを軸に、各々の専門分野に特化した有益で信頼性の高い情報を発信。