転職回数が多いと採用に不利?多くても問題ナシの転職成功法

「転職回数が多いと採用が不利になるの?」

転職回数が多いと採用されづらくなると言われていることから転職が不安になりますよね?

ひと昔前までは転職をすること自体が社会から否定的であったため、転職回数が1~2回と少ない回数でも不利となっていましたが、時代は変わり今では転職が当たり前となっていることから、企業が許容する転職者の転職回数の枠も広がっています。

しかし、このような社会背景があるにもかかわらず、今も転職回数が多いと採用に不利になると言われていますが、実際のところはどうなのでしょうか?常識の範囲内であれば問題なし、という想像はできますが正直漠然としているため具体的な回数を知りたいですし、実際に転職回数に対して企業はどのような印象を抱き、それはどの程度採用判定に影響するのか知りたいところです。また、すでに転職回数が多い場合でも転職を成功させることはできるのでしょうか?

今回は、採用に影響しない転職回数の範囲から、転職回数が多いとついつい考えてしまう転職回数の偽りについて、そして転職回数が多くても転職を成功させることができる方法についてお伝えします。

転職回数が多くてこれからの転職に不安を感じている方は是非本記事をご一読ください。

企業が許容する転職回数は?

転職回数の多い少ないの感覚は人によって様々ですが、転職者を受け入れる採用側が許容する転職回数は何回程度なのでしょうか?

結果からお伝えしますと、転職回数の許容範囲は各企業採用担当者の裁量によって異なるため、常識的な転職回数というのも特に決まっていません。た

転職サイト「リクナビNEXT」が行った企業の人事担当者に対する「転職回数は何回目から気になりますか?」というアンケート調査では、以下のような調査結果が出ました。

・1~2回まで気になる:10%

・3回目から気になる:40%

・2~5回目から気になる:28%

・気にならない:15%

さらには7~9回の転職でも、「転職回数が少なければ良いというわけでもない」「転職回数の妥当性が理由としてあるか」という意見もあり、意外と転職回数に対しては寛容な企業・採用担当が多いことがこの調査からわかります。

これらのことから3回未満の転職が妥当と言えますが、5回以上10回未満、またはそれ以上であっても選択肢は減るかもしれませんが、転職が不可能になるということはないようです。きちんと転職の理由を伝えることができれば、転職回数に理解してくれる企業も少なくはないようです。

 

転職回数が多くても問題なく転職を成功させるには

いくら寛容な企業・採用担当者が社会全体的に増えているといっても、なんの準備もせず面接に臨んでは「ただ転職回数の多い人」と見られるだけで、本来マイナスとならない企業であってもさすがにマイナスイメージを抱くでしょう。しっかりと事前に準備し、転職回数の多さをカバーするきちんとした理由があり、求められた能力や人柄の基準を満たしていれば、転職回数が多くても問題なく転職成功できますので、以下ポイントを押さえて転職成功に向け準備しましょう。

転職回数が多くても転職が成功するポイント【応募書類編】

職歴は偽らずに全て記載する

詳しくは改めて後述しますが、転職回数が多くても職歴は偽らずに全てを記載しましょう。転職回数を偽ることは経歴詐称となってしまいます。経歴詐称がバレる可能性は低いかもしれませんが、寛容な企業・採用担当が増えている中で、あえてリスクを取る必要はありません。転職後に職歴を偽って入社したことを本人が忘れてしまい、雑談の中で違和感を持たれ発覚するきっかけとなってしまうこともありますので、職歴は偽らずに全てを正直に記載しましょう。

回数が多すぎる場合は職務経歴書を工夫する

転職回数が多すぎる場合は、一社一社記載していくと職務経歴書一枚に収まらないことがあります。通常は年代順に職歴を記載しますが、多すぎると分かりづらく、結果的にどのようなことを経験してきたのかが不明確になってしまうため、職歴を業種別に分類して記載し、それぞれの業種経験から得た知識や能力なども分類して採用担当にストレスなく理解してもらえるような工夫を凝らしましょう。

職務経歴書を作成する際、多くの方が市販されている用紙や、ネットで無料ダウンロードできるフォーマットを利用し作成するため形式的となってしまい、形式に沿って作成した結果、内容が理解しづらいということもありますので、そこは柔軟に対応しパソコンでオリジナルの工夫を凝らしたものを作成してみましょう。伝えるべき項目が入っており伝わりやすく常識の範囲内であれば問題なく使用できますので、採用担当の目線に立ち、見やすく理解しやすいオリジナルの職務経歴書を作成してみてください。

 

転職回数が多くても転職が成功するポイント【面接編】

やむを得ない転職の場合は明確な転職理由を

転職回数が多い理由の中には、会社の業績不振や倒産, 体調不良, 家庭の事情等で、結果的に転職回数が増えてしまったというものもあるでしょう。これら理由での転職はマイナスイメージにはなりません。

マイナスイメージとなる転職理由は、本人に原因があるにもかかわらず、他人や環境など周囲のせいにして転職をしてくる、などの“逃げの転職”のみです。状況に言い訳をして転職回数を増やすような人間は企業からも望まれないのは当然でしょう。

しかし転職には、本人の意思ではどうにもならないことが原因で、転職を選択せざるを得ない状況というのがありますので、その際は理由を正直に伝えましょう。そしてやむを得ない理由が、体調不良や家庭の事情だった場合は「今は改善したので今後の業務への影響はない」ということを忘れずにしっかりと伝えてください。

 

キャリアアップが狙いなら一貫性のある転職理由を

キャリアアップが目的で転職回数が増えたのでしたら、キャリアビジョンを話して、キャリアビジョンに沿った一貫性のある計画的な転職であることを明確に伝えましょう。ただし、キャリアビジョンを伝えたことにより「この人は入社しても、また転職してしまう可能性がある」と思われてしまったらマイナスポイントとなってしまいます。

これまでの企業の勤続年数が3~5年と短くなければ、そこまでのマイナスイメージを与えませんが、1年や2年で辞めてしまっていたのであれば「またすぐに辞めてしまう」と思われてしまうので、「これからは長く勤めて御社に貢献していきたい」等のすぐに辞めないアピールを忘れずにしましょう。

 

ネガティブな理由はポジティブに言い換える

本当の転職理由が「給料が安かったから」「人間関係に不満があったから」という理由があっても、これらネガティブな理由は、採用側に強いマイナスイメージを与えます。企業が望むこれからの人材とは、困難に負けない組織を変革してくれる人材です。そこでネガティブな理由を伝えてしまうと、「この人は不満があれば環境のせいにしてすぐに辞める人間だ」と思われてしまう可能性があるので、本当の理由がネガティブな理由であっても、ポジティブに言い換えプラスのイメージを採用に与えましょう。

 

今後の働き方から自分の価値を最大限にアピールする

これはどんな状況の転職にも共通していえることですが、今後の働き方から自分の価値を最大限アピールしましょう。転職先企業で今後どんなことに挑戦していきたいか、前職ではなぜそれに挑戦することができなかったのか、その挑戦をすることで転職先企業にどのような価値を提供することができるのか、自分の持つ経験や能力をアピールし自分を売り込むようにアピールしてください。

 

転職回数が多い場合にやりがちな注意点とは

転職回数が多いと、転職に不利になるのでは?と不安になり、転職回数が多い方がついついやってしまうやってはいけないことというのがありますので、これからの転職に向けて以下記載の内容は絶対にやらないようにしましょう。

転職回数が多いからと言ってやってはいけないこと

職歴の偽りは“経歴詐称”となるので絶対にNG

転職回数が多い方の中には、履歴書に記載をする職歴を本来よりも減らして記載をする方もいるようですが、この行為はいわゆる“経歴詐称”です。会社側に経歴詐称がバレてしまう可能性は高くはないですが、場合によっては採用後に解雇扱いにもなりかねません。

ただし、経歴詐称で会社側が社員を解雇できるのは「重要な経歴」を詐称したときのみ。重要な経歴の詐称とは、経歴詐称をしたことにより、職務遂行に支障がでる、事業運営の秩序を乱すといった、「高度な信頼関係」を壊すこととなる場合、または仮に経歴詐称が事前に発覚していたら雇用しなかったといった場合に解雇の可能性が出てきます。

  • 企業が行う経歴調査の現状

つまり、採用に関係しないであろう職歴を削除して転職回数を本来よりも少なく見せ会社に申請したところで、採用の主旨に沿った職歴申請であれば、会社はそこまで細かく調べないので発覚しづらいということが言えます。ただし、直近(前職)の経歴は、年金手帳や雇用保険被保険者証、源泉徴収票や離職票から明確にわかりますので偽ることはできません。

企業による経歴調査や身元調査の実態は、大規模な企業であってもそこまで詳しく行っていない企業がほとんどということが言えます。細かい経歴など気にせず、面接や試用期間での判断で問題無しと評価されれば雇用継続となる対応を取る企業が多いというのが現状です。

  • 経歴詐称リスクを犯さなくても転職は十分可能

しかしこのような現状だからといっても、経歴を詐称すること自体が問題行為であるため転職回数が多いからという理由で、少なく見せるよう職歴を少なく申告する行為は決しておすすめはできません。前述しましたように転職回数に関して寛容な企業・採用担当も少なくなく、マイナスポイントとしない企業も意外と多いので妥当な転職理由を述べた上で、能力や人柄を最大限アピールしましょう。

 

転職回数の多さは必ずしも不利なるとは言えない

いかがでしたでしょうか。これまで日本企業では転職回数が多いというだけで、転職が不利になることが一般的でしたが、今では多い転職回数が「経験豊富」と見られ逆に有利に働くことがあります。外資系企業やベンチャー企業では、転職回数が多いのが常の業界ですし、一人が担当する業務の種類が複数あるなどで経験幅が多い方が重宝されます。

また、それら業界は実力主義であることが多いため、企業が求めるスキルを持っていれば転職すること可能です。

このように、多い転職回数は必ずしも不利になるというわけではないので、転職活動をする前から諦めずに、しっかりと準備し転職に取り組みましょう。

 

ライタープロフィール

EL-LAB編集部

金融、経営コンサル、人材紹介、WEBメディア業界出身者が集まり、キャリアチェンジ(起業マニュアル/転職マニュアル)、ワークライフ(仕事人生の悩み)、マネーライフ(お金と人生の悩み)というテーマを軸に、各々の専門分野に特化した有益で信頼性の高い情報を発信。