変わった仕事は本当にあるの?実在する変わった仕事と就職法

「変わった仕事って本当に存在するの?」

変わった仕事をやってみたいと思っても、一般的な求人ではあまり見かけないため中々仕事に就けませんよね?

変わった仕事に興味を持って調べても、噂はあれど実際の求人は多く出回っていないため、多くの情報は得られないこともありそ変わった仕事を目指せません。

噂程度でしか聞かない変わった仕事は、そもそも本当に存在する仕事なのでしょうか?本当に存在して就職ができるなら一度は体験してみたいもの。もしかするとその中から天職が見つかることもあるかもしれません。

今回は、現実に存在する変わった仕事のご紹介と、それらの変わった仕事に就職をする方法についてお伝えします。

変わった仕事に興味がある、または就職してみたいという方は、是非本記事をご一読ください。

変わった仕事は実在するのか?本当にある変わった仕事

「変わった仕事」とネットで検索すると、「変わった仕事○○選」や「珍しい仕事まとめ」など変わった仕事に関する情報がそれなりに出てきますが、これらで紹介されている仕事は実際に存在するものなのでしょうか。中には都市伝説的なものもあるため、にわかには信じられませんし、その仕事に就こうと思ってもルートが不明確であるため中々たどり着けません。

以下では、変わった仕事に就いてみたい方のために、数ある変わった仕事の中から実在するもののみを厳選し詳しくご紹介していますので、仕事選びの参考にしてください。

実在する変わった仕事と各仕事の就職法

初生雛鑑別師(しょせいひなかんべつし

変わった仕事の代表とも言えるのが、この“初生雛鑑別師(しょせいひなかんべつし)”。ひと昔前に噂となった「ヒヨコ選別の仕事」をご存知ないでしょうか?初生雛鑑別師とは、ヒヨコのオス・メスを分別する仕事であり、実際に存在する職業です。

卵からかえったばかりのヒヨコの性別差は非常に少なくオス・メスの区別が非常に難しいため、ヒヨコの性の選別が資格として存在しています。

性別の鑑定は、商業目的で選別されることが多く、選別後オスは販売用の鶏肉として、メスは販売用の鶏卵を生むためのニワトリとして肥育され、ヒヨコの段階で性別を分けることによって、それぞれに適した餌の与え方をするために、若いヒヨコの時点で性別を鑑定し選別します。

一時期、ヒヨコの性別を鑑定する機械もあったようですが、その機械での鑑定には時間がかかる、ヒヨコへの負担が大きい、精度が低い、製造業者が少ないという背景があり、今でも人の手で行われています。

ヒヨコとは通常ニワトリの雛を指しますが、実際の初生雛鑑別師の業務はニワトリの雛に限らず、七面鳥やアヒルなどの選別もするようです。

  • 会社員というよりも個人事業主としての働き方が一般的

初生雛鑑別師は、取引先から依頼を受けて孵化場に出向き選別を行うのですが、一つの企業に勤務するというよりは個人事業主として、個人的に依頼を受ける働き方が一般的なようです。日本国内には孵化場が少ないこともあり、国内での仕事数は多くないようですが、海外の孵化場では慢性的な人手不足であり、なおかつ初生雛鑑別の技術は日本発祥で特有な技術であることから、海外へ派遣されることが非常に多くあります。

  • 初生雛鑑定師になるには

初生雛鑑定師は、「公益社団法人 畜産技術協会」が管理する民間資格です。初生雛鑑別師になるには、畜産技術協会にて、初生雛鑑別養成所に入所し講習を受けます。講習の一環で、研修として国内の孵化場に受け入れてもらい実務をこなし技術を取得し、その後、予備考査試験・高等考査試験の2つの試験に合格することで初生雛鑑定師となれますが、養成所入所者でも予備考査試験に合格するのは60%程度、高等考査試験に合格するのは40%以下と、資格試験の中でも比較的高い難易度を伴います。

ただし、難易度が高いだけあり需要はあるため、海外では引く手数多で平均年収も500万円から600万円と数ある資格職の中でも稼げるメリットがあります。

資格概要

【初生雛鑑別養成所入所資格】

①25歳以下で高校卒業、または同等以上の資格のある者。

②身体強健で、視力1.0以上(矯正可)の者

【受験資格】

予備考査:鑑別師養成所初等科、補修科、特別研修科を修了した者。

▪高等考査:初等科または特別研修科(2ヶ月)を修了し、且つ予備試験に合格した者

海外斡旋鑑別師考査:高等鑑別師の登録を受けた者。

 

特殊清掃員(とくしゅせいそういん)

特殊清掃員(とくしゅせいそういん)とは、自殺や殺人現場、その他孤独死や事故死などで荒れてしまったマンションの一室などを原状回復する仕事です。人の死があった部屋はいわくつき物件として扱われ、それだけでも住み手が減りますが、ご遺体から発生する腐敗臭、腐敗によるシミ等がそのまま残るようでは本当に誰も住みつきませんし、近隣住民にも迷惑がかかります。そのような事態を回避するために、元の状態に戻す役割を担うのが特殊清掃員であり、あまり表にはでてこない仕事ですが非常に大切な仕事です。

一部では都市伝説的な扱いにもなっていますが、特殊清掃員は実際に存在する仕事です。特殊清掃は通常の清掃とは違い、清掃対象が人の死により流れでた血液や体液、腐敗痕、それに伴うハエやウジなど、通常の清掃では対応できない清掃をするため、専門的な知識や技術が必要となります。また、人によっては人の生死観を強く感じ、そこで亡くなった方の霊や念を感じてしまうなど、3K(きつい、汚い、危険)な仕事を代表する仕事といえるでしょう。

  • 特殊清掃・消臭・生前整理・遺品整理等を事業とした業者に勤めるのが一般的な働き方

特殊清掃員は、特殊清掃以外に消臭や生前整理、遺品整理、その他清掃業務を複合的に行っている企業に勤めて働くのが一般的です。現場の状況により業務内容は異なりますが、腐敗物処理や消臭、消毒、腐敗体液のついた汚染物回収、害虫駆除などが主な業務であり、場合によってはリフォームも行う場合もあります。

  • 特殊清掃員になるには

普段はあまり目にとまらないかもしれませんが、特殊清掃員の仕事は一般的な求人サイトや、求人広告紙で募集しているため、特別なルートが必要というわけではありません。「特殊清掃員+求人」で検索すれば、各社求人サイトが取り扱っている特殊清掃員募集の求人が数多くヒットしますので、興味がある方は覗いてみてください。

求人広告を見つけ応募し、採用されたら、この仕事に就くことができるので、入り口は決して複雑でないのですが、一時期メディア等で特殊清掃員が取り上げられた影響により、供給過多となり募集が少なくなっていたり、採用基準が厳しくなったりしている傾向にあるため、面接を受ければ誰彼構わず採用されるというわけではないようです。

また、過去では3K(きつい、汚い、危険)を代表する仕事であるだけ、担い手が少なく供給よりも需要があったため月給50万円〜60万円と非常に高給でしたが、今では前述の通り供給過多の影響もあり給料の相場も30万円前後に下がっているようです。

特殊清掃員になるための特別な資格や免許は必要ありませんが、機材や清掃用具等は自動車で運ぶため普通自動車免許は取得しておいたほうが採用に有利といえるでしょう。

 

家畜人工授精師(かちくじんこうじゅせいし)

家畜人工受精師(かちくじんこうじゅせいし)とは、その名の通り馬・牛・豚・綿羊など家畜の受精を人為的に行い、優秀な遺伝子を受け継ぐ子供を出産させる仕事です。

家畜の人工授精というと、前述の通りオスの精子を採取して、メスの子宮内に入れるというだけという単純なイメージを抱いてしまいますが、実際の人工授精に至る工程は決して単純なものではなく、実際の人工授精の手順を知ると多くの方が驚愕し、抵抗感を抱くようです。

牛の人工授精を例に挙げますと、①牛(メス)の肛門に腕を入れ、糞をかきだす,②そのまま直腸越しに繁殖器に触れ状態の良し悪しを確認,③繁殖器確認後、問題がなければ、直腸越しに子宮頸管を掴み固定し、オスの精液が装填された器具を挿入し子宮にて押し出す、が大まかな手順です。触れた際の感覚や器具挿入時に臓器を傷つけないようにする感覚など経験を積み重ねることが非常に重要といえるでしょう。

家畜人工授精師のお仕事は、家畜を人為的に授精させることにより、新しい品種の誕生やそれに伴う家畜のブランド化、それら家畜の安定した繁殖・繁殖を実現させるためになくてはならない仕事です。

  • 牧場や家畜保健衛生所などに勤めるのが一般的な働き方

家畜人工授精師は、牧場や家畜保健衛生所、市町村役所などの勤めるのが一般的です。多くは、牧場に勤務しますが、実際の業務内容は、家畜人工授精師の業務だけではなく、通常の牧場スタッフが行うような家畜の管理・飼育、環境の整備等、早朝から夕方まで働くため体力勝負な仕事です。

  • 家畜人工授精師になるには

家畜人工授精師は国家資格であるため、国家試験を合格しなければなれません。国家資格といっても難易度は比較的低く、受験資格も、“専門学校卒業”などの制限もないため取得しやすい資格といえます。家畜人工授精師養成講習会というのが各都道府県で実施されていますので、講習を受け勉強し受験すれば、問題なく合格できるでしょう。勉強期間も一ヶ月程度なので比較的気軽に挑戦できる資格です。

試験に合格すれば、晴れて家畜人工授精師として働けるわけですが、都道府県からの斡旋や一般求人で募集されているため、比較的職にも就きやすいといえるでしょう。「家畜人工授精師+求人」で検索すれば牧場が多いですが、数多くの求人情報がヒットします。稼げる額は企業によっても異なるため幅はありますが月給20万円から50万円である場合が多いようです。

 

発破技士(はっぱぎし)

発破技師(はっぱぎし)とは、採石場での岩石爆破や老朽化した建物の爆破など、ダイナマイトを使用した対象物の爆破作業を監督または実行する仕事を指します。

対象物を爆破する際は、対象物の大きさや硬度、立地条件等を考慮し、対象物周辺に影響が出ないようダイナマイトの量を計算、安全な爆破を実施するため危険で大きな責任が伴う仕事です。火薬を使用した解体や採石は、火薬に関する相応の知識と能力が必要不可欠なため、国家資格であり、試験を合格して資格を取得した人でなければ行えません。ただし、別資格で「火薬類取扱保安責任者」を取得している場合は、発破技師同様に、採石場での岩石爆破や老朽化した建物の爆破解体を実施することができます。

  • 土木建設会社に勤めるのが一般的な働き方

発破技師は、土木建設会社に勤めて働くのが一般的であり、対象物の発破に伴うせん孔(円筒状の穴をあけること)、装填、結線(配線)、点火、残薬点検、不発薬処理などを主な業務として行いますが、発破以外では、土木建設における通常業務も行います。

  • 発破技士になるには

前述しましたが、発破技士は国家資格なため国家試験を合格し資格を取得することが必須です。資格取得における難易度は比較的低いのですが、近年の掘削技術の発達や巨大土木建設案件が減っていることもあり、資格自体の需要が減っています。しかし大手ゼネコンで勤務する分には需要があり、資格手当もつきますので勤務先によっては持っておいて損のない資格です。

受験資格自体に制限はありませんが、免許申請時に以下を証明する書類が必要になるので人によっては制限があるともいえます。

【免許申請時必要書類】

①学校教育法による大学、高等専門学校、高等学校又は中等教育学校において、応用化学、採鉱学又は土木工学に関する学科を専攻して卒業した者で、その後3ヵ月以上発破の業務について実地修習を経た者。

②発破の補助作業の業務に6ヵ月以上従事した経験を有する者。

③発破実技講習を修了した者。

専門学校を卒業しなくても受験資格があるため、国家資格の中でも比較的難易度が低いといえるでしょう。

需要が少ないといっても求人はまだまだあります。「発破技士+求人」とネットで検索すればいくつかでてきますので、一般的な就職ルートで職に就くことが可能です。また、勤務先にもよりますが、月給25万円〜40万円程度稼げるのが一般的で、大手ゼネコンで勤務することができ、そこでキャリアを築けば月給80万円以上も目指すがことができます。

資格一本で食べていくという資格ではありませんが、土木建設系で変わった仕事がしたいのであれば、滅多に経験できない業務を経験することができるでしょう。

 

切手デザイナー(きってでざいなー)

切手デザイナー(きってでざいなー)の仕事は、超希少な仕事として一時期話題となった仕事です。切手だけでなくハガキやその他物品等のデザインや企画が主な仕事ですが、それ以外にも販促プロモーションや手紙文化再普及のための広報活動等も業務の一環です。

年間に発行される切手の種類は40種類前後であり、①企画,②デザイン,③図案の考証の順で切手が作成されます。作成したものに問題がなければ、入稿〜印刷〜発行となり、年間約5億枚もの切手が発行されます。

現存する切手デザイナーが日本に10名以下であることに加えて、日本郵便株式会社のみの職業、募集枠が非常に少ない、そして切手が有価証券であることから、限られたインク、限られた枠内での精密なデザインが求められるため、通常のデザインよりも難易度が高いことから超希少な仕事と言われています。

  • 日本郵便株式会社に勤務するのが切手デザイナーの働き方

前述しましたように、切手デザイナーの仕事は日本郵便株式会社内での職業であるため、切手デザイナーになると同時に日本郵便株式会社の社員となることになります。勤務地は、日本郵便株式会社の本社地である東京都千代田区霞ヶ関に勤務することとなるようです。

  • 切手デザイナーになるには

前述しましたように、切手デザイナーの募集枠は非常に少なく希です。募集がかけれらるタイミングは定期ではなく欠員または増員時のみ。

また、前回の応募資格では「美術大学または専門学校卒業者かつ、コンピュータを使ったデザインの専門知識を持ち3年以上の実務経験を有する者」、そして、これまでのポートフォリオやレポートの提出、実技試験や面接等もあるため非常にハードルが高い仕事といえます。

ただし、タイミングが合い仕事に就くことができれば自分のデザインが日本中、世界中に広まることとなるため非常に大きな充実感や達成感が得られるでしょう。

 

変わった仕事をすると人生の幅が広がる

いかがでしたでしょうか?これまでお伝えしてきましたように変わった仕事は実在しますし、変わっていても、見えないところで我々の生活を支える無くてはならない仕事であることがわかります。また、変わった仕事は、一般的な認知度が低いせいもあってか、成り手が少ない傾向にあるため需要があり、それに比例するように平均収入も高めであり儲かることがわかりました。

変わった仕事をすることは情報の幅が広がるため、同時に価値観の幅も広がります。するとより大きな視点から物事を捉えられるようになるため、人生の幅も広がり、自分の人生により良い結果をもたらします。人生は一度きりなので後悔しないよう好きな仕事で稼ぎつつ、人生の幅を広げ充実した時間を過ごしましょう。

 

ライタープロフィール

EL-LAB編集部

金融、経営コンサル、人材紹介、WEBメディア業界出身者が集まり、キャリアチェンジ(起業マニュアル/転職マニュアル)、ワークライフ(仕事人生の悩み)、マネーライフ(お金と人生の悩み)というテーマを軸に、各々の専門分野に特化した有益で信頼性の高い情報を発信。