ヘッドハンティング転職でも失敗する!?失敗の理由と注意点

ヘッドハンティング転職は、好条件を提示されることが多いため、評価されている感じがして嬉しい気持ちになりませんか?

普段勤めている会社よりも高い給料、または高いポジションを用意してくれる、労働環境が整っているためストレスなく働ける、など、ヘッドハンティングによる転職は第三者に自分の実力を高く評価してもらえて、なおかつ待遇がよくなるなど非常に魅力的に感じるため、通常は転職するにあたり失敗することを考えません。しかし、一見成功しかなさそうなヘッドハンティング転職でも実は失敗する事があるのです。

ヘッドハンティング転職では、どのような点で失敗するのでしょうか?また、どうすれば失敗しないで転職を完了させることができるのでしょうか?

今回は、失敗する理由と成功させるために注意すべき点についてお伝えします。

ヘッドハンティングによる転職を検討中の方、または転職される方は失敗しないためにも是非本記事をご一読ください。

なぜヘッドハンティング転職でも失敗するのか?

一見、成功しかしなさそうなヘッドハンティング転職で、なぜ失敗してしまうのでしょうか?

その理由は、ヘッドハンティング転職という言葉に対して抱く転職者の過剰な期待によるものでした。より詳しくその理由を見て行きましょう。

ヘッドハンティング転職で失敗する理由

スカウト時の話と転職後の現実にはギャップがある

ヘッドハンティング案件、そしてヘッドハンティングを謳った案件は基本的に条件が魅力的です。転職エージェントやスカウトマンも対象者に転職してもらわなければ報酬が発生しないため、対象者を転職させようと案件をより魅力的に見せようとプレゼンしてきます。そのため話を聞いているうちに案件に対して大きな期待をしてしまい、期待しすぎて転職後の現実にギャップを感じて後悔してしまうことがあるのです。

本当のヘッドハンティング案件であればほとんどが好条件ですが、ヘッドハンティングを謳ったただの引き抜きであれば、よりスカウト時の話と転職後のギャップが大きくなります。ヘッドハンティングという言葉の魅力を巧みに利用した普通の引き抜きは横行していますので、ヘッドハンティングの話には良い話ばかりではないことを理解しておき、疑いの目を持つようにしましょう。

 

転職後のプレッシャーが大きい

そもそも、ヘッドハンティングによる転職がどうして好条件なのかという点ですが、それは当然提示された報酬額分の仕事を企業から期待されているからです。つまり企業から年間1,000万円の報酬額を提示されたら1,000万円以上の仕事を期待されているということになります。そのため高待遇であれば高待遇であるだけ転職後にかけられる期待の大きさというのをあらかじめ理解しておきましょう。

ヘッドハンティングによって好条件での転職に成功したは良いが、転職後のプレッシャーによって数ヶ月で退職してしまうという事例もあるため、ヘッドハンティングの話を受ける際は、条件のみに踊らされ中途半端な覚悟で臨むのではなく確かな覚悟で臨むことを心かける必要があるのです。

 

好条件になびいて抜け駆けするという罪悪感が後悔につながる

ヘッドハンティングによる転職先は同業または競合他社である場合もあるため、好条件になびき抜け駆けするような罪悪感が迷いを生み出します。「今までお世話になった企業を去るのは裏切りじゃないのか?」、ヘッドハンティングに限らず転職する際に多くの方が抱く感情ですが、転職が当たり前になってきた日本でも未だにこのような感情を転職時に抱く方は多いようです。

特に一般社員の転職ではなく、企業の重要な情報を握っている役員や幹部クラスの転職ともなると、罪悪感はより大きなものとなり、ヘッドハンティング転職への迷いや後悔を強くします。

 

ヘッドハンティングによる転職では何が得られるのか

通常の転職に案件での良し悪しがあるように、ヘッドハンティング案件もピンキリです。本来のヘッドハンティングとは前述しましたように企業の経営に影響を与えるような役員・幹部クラスを対象に行われます。そのためは上層部の動きによって競合他社に事業や企業の戦略が伝わってしまうなどの理由があり、ヘッドハンティングでは求人広告や求人サイトに公開され表に出るような公開案件ではなく、非公開求人という形で転職エージェントに依頼を出します。これらは年収1,000万円前後の案件がほとんどで、なおかつ転職したとしても役員・幹部クラスからのスタートとなるため、基本的に悪い話はありません。

 

ヘッドハンティング転職で失敗しないためには

それでは、ヘッドハンティングによる転職で失敗しないためにはどうすればいいのでしょうか?前述にてお伝えしました、ヘッドハンティング転職の失敗の理由を前提として、主にどのような点に注意する必要があるのかを確認しておきましょう。

ヘッドハンティング転職で失敗しないための注意点

ヘッドハンティングを謳う“アームハンティング”には注意

基本的に本来のヘッドハンティングに悪い話はありませんが、ヘッドハンティングを受けたからといって全ての案件に飛び込んではいけません。案件の中にはヘッドハンティング案件と謳い対象者の気を良くして転職させる事例もあります。ヘッドハンティングというワードを投げかけられると、人は自分の実力を他社に認められたと感じてしまい気を良くしてしまう傾向にあります。そこで気を良くしてしまうゆえ雇用条件をあやふやにしてしまい、条件よりも転職後の将来性に期待してしまう人が多く存在するのです。つまり、転職エージェントやスカウトマンのうまい話に転がされてしまい就ける役職と企業の将来性に意識が向いて、報酬額を気にせず話をしないまま転職してしまうということが現実にあるのです。このような場合転職してしまうと、思っていたよりも報酬額が少ない、やりたいと思っていた仕事をやらせてもらえないなど想定していた条件よりも数段劣る条件で転職することになるため転職後に後悔することになります。

 

ヘッドハンティング転職をより確かなものにするために

転職前までに雇用条件は納得するまで決めておく

前項のようなヘッドハンティングを謳ったアームハンティングに引っかからないようにするため、まずはヘッドハンティングというワードだけになびかず、ヘッドハンティングされたとしても舞い上がりすぎないようにのらないように気をつけましょう。ヘッドハンティングといえども転職は転職。現職よりも何かしらの条件が良くならない限りは転職をする意味がありません。すべての条件が良くなるということは稀なため、基本的には何かの条件を優先して何かの条件を妥協するという選別が必要になります。そのため正常な判断をするためにもヘッドハンティングというワードになびいて気を良くしすぎないように心がけましょう。

そして、雇用条件は納得するまで必ず転職前までに細かく決めておきましょう。一度企業と雇用契約を結んでしまうと簡単に覆すことはできません。ましてや転職エージェントやスカウトマンに○○と言われたなどと後から言っても口約束でしかないため何も変えることはできないのです。そのため雇用契約を結ぶ転職前までには、特に報酬額を中心に細かく雇用条件を決めてしまいましょう。

 

 企業にとって不利益な行為をしなければ職業の選択は自由

ヘッドハンティング案件には同業または競合他社からの勧誘もあるため、ヘッドハンティングを受けたという嬉しい事実の反面、これまで過ごしてきた企業を抜ける罪悪感、そして場合によっては敵に寝返ることに似た罪悪感が伴います。

しかし我々には「職業選択の自由」という権利があるためヘッドハンティングによる転職をしてはいけないという決まりはありません。ですが多くの企業が「退職後同業他社への転職は2年間禁止」や「競合他社への転職は禁止」などの規定を設けていますが、これはあくまで企業にとって不利益になるような情報を漏洩しないための対策です。

ヘッドハンティングに限らず転職すべてに当てはまりますが、転職前企業での顧客リストを持ち出し転職後企業で利用したり、転職前企業の経営が傾くような情報を転職後企業に流したり、などの行為は損害賠償の対象となる可能性もありますので絶対に行わないようにしましょう。

以上に気をつければヘッドハンティングによる転職は素晴らしいものなので、良いきっかけとして前向きに捉え、そして失敗しないよう注意して転職を成功させてください。

 

ライタープロフィール

EL-LAB編集部

金融、経営コンサル、人材紹介、WEBメディア業界出身者が集まり、キャリアチェンジ(起業マニュアル/転職マニュアル)、ワークライフ(仕事人生の悩み)、マネーライフ(お金と人生の悩み)というテーマを軸に、各々の専門分野に特化した有益で信頼性の高い情報を発信。