仕事で評価されない?評価されない理由とされるための方法

「仕事で評価されない…。こんなに頑張っているのになぜ評価されないの?」

思ったように評価が上がらないと感じたことはありませんか?真面目に仕事に取り組む会社員にとって仕事で評価されないというのは非常に切実な悩みです。「上司の指示通りに仕事をしているのに…」「成績も悪いわけではないのに…」、「後から入ってきたヘラヘラしているやつの方が先に昇給した…」など評価をされないといっても様々なパターンがあります。

一体なぜ自分は評価されないのでしょうか?

今回は評価されない理由と、評価に直結する会社の評価制度理解、評価されない人とされる人との違い、そしてこのような場合は転職すべきなのか残って改善すべきかパターン別の行動選択についてお伝えします。

なぜ仕事で評価されないのか?

仕事で評価をされない理由は一つではありません。上司との関係性や上司とのすれ違い、能力の過大評価、それ以外も会社の評価制度を無視していたり、成長と共に評価基準が厳しくなっているなど様々あります。「仕事で評価されない」こと自体一見悪いように見えますが、実は中には良い理由も存在するのです。それでは仕事で評価されない理由を見ていきましょう。

仕事で評価されない理由

上司からの指示を正しく理解していない

「上司の指示通りに仕事をしているのに評価されない」と感じたことはありませんか?仕事で評価されない理由の一つに、「上司からの指示を正しく理解していない」というものがあります。

入社したてで、業界の知識や経験が少ないために指示が正しく理解できない、または上司の説明の仕方が自分に合わないなど、上司の指示をきちんと理解せず、ズレたまま仕事をしてしまうと本人は指示通りに仕事をしているつもりでも上司から見たら「指示通りに仕事をしてくれない」という見方になってしまうためいくら頑張っても評価されません。

 

職場から孤立している

職場の中で孤立しているなど、周囲とのコミュニケーションが取れていないというのも評価されない理由の一つです。このような場合、同僚とのコミュニケーションだけでなく上司とのコミュニケーションもとれない方が多いため、上司は当人を理解することが困難になり業務以外の部分の評価をすることができなくなります。すると仕事はきちんとこなしているにもかかわらず思ったような評価を得ることができないと感じるのです。

 

周囲に協力しない

仕事で得られる評価は業務の成果・成績だけではなく人間性も見られます。本来自分が担当すべき業務以外の仕事を頼まれた際にすべて断ったりしていませんか?会社での仕事は一人で行っているわけではありません。自分の業務と関係がないからといって全く周囲の同僚や部下または上司に協力しないのは、「協調性がない人間」と見られ、例え自身に振り当てられた業務がしっかりできていたとしても組織の中では評価されにくくなるのです。

 

自分の能力を過大評価している

自分の能力を無意識に過大評価している場合も、評価されないと感じる理由の一つです。仕事の評価は自分自身で下すものではありません。周囲から当人を見たときの評価が、自身の評価です。もし仕事にも積極的で成績も出していて、周囲との協調性もあって会社員として完璧なはずという思いがある場合は自分自身の能力を過大評価しているかもしれません。仮にそのような能力や人間性を本当に持ち合わせていたならば評価されないはずがないのです。

評価されていないということは、会社側にも不足の点があるかもしれませんが、自分にも見直す点があるかもしれないので、その場合は客観的視点をもって自身を見つめ直す必要があります。

 

常に受身で積極性が足りない

「上司の指示通り仕事をしているのに評価されない」と感じている場合は、もしかすると「積極性が足りない」と思われているかもしれません。会社が求めている人材は、「言うことを聞いてくれる人間」ではなく「主体性を持った積極性のある人間」です。だからと言って上司の言うことを全く聞かなくていいと言っているわけではありません。上司からの指示を受け業務をこなしつつ最善の方法があれば、会社をより良くするために意見・提案するといった姿勢も評価の上では重要になってきます。

指示通りに仕事しているのに評価されないと感じている方は「自分は受身だけ指示待ち人間になっていないだろうか?」という質問を自身に投げかけてみてください。

 

報連相が少ない

報告・連絡・相談などが少ない、または無いことも評価されないポイントの一つです。頼まれた仕事は終わらせればそれでいいわけではありません。上司は部下を管理する義務・責任があり、常に部下の業務の進捗状況や、ミスがないかなどの連絡、仕事で間違った方向にいかないための相談を受け付けています。これがないと上司は部下を管理することができず、部下が今何をやっているかわからない、またミスが起きたとき責任を取ることができないという自体に陥ってしまいます。

このような状態では、評価することなどできません。

 

期待されている

「仕事で評価されない」というのは悪いことだけではありません。上司から期待されている場合も評価されないと感じる理由の一つです。部下の成長がみられれば、更なる成長に期待し上司は質の高い仕事を回してきます。それに伴い評価基準のハードルも上がるため今まで通り同じようにやっていたとしても、「なかなか評価されない」と感じてしますのです。

 

仕事で評価されないなら評価制度を改めて理解

仕事で評価されない理由は前述した通り様々な理由がありました。このまま評価されるように改善したいところですが、そもそもあなたは自社の評価制度を明確に把握しているでしょうか?意外と自社の評価制度や評価基準をきちんと把握せずに仕事をしている方は多いようです。とりあえず成績を出せば評価が上がると思ったら大間違い。企業によって人事評価の方針はそれぞれ違いがあるため自社の評価制度を把握しておくことは非常に重要なのです。

それでは会社の評価制度を把握し理解するためにも評価制度について詳しく見ていきましょう。

評価制度の目的

そもそも評価制度とはどのような目的があって設けられているのかご存知でしょうか?多くの方には、「すべての社員にとって公平に賃金や賞与を反映させるため」という認識があるようですが間違いではありません。しかし実はそれだけではないのです。評価制度には社員に会社の理念や方針を浸透させ会社の、そして社員一人一人の目標を明確化し社員の成長を促進するという役割もあります。したがって会社は社員に一貫性を持たせるという意味でも評価制度を設けているのです。

 

評価制度の種類

人事評価制度にはいくつかの種類が存在し、企業によってどの評価制度を採用しているかは様々です。自社の評価制度を詳しく知ることは出世の攻略法を知るようなもの。ここでは主に日本企業で採用されている評価制度をご紹介しますので、自社でどのような評価制度を採用しているのか改めて確認しましょう。

年功評価

年功評価とは、個人の能力や業績は関係なく、年齢や勤続年数をもとに評価結果を導き出す評価制度です。非常にシンプルな評価基準ということもあり多くの日本企業に長く採用されてきましたが、年齢や勤続年数さえ重ねれば評価がアップするという特性から、仕事への積極性を欠いてしまう評価制度ということもあり、近年では減少傾向にあります。

 

情意評価

情意評価とは、社員の勤怠、仕事への積極性などで結果を導く評価制度です。それ以外にも評価の要素として規律性・積極性・責任性・協調性・自己管理などが含まれます。これらは社会人の基礎として持っていて当然の要素という考え方が情意評価の基となっているため、勤務年数を重ね昇進・昇格をすればするほど情意評価の占める割合は減っていきます。したがって新入社員への評価制度として採用される事例が多くあります。

 

能力評価

能力評価とは、その名の通り従業員の能力(職務遂行力)を対象に結果を導く評価制度です。能力評価は、判断力・指導力・専門知識・理解力・チームワークなどの要素で評価されます。これらの要素をもって公平な評価を実現するには、「判断力とは」といった明確な定義や規定を定める必要があり、これらは企業によって様々なため、能力評価を採用している企業の場合は評価要素の確認をし評価制度を理解する必要があります。

 

業績評価

業績評価とは、業務の達成度を成績として評価する評価制度です。会社や業種により評価基準は様々ですが、基本的には評価項目、基準を明確化しそれにあてはめて評価するため誰が評価しても結果は同じになります。営業職がわかりやすい例で、個人やチームの売上金額や契約数によって評価が変動したりしますが、これは業績評価によるものです。

 

コンピテンシー評価

コンピテンシーとは、「高業績者の行動特性」などと訳されることが多いですが、コンピテンシー評価を平たく言えば業務遂行能力の高い社員をモデルにし、その社員の行動特性を評価基準や項目に設定するというものです。業績アップや社員の能力開発、成長促進などのメリットがあることから近年では日本企業でも多く採用されています。

 

評価制度の注意点

評価制度を理解し、その上で仕事をする際に覚悟しなければいけないことが1点あります。それは「どんなに完璧な人事評価制度でも評価するのは人間」だということです。人事評価を行う者(管理職者)には社員に対し正しく公平な評価を行うために、通常、評価者研修というものが実施されます。しかしどんなに公平な評価判断を求めても評価する側も同じ人間。そこには主観や私情が入ることがあるため、評価者との相性によって評価が上下することもあるのです。

 

仕事で評価されないなら評価される人の特徴を学ぶ

仕事で評価されている人は共通の特徴を持っています。自社の人事評価制度をしっかりと理解した上で評価されている人の特徴を知り真似すれば徐々に評価はあがるはずです。したがって自社で評価されている人間を参考にするのが最もいい手本になるのですが、なかなか何もないところから分析するのは難しいと思いますので以下に評価される人の特徴をまとめました。自社で評価されている人間と以下の特徴を照らし合せてみて自身の評価向上に役立ててみてください。

仕事で評価される人の特徴

簡潔でわかりやすい説明をする

評価をされる人間は、上司に説明や報告をする際結論のみを話すもしくは結論から話します。基本的に上司が抱えている業務量は多く他の部下も管理しているため、だらだらと過程や努力、言い訳を聞きたいわけではありません。まず結論から話し、聞かれたら過程等を話すようにしましょう。

 

自己を客観視できる

評価される人間は、自分を正しく客観視でき分析することができます。これにより自身の強みや弱みを自分で把握することができ自己を高めることができるのです。このような考え方や視点を持てると評価されなかった場合、周囲のせいにするのではなく「なぜ自分は評価されなかったのか?」を考え改善し成長することができるのです。この行動が将来の評価へ繋がります。

 

報・連・相を怠らない

会社員にとって報告・連絡・相談は基本中の基本です。しかし、勤務年数が長くなれば長くなるほど疎かになりがちで「これくらいは報告するまでもないな」と勝手な判断をしてしまいます。ですが評価される人間は、常に報告・連絡・相談を怠りません。徹底することは上司からの信頼にも繋がるため非常に重要なのです。

 

積極的な行動

評価される人間は常に受身ではありません。上司からの指示を受けつつも常に最善を考え、より良いもの、もしくはより良い提案を積極的に行います。これが上司にとって仕事への積極性を感じるポイントとなり評価に繋がるのです。提案に合っているも間違っているも関係ありません。上司の指示は上司が経験した中での最善で、時が経つにつれ最善が変わっていることも多数あるので仕事を想って提案をすることが非常に重要なポイントと成ります。

 

期限を徹底して守る

仕事で評価される最も基本的で大切なことは「期限を守る」ことです。仕事の期限ももちろんですが、仕事で評価される人間は、その他の提出物の期限も徹底して守ります。期限を徹底して守ることで「約束を必ず守る人間」という良いレッテルを貼られることになるため上司から信頼も厚くなり、さらに大きな仕事を任されるようになるため評価があがり昇進・昇格に繋がるのです。

 

人を褒めるのが上手い

評価が高い人は、人を褒めるのが上手く周囲のモチベーションを上げることができます。多くの人間は褒めて欲しいとは思いますが人をわざわざ褒めようとは思いません。人を上手に褒める能力は管理職には欠かせない能力。このスキルを持っていることにより職場から信頼も厚く上司からの期待値も上がり高い評価に繋がるのです。

 

仕事で評価されない時のパターン別行動選択

仕事で評価されないのは、全てが自分自身だけのせいではありません。場合によっては転職し別の職場に移った方がいいという場合もあります。それではどのような場合が転職でどのような場合が辞めないで改善した方がいいのでしょうか?

転職した方がいい場合

転職をした方がいい場合とは、自分が改善しようがしまいが関係なく評価側に問題がある場合です。評価側に問題があるとすればいかに努力したところで評価があがることはありません。本来そのようなことはあってはならないのですが、残念ながらあるのが現実です。このような場合は、その職場に固執するのは時間の無駄で出来る限り早めの転職をおすすめします。自分自身に評価されるはずの実力があるのであれば次の職場ではより良い待遇を受けることができるでしょう。

明らかに周囲に悪点がある

上司との相性が悪く、なおかつ自分にまったく非がない場合は転職をおすすめします。上司からの指示や説明に関する言葉が理解しづらい、生理的に一緒にいるのが難しいなどあなたが感じていることは上司も同じように感じているのです。前述しました通りどんなに完璧な評価制度があったとしても評価するのは人間でそこには必ず私情が入ります。例えば、まったく同じ成績の人間が2人いたとして、片方はとても好きな人間、もう片方は嫌いな人間だとすると、ほとんどの場合、同じ評価になることはないのです。

人間の相性は拭えない部分もあるため、そこを改善しようと努力してストレスを溜めるよりは転職をして新しい環境に身を移したほうがより良い結果が現れるでしょう。社会人として実力があるのであれば次の職場で評価される可能性は高いといえます。

 

辞めないで改善したほうがいい場合

辞めないで改善したほうがいい場合とは、自分に何かしらの問題があり、自身が改善すれば評価が上がる場合です。実は正当な評価を受けていないと感じている場合、原因は自分自身にあることが多いのです。以下の点を参考に自分の行動や仕事に対する姿勢はどうだったかを見つめ直してみましょう。

自分自身に悪点がある

自分自身に悪点があり評価をしてもらえない場合は、退職せずにそのままの会社で改善することを全力でおすすめします。そもそも会社から与えられる評価とは社員それぞれの価値です。企業により評価制度や雇用条件は様々ありますが、基本的にはA社での評価はB社でもほとんど同じような評価になります。したがって自分に原因があるにも関わらず転職をしても、また同じように評価をしてもらえないという壁にぶちあたるのです。

稀に転職先の企業でものすごい評価をされ年収が倍になったなどの話を聞きますが、それは特別な例で転職者に評価されるだけの実力があったからです。

自分自身に悪点がある場合は、既存の会社に残り、自分を理解してくれている上司に自分の悪点を確認し改善したほうが、早く評価を上げることができます。「なぜ評価してもらえないのですが?」と聞くよりも「どうすれば良い評価をもらえますか?」と聞くと積極性も感じ取れ、上司からも注目されるため評価アップの近道になるのです。

 

仕事で評価されないなら原因を見極め正しい対処を

「仕事で評価されない」というのは自分自身に問題がある場合と評価者に問題がある場合があります。これを機に普段の自分を見直してみましょう。自分自身に問題があるにもかかわらず勘違いをして転職をしてしまうと転職先でも同じ壁にぶつかることになります。すると転職が無駄になってしまうので、評価されないと感じたら「何が原因で評価されていないのか?」を考えてみましょう。自分を客観視することが難しい場合は、上司に直接聞くのもおすすめで、何が原因か教えてくれます。この機会に自分と向き合い納得のいく評価を手に入れましょう。

 

ライタープロフィール

EL-LAB編集部

金融、経営コンサル、人材紹介、WEBメディア業界出身者が集まり、キャリアチェンジ(起業マニュアル/転職マニュアル)、ワークライフ(仕事人生の悩み)、マネーライフ(お金と人生の悩み)というテーマを軸に、各々の専門分野に特化した有益で信頼性の高い情報を発信。