仕事が合わないと感じたら!辞めるか続けるかが決断できる完全ガイド

「今の仕事が合わない…」このように感じる時は、様々な思考や感情が渦巻いて辞めて転職するのが正解なのか、はたまたこのまま我慢して今の仕事を継続するのが自分の未来にとって正解なのか非常に悩むポイントだと思います。

このような場合、相談すると相手によって、「もう少し頑張って続けてみたら?」という返答や「今の仕事が合わないのだったらすぐ辞めて他に転職したほうがいいよ」など違った答えが返ってきますが、これらは一般的な答えであって、相談者にとっての正解ではありません。「仕事が合わない」と感じるにはきちんとした原因があり、その原因や置かれている状況を整理することにより、辞めて転職活動を始めるのが正解なのか、覚悟を決めて継続するのが正解なのかを適正に判断することができるようになるのです。

今回は、「仕事が合わない」と感じる原因から、仕事を辞めるか続けるかを適正に判断するための判断基準、3年以内で辞めることはリスクになるのか、また退職することは悪いことなのかについてお伝えします。

なぜ「仕事が合わない」と感じるのか

「仕事が合わない」と感じている人の多くは、日々のストレスから、「なんとなく感じている」という方がほとんどで、実ははっきりと「なぜ仕事が合わないと感じているのか?」という原因を理解できていない傾向にあります。原因を整理し理解することは、今後仕事を辞めて転職するのか、または覚悟を決めて仕事を継続するのかといった判断に深く関わってくるため、明確化しておく必要があるのです。仕事が合わないと感じる主な原因を以下にまとめました。

①業務に対する適正が感じられない

②成果がでない

③職場の雰囲気や労働状況などの職場環境が合わない

④会社の方針や価値観などが自分とは合わない

⑤職場の人間関係が合わない

⑥会社に勤めていて得られる経験や知識が無駄に感じる

⑦他にやりたい仕事がある

それでは一つずつ確認していきましょう。

「仕事が合わない」と感じる原因

     ①業務に対する適性が感じられない

仕事が合わないと感じる原因の中で多いのが「業務に対する適性」です。人間には必ず得意不得意というものが存在し、それを的確に活かすため適材適所という考え方があります。

営業職、事務職、研究開発それぞれの業務内容は全く異なり、業務内容が全く異なるということは、その業務に適合する人間の性質も全く異なるということです。コミュニケーションをとるのが非常に苦手で初対面の人間としゃべるのにストレスを感じる人が営業職をやるのは難しく、逆にデスクに向かって淡々と作業をするのが苦手な人間が、事務職をするのは大変な苦痛で続きません。このような場合「仕事が合わない」と感じるのは正常な反応なのです。

 

②成果がでない

成果が出ないのも仕事が合わないと感じる原因の一つです。例えば、営業職で同期の人間はバンバン成果をだして売っているにもかかわらず、自分だけ売れていなかったら「この仕事合っていないのかな…」と思うことは当然です。しかしこの場合、前項目の「業務に対する適性が感じられない」との判別が非常に難しくなります。

そもそも成果が出ない理由は、

・アドバイスされたことを100%実践できていない可能性がある(気づかないうちに自分のやり方になっている)

・本人が気づかない心理ブロックがあり、それのせいで行動できていない(ある業務に苦手意識があり、十分に業務ができない)

・業務の適性がない

など主に3つがあげられます。③の場合は適性の問題なので仕方ないのですが、成果がでない理由が①もしくは②の場合に、「仕事が合わない」と判断してしまうと、適性云々の問題ではなく、「仕事が合わない」という言い訳をして自分を納得させているだけの単なる逃げになってしまうため、今後違う仕事に就いたとしても同じ悩みにとらわれることになります。したがって成果が出ていないから「仕事が合わない」と感じている人は、今一度自分と向き合い冷静に考えてみましょう。

 

③職場の雰囲気や労働状況などの職場環境が合わない

職場の雰囲気や労働状況などの職場環境によっても仕事が合わないと感じてしまいます。職場環境は社員にとって仕事をする上で非常に大切な要素で、職場環境一つで仕事に対する社員のやる気や原動力が大きく変わってきます。例えば、1日8時間過ごすオフィスの雰囲気がギスギスしていたら余計なストレスで仕事に集中できません。また、残業を月間100時間やっても残業代が1円も出なかったら仕事する気がおこらず、仕事が合わないと感じてしまうのは当然です。以下の項目も職場環境に関する仕事が

合わないと感じる要素なのでチェックしてみてください。

劣悪な職場環境の例
✅仕事量が多すぎる、または少なすぎる ✅責任が重すぎる
✅職場の人間関係が悪い ✅転勤や異動が多すぎる
✅仕事の裁量がない ✅周囲の協力が全くない
✅長時間労働 ✅残業代が出ない
✅セクハラやパワハラがある ✅休日申請しにくい雰囲気

 

④会社の方針や価値観などが自分とは合わない

会社の経営方針や価値観も原因として考慮すべき項目です。会社は組織なのでそれぞれに方針や価値観というものを持っています。それらは会社が組織として従業員の統率をとったり、経営の目安になるため重要な要素です。その方針や価値観があっていれば問題はないですが、途中で方針が変わることもあり、それによって方針や価値観がずれてしまうと以下のような意思が生まれます。

・やりたくもない興味のない仕事をやらされている

・そんな方針だと将来的に厳しい

・上の勝手な決定で下は振り回されて苦労する

このような意思をもった状態で仕事を続けるのは厳しく、仮に我慢して仕事を続けたとしても自分の意思を押し殺し自分に嘘をつきながら働くことになるので、自分自身が嫌になってしまいます。このことから、「仕事が合わない」と感じるようになるのです。

 

⑤職場の人間関係が合わない

職場の人間関係は、仕事を円滑に進める上でも働く上で非常に重要な要素です。上司や同僚との相性が悪く、職場での過ごしづらさを感じている場合、仕事に対するモチベーションはもちろん、出社意欲すらなくなり仕事自体が嫌になってしまいます。特に上司との人間関係が悪い場合、上司から適正な評価を受けられないこともあり、実力や実績はあるのに昇進・昇格できないという場合もあります。このような場合仕事が合わないと感じるのは当然です。

 

⑥会社に勤めていて得られる経験や知識が無駄に感じる

会社に勤めるお給料以外のメリットとして、その業界の経験や知識が得られるという点もあります。しかし、今の会社に勤めることにより得られる経験や知識が、自分の将来にとってなにもプラスにならないと思ったら仕事が合わないと感じます。最初から目標が定まっている場合このようなことは起こりませんが、今の業界以外にやりたいことがなんとなくあるように感じる程度の場合、気持ちとやっていることにズレが生じて合わないと感じるようになります。

 

⑦他にやりたい仕事がある

通常、明確にやりたいことが決まっている場合、このようなことは起きないのですが、やりたいことがあったにもかかわらず、会社側に今までの経歴で判断されてしまい、本来いきたかった部署とはかけはなれた部署に配属されることもあります。例えば営業職がやりたかったにもかかわらず、大学院で研究していたことを評価されてしまい開発の部署に回されてしまうなど、やりたくもない興味が全くわかない部署に配属されてしまうと当然ですが「仕事が合わない」と感じるのです。

 

仕事を辞めた方がいい場合と続けた方がいい場合の判断基準

前章では、仕事が合わないと感じてしまう原因について述べました。では7つの原因のうち、どの原因の場合辞めるのが正解で、どの原因の時は続けたほうがいいのでしょうか?

仕事を辞めた方がいい場合

「仕事が合わない」と感じた際に仕事を辞めていいのは以下の5つの場合です。

①業務に対する適正が感じられない

②職場の雰囲気や労働状況などの職場環境が合わない

③会社の方針や価値観などが自分とは合わない

④会社に勤めていて得られる経験や知識が無駄に感じる

⑤他にやりたい仕事がある

これらの原因に当てはまる場合は、辞めて他の会社に転職することをおすすめします。ただし転職する前に、自身が本当に求めている適職や環境、会社のカラー(方針など)をはっきりさせる必要があります。①や④場合、自分の適性がはっきりしていないと、仮に転職できたとしても、また同じ悩みに頭をかかえることになります。②や③も同様です。希望の職場環境をはっきりさせておくことは転職活動の軸にもなりますし、転職後後悔しないための基礎となりますので、「次の職場に何を求めるのか」を明確化してから転職活動を始めましょう。

⑤の他にやりたい仕事が決まっている場合は、特に転職することをおすすめします。やりたい仕事が決まっているにもかかわらず辞めることができずに会社に残っている場合は「履歴書上3年未満の退職はよく思われないと聞いたから」、「業務内容以外は満足で周囲の人間もいい人ばかいなので辞めてしまうと他の人に悪い気がする」(※詳しく後述しています)の2点です。

このような場合、自分に嘘をつき続けて人生を生きることになるので精神的に大変苦しくなります。きつい精神状態で5年先も10年先も、ましてや20年30年先の未来も我慢して働くことは可能でしょうか?そのような精神状態で仕事をすれば成果がでるものもでないでしょう。今後を見据えた上で後悔しない決断をしましょう。

 

仕事を続けた方がいい場合

「仕事が合わない」と感じても今の仕事を続けた方がいい原因は以下の2つです。

①成果がでない

②職場の人間関係が合わない

これらに原因が当てはまる場合は、もう少し頑張って仕事を継続することをおすすめします。①の場合も②の場合も共通して言えることは「今の職場でも改善の余地がある」というところです。

①の場合は、前述しましたが、成果がでない原因の中に、

・アドバイスされたことを100%実践できていない可能性がある(気づかないうちに自分のやり方になっている)

・本人が気づかない心理ブロックがあり、それのせいで行動できていない(ある業務に苦手意識があり、十分に業務ができない)

という2つが含まれていました。これらは逆に言うと、この2つを改善すれば成果がでるかもしれないということです。これらを無視して成果がでないから仕事が合わないという理由で、転職をしてしまうと次の職場でも同じ壁にぶつかり、いつまでも同じストレスに付きまとわれるようになります。

②の場合も同様で、職場の人間関係でストレスを感じる場合は、完全に相手だけが悪いパターンと自分に原因があるパターンがあります。相手が悪いパターンでは退職することも視野にいれていいのですが、自分に原因があるパターンでは、これに気づかないと次の職場でも同じことになります。

例えば、「職場で孤立してしまう」という人間関係の悩みがあったとします。このような場合、一概に全てがこの理由とは言えませんが、孤立する人間自体になんらかの特徴がありそれが原因で孤立してしまうことがあります。周囲に対して無意識にそっけない態度をとっていたり、無意識に人に不快感を与えるような発言をしていたり、などこのような場合は自分を知り、自分が変わらないと解消されません。

したがって上記2点は、退職を決断する前に見直す必要があります。

 

3年以内の退職は不利になるのか

世間一般で言われている、「3年以内に退社をすると転職の際、不利になる」ということですが、実際はどうなのでしょうか?実は、これには様々な意見がありますが、実は勤務年数は企業にとって重要な要素ではありません。転職において多くの企業が重視する点は、勤務年数よりも、前職で何を得てきたのか、どんな成果を残してきたのかという点です。例えると入社半年で退社して転職したとしても、営業成績全国1位などの実績を残していれば企業の欲しがる人材と言えます。

極端な例ではありますが、勤務年数よりは、個人スキルや経験のほうが重要ということなので、転職の際に「3年以内だから転職しないほうがいい」というのは気にする必要がないのです。

最近では特に、第二新卒を歓迎する企業も増えているのでひと昔前よりも転職はしやすくなってきています。

 

退職をすることは悪いことなのか

仕事が合わないと感じていても、辞めることができない理由の一つに、「残される社員に迷惑がかかるから、なかなか言い出せない」というものがあります。ですが実際のところはどうなのでしょうか?

結論から言いますと、「迷惑がかかるかからない関係なく、気にすることではない」すなわち「退職をすることは決して悪いことではない」ということです。退職は全員平等であり当然の権利で、誰が退職しても周りの社員に対してある程度の迷惑はかかります。一人の社員が退職すれば、代わりの人材を探しその人の教育をしなければいけないのでしばらくは他の社員の負担が増えることになります。しかしそれも含めて仕事であり、だれが辞めても平等にかかってくる負担なのです。

急に出社しなくなるや、最後退職時にトラブルを起こさない限り、よほどの迷惑をかけなければ、辞めて悪く思われることはありません。正式な手順タイミングで退職届を提出し、引き継ぎをしっかりと行えば円満退職をすることができ、胸を張って全力で次の職場に臨むことができます。

 

「仕事が合わない」は現状の見直しに適した機会

以上が、仕事が合わないと感じたときに考え、行うことです。「仕事が合わない」と感じ悩むこと自体は精神的にも肉体的にも辛いことですが、辞める辞めないいずれにしても、現状をしっかりと見つめ直す良い機会になります。この機会を無視し、何気なく日々を過ごしてしまうと、今後も常にストレスに追われ続け人生の大半を苦労して過ごすことになり、悩みが解消されることはなくなるでしょう。
このことにしっかり向き合えば、自分を大きく成長させ、なおかつ仕事への見方もかわり毎日が充実することは間違いありません。きちんと向き合い、将来を見据えて実行しましょう。

 

ライタープロフィール

EL-LAB編集部

金融、経営コンサル、人材紹介、WEBメディア業界出身者が集まり、キャリアチェンジ(起業マニュアル/転職マニュアル)、ワークライフ(仕事人生の悩み)、マネーライフ(お金と人生の悩み)というテーマを軸に、各々の専門分野に特化した有益で信頼性の高い情報を発信。