起業に適した業種は?成功しやすいビジネスモデルと業種

「起業の業種は何がいいの?」思いきって起業するのであれば成功させたいですよね?

起業を視野に入れている方の悩みで多いのが、「どのような業種で起業すればいいのか?」「起業して成功するにはどんな業種がいいのか?」「失敗しない業種はなんなのか?」といったもの。起業するからには成功したいと思うのは当然です。

起業成功には利益を上げ続ける以外に方法はなく、利益を継続して出すにあたって業種選びは成功を左右する大切な要素であるため、知らずに継続しづらい業種を選んでしまうと経営が非常に厳しくなってしまします。

それでは、起業するにあたってどのような業種で起業すれば成功しやすくなるのでしょうか?

本記事では、利益を続けて出しやすいビジネスモデルと該当する業種、実際に起業したい業種についてお伝えします。

そもそも起業で成功するために必要な考え方

起業するにあたり、法人または個人等どのような形態で起業しようが、継続してビジネスを行うためには当然売り上げをたて継続して利益出すほか方法はありません。自身で考えた商品やサービスがヒットすることを願ってビジネスを開始するのもいいですが、起業の目的が「一発ヒットさせること」でない限りいわゆる一発屋で終わってしまっては悲しいものがあります。

そもそも、世の中すべてのビジネスは「フロー(型)ビジネス」と「ストック(型)ビジネス」に大別することができます。この二つのビジネス形態はそれぞれ違った特製をもっており、「フロー(型)ビジネス」は、顧客とのその都度の取引で売上を上げるビジネススタイルのことで、身近な例では、小売業や飲食業が代表的です。物や飲食物を販売したら顧客との取引は終了し、次に売上を作るには別の顧客を集客するか同じ顧客にリピートしてもらう必要があります。

そしてもう一方の「ストック(型)ビジネス」は、フロービジネスとは違い1度顧客との取引が始まると、継続的に売り上げが続くビジネススタイルのことを言います。ストック型と一言でいってもパターンは様々ですが、基本的には一定期間内に決まった金額が入るビジネスです。身近な例では、電気やガス、水道、インターネット、携帯の利用料金などが代表的で、これらは一度契約を交わすと毎月継続してサービスを受けられる代わりにお金が発生します。

より詳しく比較していくためにも、フロービジネスとストックビジネスのメリット/デメリットを見て行きましょう。

フロービジネスのメリット/デメリット

フロービジネスのメリット

フロービジネスではキャッシュを作りやすいというメリットがあります。基本的には顧客に物を販売すれば1連の取引が終了するため、手間がかからず店舗開業したばかりでも売上を上げやすく、なおかつ小売店や飲食店では現金決済が主なためキャッシュフローが単純で、集客がきちんとできれば運転に困りません。

 

フロービジネスのデメリット

フロービジネスのデメリットは、その都度売上を上げなければいけないビジネス特製ゆえに、売上が安定しないという問題があります。収益を安定させフロー型の事業を継続するには、安定して集客できなければいけない為、集客面で苦労する例が大変多いです。

 

ストックビジネスのメリット/デメリット

ストックビジネスのメリット

ストックビジネスのメリットは、契約数や会員数をある程度確保できれば、収益が安定するという点です。サービス内容によっては、サービス提供に手間がかからないものもあるので、うまくいけば経営するにあたり後々有利になりやすいビジネススタイルと言えます。

 

ストックビジネスのデメリット

ストックビジネスのデメリットは、フロービジネスとは逆にキャッシュ化するのが難しいという点です。安定するほどの契約数や会員数を確保するまで時間がかかる為、それまでの運転資金確保が課題になります。また、顧客からすると毎月固定支出が出るということでサービス導入時、慎重に検討する為集客もスムーズにいかないことがあります。

 

利益を継続して出しやすいのは「ストック(型)ビジネス」

フロービジネス、ストックビジネスそれぞれメリットやデメリットはありますが、起業して継続するという点を考えると「ストック(型)ビジネス」の方が有利です。ただし誤解してほしくないのは、いくらストックビジネスに収益安定の魅力があったとしても、決して楽に安定的に稼げるスタイルではないということです。おそらくフロービジネス、ストックビジネス双方のメリット・デメリットを考慮するとそれぞれにかかる労力はほぼ同じだと言えるでしょう。

 

ストックビジネスの業種にはどのようなものがあるか

簡単に前述しましたが、ストックビジネスと一言でいっても様々な業種があり、中には普段の生活にかかせないものも存在します。それではより具体的に、ストックビジネスというビジネスモデルが該当する業種をご紹介していきますので見て行きましょう。

ストックビジネスが該当する業種

インフラ業

「インフラ」とは日本語に訳すと「基盤」や「構造」と訳すことができます。このことからインフラサービスとは、ビジネス(サービス)の基盤となるサービスのことを指します。身近な例を上げるとストックビジネスの代表的な例でも紹介しましたが、電気・ガス・水道・インターネットなどです。これらがあるから生活ができて、これらがあるから新たな物やサービスが生まれます。電気がないと、世の中の電化製品は何の役にもたちません。上下水道があるからこそ、水道設備の開発、設置業が役に立つのです。

インフラになればなるほど、極端にいうと利用しなければ生きていけないサービスになるので、ストック収入はもちろん、ストックビジネスの不安点でもある契約解除ということが起こりづらくなります。

 

賃貸不動産業

賃貸不動産もストックビジネスの代表的な例です。物件を借りている以上、家賃を支払わなければいけません。この毎月支払われる家賃がストック収入にあたります。最近ではマンション・アパートの賃貸以外にも、個人向け貸倉庫なども人気がでており広まっています。

 

スクール業

資格取得目的や、その他塾などのスクールもストックビジネスの一つです。毎月支払われる学費は数ヶ月または数年間事業の運営を安定化してくれます。現在ではインターネットの普及もあり、WEB動画配信でのスクールも浸透してきています。

 

保険業

生命保険や損害保険なども代表的なストックビジネスです。何かあった時の備えとして定期的に支払う保険料は、保険会社にとって必要不可欠なストック収入です。近年では様々なニーズに答えるように、多種多様な保険サービスが増えています。

 

その他業種

上記以外にもスポーツジムなどの会員施設運営や、会員サイト運営、水ビジネスと言われるウォーターサーバー設置などなどストックビジネスは多岐にわたります。

 

ストックビジネスでの起業するなら

それでは、実際に起業するとなるとどのような業種が適しているのでしょうか?

前章でご紹介した業種の中から起業するのもいいですが、より現実的に、なおかつ理想的に起業のハードルを下げ少しでも起業成功率を上げるため、数ある該当業種の中から起業資金が抑えられ、なおかつ利益の規模が大きくなりやすい起業に適した業種を選出しましたので、起業業種の参考にしてください。

起業に適した業種

士業

士業とは、弁護士や会計士、税理士や行政書士など、それぞれの分野において高度な専門性と公益性を持つ職業の俗称であり総称です。これら士業は、独立し企業や事業主と顧問契約を交わすことにより企業や事業主に対して適切なアドバイスを行います。その対価として顧問料という形で定期的に報酬を受け取るのが一般的なビジネスモデルです。

士業で起業するには事務所開設等の必要がありますが、事業立ち上げ時に必要なコストがそこまで大きくないため資格さえ取得していればそこまでハードルは高くないと言えるでしょう。

ただし、どの業界にも共通していえることですが、有資格者が一時期に比べ増加しているため競合が多いビジネスでもあります。そのため、ストック型といえど集客を工夫しない限り生き残るのは難しいので業界の概念にとらわれない創意工夫も必要です。

以下表は、主な士業の一覧ですので、どのような職業があるのか参考にしてください。

職業名 概要
弁護士 裁判時の代理人業務や法律相談などを依頼によって請け負う専門家
司法書士 会社設立登記や不動産売買時の所有権移転の登記など法的文書や登記手続きの代行を請け負う専門家
行政書士 法人設立や相続、特許申請、その他役所に届け出義務がある書類手続きを代行する専門家
弁理士 商号やデザイン、発明などの知的財産に関する、特許・意匠・商標などの出願代理や相談を請け負う専門家
社会保険労務士 企業に関する社会保険加入手続きや確定申告、労働トラブル解決や労働契約、就業規則の作成などを請け負う専門家
公認会計士 監査業務や会計業務、コンサルティング業務や税理士が行う税務業務をこなす会計に関する専門家
税理士 納税者の税金申告代理や税務署に提出する税務書類の作成、その他税務相談を請け負う専門家
中小企業診断士 販売・会計・財務・マーケティングなど経営に関する専門的な知識を持つ、国が認める経営コンサルタント
ファイナンシャルプランナー 節約・節税・投資運用・不動産・相続承継など人生に関わるお金の相談を請け負う専門家

 

スクール業

前章でもご紹介しましたが、スクール業もストックビジネスとして起業しやすい業種です。もし自身に専門的な知識やノウハウ、一般的な人がしてないような経験があるならそれを教材としたスクールビジネスを展開できます。期間を決めた料金設定にしてもいいですし、期間は決めずに生徒が納得するまで通えるビジネスモデルにすることも可能です。

スクールで使用する教材等は自作し、場所がなくてもレンタルセミナールームやオンライン上での展開も可能なため、初期費用や運営費用も抑えるこができ起業ハードルを大きく下げることもできます。

 

コンサルティング業

コンサルティング業は顧客に対して、専門知識を活用し顧客の状況を認識し問題点を分析、改善・対策案を立てるといった業種です。比較的起業しやすいストックビジネスではありますが、高度な専門知識と、顧客の状態を改善する客観的視点・指導力が必要になります。コンサルティングと一言でいっても様々で、経営コンサル以外にも心理学などを利用した恋愛コンサルティングというのもあり多種多様に存在します。

コンサルティング業もスクール業と同様に、初期費用・運営費用ともに比較的安価ですので起業のハードルは低く、なおかつ大きく稼ぐことができるため成功しやすい起業業種といえます。

 

起業の業種選びは慎重に

以上が起業するにあたっての業種についてです。起業時の業種選びは、事業継続率を左右する大切なステップで、適当に決めるわけにはいきません。前述しましたストックビジネスのモデルを軸にビジネスアイデアを形成し起業成功を実現していきましょう。

 

ライタープロフィール

EL-LAB編集部

金融、経営コンサル、人材紹介、WEBメディア業界出身者が集まり、キャリアチェンジ(起業マニュアル/転職マニュアル)、ワークライフ(仕事人生の悩み)、マネーライフ(お金と人生の悩み)というテーマを軸に、各々の専門分野に特化した有益で信頼性の高い情報を発信。