転職の失敗例5選!失敗から学ぶ転職成功に必要な備え

「転職の失敗例にはどんなケースがあるのだろう?」

転職で失敗しないためにも、失敗例をあらかじめ知っておき転職に備えたいですよね?一般的な転職成功率は80%前後と言われ、確率で見れば高いかもしれませんが、転職は人生を左右することもあるため、年齢や家族など厳しい状況の中で転職する方にとっては失敗することができません。それを考えると20%の失敗率は非常に高く思えます。

それでは、どうすればより確実に転職を成功させることができるのでしょうか?

今回は、5つのケース別失敗例から、成功法を学び、成功するために必要な備えについてお伝えします。

転職の失敗パターンは人それぞれ

転職における失敗は人によって転職成功の定義が異なるように失敗パターンも様々です。そのため、様々ある転職の失敗例ごとに分析し改善策を考え、きちんと理解し転職成功につなげる必要があります。以下では、転職の失敗パターン毎それぞれに、「なぜ失敗したのか?」を分析し、失敗例のようにならないために成功するための改善策をお伝えしていますので、これから転職をお考えの方はぜひ参考にしてください。

5つの転職失敗例から学ぶ改善策

 転職失敗例1. 給与交渉も上手くいき収入アップしたが割に合わなかった…。

前職では、給与以外の不満はなかったが、給与が低かったのでそれを上げるために転職。転職面接時の給与交渉は上手くいき、実際に収入は増えたが、転職後あまりにも忙しかったため時間給に換算するととても低い金額に…。結果的に転職しなければよかったと後悔したケースです。

数ある転職目的の中でも、収入目的の転職は常に上位をキープしています。働いて生活をしている以上、収入を上げたいと思うのは当然ですが、実は収入目的の転職は失敗する確率が高いのです。

この場合、給与アップにしか意識が回らなかったのが失敗の原因だと言えます。

◆ つの条件に意識を集中しすぎないこと

転職における最大の目的が「給与アップ」だとしても、それのみに意識を集中しすぎずバランス良く転職先の職場を捉えられるような視野をもつのが大切です。上記例の場合、給与アップだけにとらわれなければ、転職先業界全体の労働傾向、転職先企業がどのような業務を行っていて、既存の従業員がどれくらい働いているかは調べたり聞いたりすれば手に入る情報です。

上記例のような収入を上げることだけが目的の場合は、現在の会社で結果を出して昇給を狙う方が安全で確実です。そもそも給与とは、「自分に対する市場価値」です。環境や条件がどうあれ、努力して自分の市場価値を高めることができれば、今後より良い条件を会社に提示・交渉できますし、転職も有利になり失敗することは少なくなります。

 

転職失敗例2. 条件や制度に目が眩んで転職したが結局後悔…。

求人に記載されていた条件と制度が現在の会社と比べると、とても良かったので転職を決意。転職すること自体は成功したが、業務量が多く仕事が忙しい反面、残業時間に制限があるため結果的に家に仕事を持ち帰らないと消化に間に合わず後悔という、魅力的な条件や制度に惹かれて転職したが結果的に後悔してしまったという転職失敗例です。

転職理由のほとんどが、現在の条件よりも更に条件を良くしたいというもの。働いている限り、できるだけ条件や制度・環境を良くしたいと思うのは当たり前ですが、このような場合も転職後に後悔することが多いようです。

このような失敗は、表面的な情報だけで転職をしてしまったのが失敗の原因と言えるでしょう。

◆ 表面的な情報を頼りすぎず、情報は広く取得すること

この場合、求人情報の表面的な情報を頼りにしすぎ、他の情報を取得しようとしなかったことが失敗の原因であり、もっと情報取得に意識を割いていればこのような失敗は避けることができます。ネット上に公開されている求人情報はあくまで条件や制度を項目化したもので、嘘を書いているわけではないですが読み手によって解釈や抱くイメージが違ってきます。

上記例に照らしあわせてみると、求人情報に「月間残業時間40時間まで」と書かれていた場合、読み手は「残業そんなにしないで早く帰れる」や「残業にきちんと制限が設けてあるからちゃんとしている会社だ」という印象を受けると思います。しかし実際は業務量が非常に多く残業制限時間内に間に合わず家に持ち帰って仕事をすることになります。このような場合でも、会社に申請できる残業時間は40時間で、たとえ100時間残業したとしても60時間はサービス残業となってしまい実質転職前よりも条件は悪くなったと言えます。ですがこの場合、求人情報に記載されている「月間残業時間40時間まで」とい言葉に嘘はないのです。

転職先の残業状況を知るには、面接で直接的に聞くのも一つの手段ですがうやむやにされることがほとんどなので、それ以外の方法も併用しましょう。まず転職前に、その企業がどのような事業を手掛けているか、どのような案件を請け負っているのかをリサーチします。全ての企業情報が取得できるわけではないですが、事業における業界の労働傾向や、案件によっての忙しさをイメージするくらいの情報は手に入れることができますので、事前に転職先企業・業界の情報を取得しておきましょう。

 

転職失敗例3. 転職先の社長と知り合いの知人の紹介で転職したけどやめておけばよかった…。

転職を友人に相談し、友人の知り合いの会社でたまたま社員を募集していた企業があったので紹介してもらい入社したものの、実際働いてみると職場環境や人間関係があまり良くなく退職したいのだが、友人の紹介での入社ということもありなかなか退社を言い出せない。こんなことなら紹介で入社しなければ良かったと後悔するパターンです。

転職の手段として家族や友人、または知人の紹介で入社するという場合もあり、ツテでの入社は一見イメージが良さそうですが、実は失敗しやすいパターンの一つ。

この場合、転職者が紹介入社でのデメリットについて想定しないかなったことが問題と言えるでしょう。

◆ メリットだけでなくデメリットもしっかりと事前確認する

家族・友人・知人からの紹介で転職・入社する場合、メリットとデメリットをしっかりと理解しその上で待遇条件、業務内容などを天秤にかけ判断する必要があります。

紹介入社のメリット 紹介入社のデメリット
採用率が高い 条件の交渉がしづらい
転職活動の手間が少ない 退職しづらい
事前に職場の雰囲気を確認できる 紹介者に対して余計な気をつかってしまう

事前に職場の雰囲気等を確認できるメリットがあるとはいえ、転職してみないとわからないことはたくさんあります。体感してみると当初抱いていた雰囲気とは違ったなど良くある話です。紹介でなければ退職を申し出ることは容易ですが、紹介の場合、紹介者に気を使ってしまい退職することが難しくなります。事前にメリット・デメリットを理解した上で転職を判断しましょう。

 

転職失敗例4. やりたかった仕事に転職はできたけど、思ったよりも忙しくて辛い…。

以前よりやりたかった仕事に転職することはできたけど、給料も安いし労働時間も長い。やりたかった仕事だから我慢できるかと思ったけど耐えられそうにないのでまた転職したい。やりたかった仕事だからといって条件を二の次にしてしまい、実際働いたら耐えられず後悔する転職の失敗例です。

他にやりたい仕事あるという理由も転職理由で多く、やりたかった仕事に就くことができるなら転職成功のイメージがありますが、この場合は、やりたかった仕事を中心に見すぎて条件を軽んじたことが問題。さらに、転職後の仕事が本当にやりたかった仕事とは違ったという可能性もあるので、やりたい仕事に就く場合は慎重な判断が必要です。

◆ いくらやりたかった仕事とはいえ、労働条件はモチベーション維持に大切

やりたかった仕事に転職する場合は、遠慮して条件のハードルを下げる傾向にあります。確かにやりたかった仕事に就く場合、未経験なことが多いので条件は悪くなりがちですが、継続できなければ意味がありません。求人情報収集の際に、条件が下がったとしても我慢しない程度の条件のものを見つけるようにしましょう。

さらに、やりたかった仕事が自分にとって本当にやりたい仕事なのかをしっかりと考える必要があります。本当にやりたいことであれば転職先の条件が悪くてもストレスにはなりません。

・なぜそれをやりたいのか?

・転職しなければそれはできないのか?

・それをやることにより幸せになれるのか?

・お金よりも大切なことか?

これらの質問を自分に投げかけ、その仕事が本当にやりたいことなのか転職前に今一度よく考えましょう。

 

転職失敗例5. やりがいを求めて転職した結果、仕事が忙しすぎて後悔…。

前職では、仕事が細分化されており自分が担当していた業務ではやりがいを感じることができなかった。そこで転職をすることにし、やりがいを求めて個人の裁量でできる仕事を選択したが、業務量が多すぎて残業の毎日。プライベートの時間を取ることができないので疲れてしまったと転職を後悔するパターンです。

人生の大半を費やす仕事にやりがいを求めるのは当たり前のことで、仕事にやりがいをもてればプライベートも充実し人生が素晴らしいものになるでしょう。しかし、やりがいを求めて転職した結果、その転職で必ずやりがいが手にはいるかというのは別の話。

自分にとって何がやりがいなのかが明確になっておらず、さらにはやりがい中心で考えすぎて業務内容や業務量を事前に把握できていないのが転職失敗の原因と言えるでしょう。

◆ 何でやりがいを得られるかを明確に決めると同時に条件チェックも怠らない

人によって何をしたらやりがいを感じるのかポイントは様々です。この場合、なんとなくやりがいだけを求めて転職しているので自分がなにによってやりがいを感じることができるのか明確にしておく必要があります。さらに、やりがいを求めすぎて、その他の情報収集がおろそかになっています。いかなる場合でも、労働時間や残業状況、業務内容や業務量などは必ず事前にチェックしておきましょう。

 

転職失敗例から学ぶ、転職を成功に導く大切な備えとは

そもそも転職における失敗とは、転職前に抱いている希望と転職後実際に働いてみて受けた印象にギャップがあればあるほど失敗したと感じます。そのため失敗しないためには、転職前と転職後のギャップをより小さくすることが重要なのです。

それではどうすれば転職前と転職後のギャップを小さくし、転職を成功させることができるのでしょうか?転職前の段階で以下のポイントを抑えて備えることにより転職を成功へと導きますので、ぜひ実践してください。

転職成功が実現する転職前にするべき備え

転職理由・目的の明確化

転職理由や目的は転職における軸となる部分です。これらが明確化されていることにより今本当に転職するべきなのか冷静に判断できるようになるばかりか、転職失敗の原因である転職前と転職後のイメージのズレを極力少なくすることができます。転職理由・目的を明確にするにあたり以下のフローチャートを参考に具体化してください。

自己分析

自己分析は、自分と向き合い自分を分析することによりキャリアの振り返りや、強み、適正などを視覚化し整理するための方法です。しっかりとした自己分析をすることにより、自分の強みを活かしたより自分にあった転職先を探すことができるようになります。

自己分析では以下の3点に答えられるようになることを目標にしましょう。

①自分はどのような人間か(自分の性格・人柄・強みなど)

②自分は何をやりたいのか(やりがい)

③転職先の企業で何をやり遂げたいのか(企業に対する熱意)

 

希望条件の明確化

転職活動をする上で希望条件を具体的に決めることは非常に重要です。失敗例にもいくつかありましたが、「給与にこだわりすぎて他の条件を意識していなかった」ことによる後悔がありました。このようなことを防ぐためにも希望条件を明確に決め、転職最大の目的にとらわれすぎないバランスの良い求人条件を探すようにしましょう。特に明確化しておきたい項目は以下です。

条件
給与・待遇 ・年収400万円以上

・固定給+歩合

・月間労働時間(残業等)など

経験・キャリア ・企画の仕事がやりたい

・営業のスキルをもっと伸ばしたい

・いままでのスキルや経験を活かしたい など

勤務地 ・自宅から30分以内

・自転車通勤OK

・駅から徒歩15分以内 など

その他制度・条件 ・育児支援制度あり

・年間休日120日以上

・自宅勤務OKなど

 

徹底した情報収集

失敗例を参考に、転職前にできる限り転職先企業の情報を取得しておきましょう。公開されている求人情報は信じすぎず参考程度にとどめ、希望転職先の実状はどうなのか?という点に対し徹底的に情報を取得しておければ、転職前と転職後のギャップは少なくなり後悔することがなくなります。特に以下のポイントに重点を置いて情報収集を行ってください。

①転職先企業の事業内容と請け負っている案件

失敗例でも前述しましたが、転職先企業の事業内容や請け負っている案件を調べることにより、転職先もしくは転職先業界の労働傾向が見えてきます。労働傾向を分析することによって転職後、どれくらい働くことになるのかなどの大まかなイメージをすることができるようになります。

②転職先企業の評判

基本的に企業の表向きは好印象なるように取り繕っています。ホームページを確認しただけの良いイメージで入社してしまうと、入社前と入社後のギャップに嫌気がさしてしまい後悔することもあるので、事前に会社の評判を確認しておくことが必要です。最近では、その企業に勤めているまたは勤めていた社員が社内の雰囲気や、内状、組織体制や企業文化など様々な観点から口コミする口コミサイトが増えてきており事前に内状を把握することが可能になってきています。

 

転職失敗例から学び、理想を叶える転職を

以上が転職失敗例から学ぶ転職成功法です。転職で失敗したと感じる原因は、転職前のイメージと転職後実際に受けた印象のギャップです。逆にこのギャップを極力無くすことができれば転職は成功します。転職成功のキモは、「いかに転職準備をしっかり行えるか」というところです。なんとなく漠然と転職すると失敗する確率が高くなります。例として挙げた失敗から学び取り狙い通りの転職を実現してください。

 

ライタープロフィール

EL-LAB編集部

金融、経営コンサル、人材紹介、WEBメディア業界出身者が集まり、キャリアチェンジ(起業マニュアル/転職マニュアル)、ワークライフ(仕事人生の悩み)、マネーライフ(お金と人生の悩み)というテーマを軸に、各々の専門分野に特化した有益で信頼性の高い情報を発信。