転職準備はいつから始める?失敗しない完璧転職スケジュール

「転職の準備はいつから始めるのがいいの?」転職には、面接や内定などの転職活動に伴い退職手続きや引継ぎなども含まれるためやることが多くて失敗しないか不安になりますよね?

転職活動をするにあたって事前の準備や全体の流れを把握しておくことは非常に大切です。無計画で転職を始めてしまうと、その場しのぎ、行き当たりばったりの転職活動になってしまい、自分が大変な思いをするだけではなく、周囲の人にも迷惑をかけてしまいます。

円満退職かつ、次の職場で自分の人材価値を十分に評価してもらうためにもきちんとした計画を立て、ベストなタイミングでの転職をする必要があります。

本記事では、スムーズに問題なく転職を完了させるために、転職のベストタイミングから活動におけるスケジュール、計画の組み方についてお伝えします。

そもそも転職に最適な時期とは

転職をする際、タイミングに注目したことはありますか?実はあまり注目されませんが、転職をするタイミングによっては、転職の成功率や企業から自分の評価が変わることがありますので、転職の準備を始めるタイミングも可能であれば転職に最適な時期に合わせて始めたほうが良いと言えます。それではどのようなタイミングがベストなのでしょうか?

転職のベストタイミング

自分にとって最適な求人が出たとき

転職時期のベストなタイミングは業種によって様々ですが、どの業種にも共通して言えることが「自分にとって最適な求人が出たとき」です。自分が転職する目的や、希望する収入または待遇、業務内容、先で得られる経験などこれらの条件が揃う場合が稀にあります。時期を考えすぎて動けなかったりするとチャンスを逃してしまうことも多々ありますので希望に見合う求人を見つけたら踏み切ることをおすすめします。

ここで踏み切るポイントは、「自分にとっての最適な求人とは何か?」を明確にしておくことです。転職の目的や、希望する条件が曖昧では最適な求人を目の前にしても、その求人が自分にとって最適なものなのか判断することができずチャンスを逃してしまい後悔につながります。転職成功とは「いかに自分の理想に近い企業に転職できるか」です。せっかくのチャンスを逃して、妥協ありきの転職をしては転職成功とは程遠くなってしまうので、前述した通りせっかくのチャンスを逃さないように、事前に「自分にとっての最適な求人とは何か?」を明確にしておきましょう。

 

大手なら企業の採用ニーズが高まったとき

一年間を通してみると企業の中途採用のニーズが高まる時期が二度あります。一度目は、3〜4月の年度切り替え時期に多くなる退職者の後任枠という形で採用ニーズが高まり、二度目は、9〜10月の新規事業開始時期にプロジェクトの人員増加のため募集をかけるという企業が多くあります。これらの時期を狙って転職をすると、その他の時期よりも転職先の選択肢が増え選ぶことができるようになります。さらに企業側が求めている形になるので、こちらの意見も聞いてもらえやすく交渉しやすくなることがあります。

ただし、この時期はいいことばかりではありません。前述二つの時期は、一般的に広く知られていることなので必然的にライバルも多くなり競争率が高くなります。

※前述したものは大手企業の場合です。中小企業へ転職の場合は、年間を通してもそれほど求人倍率に差がないので特に時期を気にする必要はありません。

 

どのような流れで転職活動を行えばいいのか

自分にとっての転職ベストタイミングが決まったら、次は転職活動の手順を確認して全体の流れをイメージしましょう。転職活動を始めてから転職完了までの期間は一般的に平均2〜3ヶ月と言われています。これらの期間の中で、行うことは①転職活動前準備, ②応募, ③面接, ④内定・引継ぎ・退職の5つの段階に大別することができます。

①転職活動前準備

第一に、転職活動をする前にしなければいけない転職の準備を行います。この段階はいわば転職活動の土台であり、これを怠って適当な転職活動をしてしまうと転職を失敗してしまう可能性が強くなりますので、十分な準備をしましょう。準備する項目は以下です。

自己分析をする

まず始めに自己分析をします。自己分析とは、一言で言うと「本当の自分を探すこと」です。

・自分はどんな仕事が好きなのか?

・自分はどんな仕事が向いているのか?

・自分は今まで何を経験してきて何ができるのか?

これらの質問を自分に対して投げかけることにより、今後自分がどういう道をどういう会社で歩んでいきたいかが見えてきます。ここで出た答えはメモを取って記録しておきましょう。これが後々、履歴書や職務経歴書の作成、さらには面接の役に立ちます。

転職の目的を明確にする

自己分析が終わったら、次は転職の目的を明確にしましょう。前述しましたが、転職の目的を明確にすることにより、自分にとっての最適な求人を判断することが可能になります。

・なぜ転職をするのか?

・今後どのような形または環境で働きたいのか?

これらを明確にすると転職活動の軸ができ、妥協することなく納得のいく転職活動をすることができます。

転職目的を考えるにあたっての注意点ですが、ネガティブな転職理由のまま転職をしないということに注意してください。ネガティブな転職理由とは「仕事が面白くないから転職したい」「売れないから転職したい」「仕事内容がつまらないから転職したい」のような理由で、転職が逃げの転職になるような理由のことを指します。

このようなネガティブな理由のみで転職をしてしまうと転職先でも同じことがおき繰り返しになり、また転職したくなってしまいます。また企業側はネガティブな転職理由だけで転職してくる人間に入社してほしくないのも事実です。もちろん企業側もネガティブ要素が転職者にまったくないとは考えていませんが、「この人はうちでやっていけるだろうか」と自社に合う人材を獲得したいと考えているので、ネガティブ要素のみの理由では採用したくないのは当然です。

転職を考えるきっかけはネガティブでかまいませんが、そのまま理由にせず、ポジティブな転職理由に昇華させましょう。ポジティブな理由とは、「スキルを伸ばしたいから」「自分自身を成長させたいから」「より高い成果をあげたいから」といった成長意欲を感じさせる理由です。これらの理由に変換することができれば企業からの印象もよくなり、なおかつ自分にとってもプラスになること間違いありませんので転職理由はポジティブかつ明確に定めておきましょう。

 

転職活動の行動計画を立てる

転職準備開始から完了まで平均して2〜3ヶ月ほどかかります。いつまでに転職の準備を含める転職活動を完了させたいか、いつ退社するかなど転職活動をする上での行動計画を立てましょう。転職活動の行動計画を立てないと転職活動期間が延びたり、妥協した転職活動になってしまいます。行動計画の立て方は次章を参考にしてください。

 

情報収集をする

計画を立てることができたら転職に関する情報収集をします。前述しました転職理由や自分の希望する条件に見合った転職希望を元に探しましょう。転職における情報収集は特に以下を意識して行ってください。

非公開求人からの情報収集

求人サイトに登録せず検索して出てくる求人は、「公開求人」と呼ばれ、それ以外のサイト登録者のみ閲覧できる一般公開されていない求人のことを「非公開求人」といいます。実は転職サイトのほとんどは非公開求人が約8割を占めており、誰しもが閲覧できる求人はほんの一部なのです。したがって公開求人で見つからなくても悲観せず非公開求人も視野に入れて情報収集しましょう。

スカウトサービスの利用

在職中は忙しくて満足に情報取集できないこともあるかと思います。このような場合、各求人サイトにある、スカウトサービスへ登録しておくと非常に便利です。スカウトサービスとは、経歴やスキルを登録・公開することで起業側からオファーが届くサービスで、忙しい場合でも情報収集をサポートしてくれます。

口コミサイトの活用

企業に勤めている社員や、勤めていた社員がその企業の口コミを書く口コミサイトというものが存在します。正直求人情報上は良点のみの記載なので実際に勤めてみたら酷い会社だったということもあります。すべての企業が網羅されているわけではありませんが、念のため検索して情報収集してみましょう。

友人・知人からの情報収集も

また、転職のことは友人・知人にも相談してみましょう。希望をつたえ、もしかすると友人・知人の周囲の会社で希望条件とマッチする人材を探しているかもしれませんので可能性の一つとして捉えてください。

  

②応募・必要書類作成

応募書類の作成

転職の際、事前に応募書類として企業に『履歴書』と『職務経歴書』を提出するのが一般的です。これらは企業が採用判断をする際の重要な書類になるので慎重に丁寧に作成する必要があります。ここでしっかりと理解しておきたいのが履歴書と職務経歴書の違いです。意外ときちんと理解していない方が多いのでこれを機に理解しておきましょう。

履歴書とは、一言でいうと「その人物の状況を記した書類」のことです。また、履歴書は職務経歴書と違い社員に関する情報の保管を目的としていることもあるため、履歴書と職務経歴書では用途・目的が異なることを理解して、用途・目的に応じた作成を意識しましょう。企業側は履歴書で以下のポイントを主にチェックします。

・通勤が可能か

・学歴や職歴から、経歴の評価

・自社との関連性

・転職回数や過去の勤務期間から組織適応力の評価

・希望条件

・几帳面さ

 

一方、職務経歴書とは「その人物の職歴をより詳しく記した書類」のことで履歴書に記載した職歴よりもさらに深堀し、職務・職業上の地位やスキル、経験などを記載します。企業側はこの職務経歴書を元に以下のポイントをチェックします。

・過去にどのような業務を経験してきたか

・求める能力基準に達しているか

・自己の強みを理解しているか

・能力や人間性が自社に適しているか

 

また、同じような業種・職種でも企業によって選考するポイントはそれぞれ違います。各々に合ったアピールをする必要があるので提出書類の内容も必然的に変わるのです。面倒ではありますが、この一手間がライバルとの差別化を図れるポイントでもあるので手を抜かずにしっかりと作成しましょう。

書類の作成が完了したら実際に企業に応募します。企業応募をする際多くの方が複数応募という形をとっています。複数応募の方が短期間で転職を完了させることができるのでリスクが少なくてすみます。

複数応募をする際、どうしても1社に対しての意識が下がりやすくなり活動が雑になる傾向にありますが、このような意識の低下は企業側にも悟られてしまい採用率が下がってしまうので、1社1社に向き合い意識を集中して応募しましょう。

 

③面接

応募が完了し、書類選考が通れば次は面接です。面接となると緊張する方が多く、強みを十分に発揮できないということも多くあります。しかし現実は厳しく、面接の場で強みを発揮できない場合不採用となってしまいますので、面接対策は十二分に行っておきましょう。

企業によって面接の流れは様々ですが、事前になんとなくイメージしておくことによって当日緊張せずにすみます。一般的な面接の流れは、自己紹介&経歴説明→転職理由&志望動機説明→入社後の働き方→条件説明or交渉→質疑応答ですのでこれら流れを頭にいれて面接に臨んでください。

また、面接を機に今一度一般的なビジネスマナーについて見直しましょう。ビジネスマナー自体企業によって様々ですが、基本的な身だしなみや言葉使い等はどこでも同じです。社会人歴が長い方でも意外とできていな方も多いようですので事前にチェックしておきましょう。

他にも、書類と面接に一貫性を持たせるためにも、転職理由や志望動機、入社してからの働き方などは取り繕ったものは書かない、面接時の話題に事欠かないよう事前に転職先の企業や業界、今後の動向などを入念に調べておく、行き当たりばったりの返答とならないよう、自分という人材をより良く見てもらうためにも質問を想定しシミュレーションを行い声に出して練習しておく、円満退社できるように面接の時点で企業側の入社希望日の確認をしておきましょう。

面接で意識するポイントは多々ありますが、しっかりと準備し臨むことによって面接の精度を上げることができます。

 

④内定・引継ぎ・退職

無事内定を獲得することができたら、入社意思があるかどうかを企業に伝え入社日を決めます。その後退職する旨を勤めている会社につたえ、退社日までに引継ぎ・返却物等の手続きをして退社しましょう。

退職時は事前に退職するまでの流れを把握しておくことが重要です。企業によって多少順序は変わりますが、退職日を人事・総務部もしくは上司に伝えると退職日までに行う手続きや、やっておくことを教えてくれますので退職日までの流れを把握し退社後なるべく迷惑をかけないよう円満退社を目指してください。

 

転職活動における計画を立てるには

それでは実際に自分自身の転職計画を立ててみましょう。計画を立てるポイントは「転職完了から逆算して考えること」です。

転職計画の立て方

Step1. 転職完了時期を決める

まず初めに、ゴールである転職完了時期を決めましょう。設定する時期は自由ですが、平均して転職にかかる期間は2〜3ヶ月が平均で、内定を獲得してから入社まで企業が待ってくれる期間は通常1ヶ月、長くても3ヶ月です。これを頭に入れて転職完了時期を決めましょう。このように転職の準備はゴールを決めるところから始まります。

 

Step2. 退社希望日を決める

転職完了時期が決まれば、次は退社希望日です。一般的には「退職日の1ヶ月前までには会社に退職の意思を伝える」という規則が設けてあります。ただし就業規則は企業によって違うので事前に確認しておきましょう。確認できれば転職計画に退職希望日と共に退職願もしくは退職届を提出する日を書き入れましょう。

円満退社をするには退職日は非常に重要になってきます。繁忙期などの忙しい時期に抜けると引継ぎもおろそかになりやすく会社側に迷惑をかけることもありますので繁忙期などはできる限り避けるようにしましょう。

 

Step3. 引継ぎを始める時期を決める

退職希望日が決まれば、次は引継ぎ開始の時期を決めます。退職前に有休を消化するのであればそれも考慮して引継ぎ時期を設定しましょう。

 

Step4. 応募時期を決める

次は求人に応募する時期を決めます。人や企業によってばらつきはありますが、応募して書類選考を通り面接までが1〜2週間、面接を経て内定を得るまで応募から1ヶ月前後が平均です。最近は転職者の都合に合わせて面接日を設定してくれる企業が増えてきましたが、基本的には平日の就業時間内になります。これを見越して、あらかじめこの時期に有休申請をしておくとスムーズに面接日を確定させることができます。

 

Step5. 情報収集など準備を始める時期を決める

最後に、情報収集などの転職活動を開始する時期を決めます。これらをあらかじめ決めておき計画という形で可視化しておくことにより、不要に転職時期が延長されず、短期での転職活動が可能になります。

転職準備は計画的に

「転職したい」と思ってなんとなく求人サイトを眺めているだけでは、なかなか転職することができません。転職準備開始から転職完了までの計画をしっかりと立て、転職活動全体の流れを把握しておくと短期間でリスクの少ない転職が可能になります。自己分析をし、転職理由や志望動機を固め、ベストなタイミングを狙い転職計画をもとに、成功する転職活動を行いましょう。

 

ライタープロフィール

 EL-LAB編集部

金融、経営コンサル、人材紹介、WEBメディア業界出身者が集まり、キャリアチェンジ(起業マニュアル/転職マニュアル)、ワークライフ(仕事人生の悩み)、マネーライフ(お金と人生の悩み)というテーマを軸に、各々の専門分野に特化した有益で信頼性の高い情報を発信。