起業は人脈が命?人脈の本質と価値ある人脈の作り方

「起業には人脈が重要ってホント?」一般的に、起業して事業を成功させるためには人脈が最も重要といいますが、実際はどうなのでしょうか?

ネット社会の発展により、現代では一人でもビジネスを完結することが可能になり起業のハードルが低くなりました。このような動向のせいか、起業に置ける人脈の重要性を訴える一方で「人脈は重要ではない」という意見も出てきています。起業における人脈について賛否両論あるなか、どちらを信じて行動すればいいのかこれではわかりません。

実際、起業に人脈は必要なのでしょうか?仮に人脈が大切だからといっても知り合いばかりを増やしても意味がありませんので、起業における人脈の本質を理解した上で判断していきましょう。

今回は、起業においての人脈の意味から、大切だと言われる理由、私が経験から導き出した人脈の本当の価値そして価値ある人脈の作り方についてお伝えします。

起業に人脈は必要か?人脈の本質について

まず起業における人脈の必要性・重要性を考える前に『人脈』という言葉について誤解している方が多いので、人脈の本質から確認していきましょう。

『人脈』という言葉自体を知っていたり使っている方は多くいますが、「そもそもどの程度の関係値から人脈と呼べるのか」を理解していたり考えたりしている人は少ないのではないでしょうか?名刺交換をしたら人脈と呼べるのか、またはFacebookで友達承認されていれば人脈と呼べるのか、人によって考え方や定義は様々かと思いますが、「起業における人脈の定義」は非常に大切で、これを曖昧にしておくと起業後営業活動に無駄な労力を割くことになります。起業するにあたって人脈という言葉に振り回され無駄な労力を割かないよう「起業においての人脈」についてきちんと把握しておきましょう。

人脈の本質とは

利益目的の付き合いは人脈とは呼べない

起業・独立をした際にほとんどの方が最初に行うことは営業活動ではないでしょうか。営業活動の一環でビジネス交流会などに参加すると多くの方と名刺交換をすることになります。ここでほとんどの方が勘違いするのが、「挨拶をして楽しく雑談もできて事業内容も理解できたから、この人は私の人脈の一人だ」と思うことです。しかしこのような関係は人脈と呼ぶには程遠いもの。印象の良い挨拶や雑談は初対面での社交辞令にすぎません。この時の相手から見た自分は「見込み客かもしくは紹介をしてくれるかもしれない人」です。

自分にとって金銭的な利益を運んでくれるかもしれないから、その人と付き合う。これが人脈の定義だとしたら非常に悲しいものです。そして割り切れば利益がでるというわけでもありません。このような考え方は、互いが互いを見込み客としてみるため、利益を出しにくい傾向にあり、特に良いことはないのです。

 

互いに感謝し高め合い助け合いができる仲間こそが人脈

私が考える起業においての人脈の定義は、「金銭的な利益を目的としない、互いに信頼を抱き、共に高めあえ、感謝し助け合える仲間」です。ここでの大切なポイントは「金銭的な利益を目的とせず、助け合えること」です。いつでも相談できて、いつでも本音で語り合える。自分の不利益を顧みず、互いに相手のことを本心から慕える関係が、人脈と呼ぶにふさわしいのではないでしょうか。

 

起業における人脈の重要性について

起業における人脈の本質を理解することができたら、人脈の重要性についてみていきましょう。実際に起業において人脈をもっているとどのような効果が得られるのでしょうか?

起業で人脈が重要と言われる理由

起業成功率が上がるため

起業するにあたって、日々・将来への不安はつきものです。これらは決して一人で乗り越えられるものではありません。起業家にとっての失敗とは「継続を諦めたとき」です。信頼おける仲間がいれば相談することができ、行き詰まったときでも支えになってくれ継続することができるので成功率も上がります。

 

 起業しても一人じゃ継続できないため

前項の起業成功率では精神面の話をしましたが、今度は実際に事業主として継続する話です。事業を進めていくとどうしても自分一人では解決できない問題に遭遇します。例えば、売上が全く上がらない、資金繰りがどうにも上手くいかないなど一人で悩んでいてもこれらは解決しません。一人で悩んで解決するのであれば、おそらくすでに成功しているでしょう。このようなときはどうしても人に頼るしかないのですが、その「頼る人」を繋げてくれるのも「人」です。

もし周りに親身に話を聞いてくれる人がいなければ、紹介してもらえなかったり、紹介してもらえたとしても適さない人を繋げられたりしますし、そもそも経営不振なんて話を誰にでもすることはできません。しかし、親身に話を聞いてくれる人がいたならば求めている人を繋げてもらえ問題の解決をすることも可能になるのです。

 

新たな価値観を与えてくれるため

ビジネスの成功は、様々な価値観を柔軟に取り入れることで成り立ちます。信頼できる人間が周りにいないと、自分一人の価値観にとらわれ発展が見込めなくなってしまい、事業を継続することが難しくなります。ですが周囲に信頼できる人間がいるなら、自分にはない価値観を与えてくれ、さらにはアドバイスやヒントといった信頼性の高い情報も与えてくれるので非常に助かります。

 

起業での人脈はその価値が重要

本当の人脈の定義は「金銭的な利益を目的としない、互いに信頼を抱き、共に高めあえ、感謝し助け合える仲間」と前述しました。このことから価値ある人脈とは、「モノ」や「カネ」といった本来の欲にとらわれない、相手のことを第一に考えることが出来る人の繋がりということが言えます。

人脈についての定義や、価値のある人脈について考えてみると、起業においての人脈がどれほど大切なのかがご理解いただけたかと思います。人間関係において私は損得を考えるべきではないと考えていますが、人脈を持っておいて損はありません。私自身周りの人間のおかげで何度も救われた経験があるので必要性を特に強く感じています。

 

価値のある人脈を作るには

起業で人脈が重要と言われる理由や必要性が理解できたら、本当の価値のある人脈を築いていきましょう。どうすれば本当に価値のある人脈を作ることができるのでしょうか?人との出会いを作る方法は交流会や訪問営業などたくさんありますが価値のある人脈の作り方は一つですので人脈作りの際に実勢してみてください。

価値ある人脈が作れる唯一の方法

好きだと思える人と関係性を深める

本当に価値のある人脈をつくりたいのであれば、自分とフィーリングの合う好きだと思える人との関係性を深めましょう。ここで勘違いしてほしくないのは、決して「付き合えばメリットがある人」ではないということです。

・この人と一緒にいれば仕事をもらえそうだ

・この人なら自分のビジネスに役立ちそうだ

・この人なら自分の商品やサービスを買ってくれそうだ

上記のような動機で人脈を作ろうとしても、相手にその意図が伝わってしまい深い関係を築くことが難しくなるばかりか、自分も付き合っていて無理をすることになるので辛くなり長続きしません。さらにはこれらに期待してしまうと余計な人間関係を築くことになるので営業活動上でも無駄ですし、起業という余裕がない状況の中お金も時間も余分に消費します。

メリットがある人ではなく、気の合う好きな人と付き合うことによって無理なく信頼関係を築くことができ、結果的に仕事に繋がることが多くあります。したがって利害関係を考えない人付き合いができる人との関係性を深めることにより価値ある人脈を作ることができます。

 

起業の人脈作りは子供の友達作りと似ている

以上が起業での人脈についてです。価値のある人脈、人間関係を振り返ってみると、それは子供の友達関係に似ているかもしれません。子供から大人になり社会にでるとビジネスマナーや社交辞令というものを気にするようになり人間関係を作るのが難しくなります。子供の頃を振り返ると、そこには価値ある人脈作りのヒントがあるかもしれません。

何気なく使っている「人脈」という言葉ですが、その定義や本当の価値を考えると起業するにおいて人脈がいかに大切かご理解いただけたかと思います。今一度「人脈」について改めて考え、起業をぜひ成功させてください。

 

ライタープロフィール

EL-LAB編集部

金融、経営コンサル、人材紹介、WEBメディア業界出身者が集まり、キャリアチェンジ(起業マニュアル/転職マニュアル)、ワークライフ(仕事人生の悩み)、マネーライフ(お金と人生の悩み)というテーマを軸に、各々の専門分野に特化した有益で信頼性の高い情報を発信。