自己PRで「協調性」はNG?採用担当に響く協調性の使い方

「自己PRで協調性をアピールするとマイナスになるって本当なの?」組織にとって協調性は重要な要素ですが、就活・転活で協調性をアピールすると不利になると言われていますよね?

履歴書や職務経歴書に記入する自己PRは、自分のことをアピールするだけのようで一見簡単そうに思えますが、実際に作ろうとすると非常に難しいものです。本当に協調性はNGワードなのでしょうか?協調性を使うならどう使えばいいのでしょうか?そして協調性しかアピールする点が思いつかない場合はどうすればいいのでしょうか?

今回は、自己PRにおける「協調性」がNGかどうかの真偽と、NGとならない使い方、他のアピールポイントを見つける方法についてお伝えします。

本記事をご一読いただき、自己PRを作成していただければ、採用担当者に効果的な自己PRができますので、ぜひ実践してみてください。

自己PRで「協調性」はNGワード?

採用をする企業にとって、志望者に協調性があるかないかは非常に重要なポイントです。しかし、応募書類や面接で「私の強みは協調性です」「私には協調性があります」などと安直な表現をするのは、採用側には全く響きません。絶対に使用してはいけないNGワードというほどのものではないのですが、「協調性があります」という表現では抽象的かつ一般的すぎて、志望者にどれほどの協調性があるのか、そして他の志望者と同じという印象を与えてしまうので、採用担当者には響かないのです。

つまり、応募書類や面接での自己PRにおいて、「協調性」というワードはNGではないですが、安直な表現とならないよう表現を工夫する必要があります。それでは、以下より採用担当者にポジティブに受け取ってもらえるような「協調性」の使い方をお伝えしていきますので、自己PRで協調性をアピールしたい方は参考にして自身にとって最適な自己PRを作成してください。

 

自己PRで「協調性」を上手に使うには

ネガティブイメージにならずに、採用担当者にポジティブに「協調性」を受け取ってもらう使い方をお伝えする前に、そもそも「企業が求める協調性とは何か?」を把握しておきましょう。他の社員と仲良くなることが企業にとっての協調性なのでしょうか?それとも、周囲に合わせて言われるがままに仕事をするのが協調性なのでしょうか?

企業が求める協調性とは

組織として成果を出すことができる能力

企業が求める協調性とは、前述のような他の社員と仲良くなることや、周囲に合わせて言われるがままに仕事をすることではありません。企業が求めるものは、協調性にかぎらず「成果を出すこと」のみ。つまり、企業にとっては職場の人間と円滑なコミュニケーションをとって、周囲と協力し高めあい仕事で成果を出すことです。単に仲良くするだけ、言うことをきくだけ、では仕事は勤まりません。互いが互いを尊重し、お互いの意見を受け入れながらも意見を出して、個人ではなく組織として成果を出すことができる能力が、企業が求める協調性と言えます。

自己PRで協調性を上げるのであれば、企業が求める協調性を理解しておき、その求める協調性にマッチするような表現の仕方をすることが大切です。

 

効果的な協調性のアピール法

直接的でなく間接的にアピールし協調性を感じさせる

協調性をアピールしたい場合は、前述の通り「協調性があります」という直接的な表現をするのではなく、「チームで一丸となり売上目標を達成しました」や「チーム全体の能力が向上するよう有益な情報を共有していました」「周囲の社員に過ごしやすい職場を提供できるよう、職場の整理整頓・管理を徹底していました」など、周囲に協力して他の社員と一緒に物事を成し遂げた常に周囲に目を向けていた、というアピール法が採用担当者に強く響く協調性のアピール法です。

前述例では「協調性」という言葉を一同も使用していませんが、協調性をアピールしつつ、実体験に基づいたエピソードであるため説得力のある効果的なアピールができ採用担当者にポジティブな印象を与えます。

以下は、協調性要素を含めた自己PRの例ですので、自己PR作成の際の参考にしてください。

お客様へのヒアリングをベースとした法人営業では、新規顧客の獲得はもちろん、お客様にも恵まれリピート率8割を達成できました。現在は第一線での営業は退き、営業チームの管理・教育者として部下の指導・育成に努めており、担当1年目で営業チーム5名全員を全国営業成績200位台から15位以内にあげることに成功しました。今後は、これまでの経験と実績を活かし別業種での営業で結果を残し、営業職の幅を広げたいと考えております。

 

アピールできるポイントは本当に「協調性」だけなのか?

自己PRで協調性をアピールしたいという人の中には、ほかにアピールすることがないがゆえに、とりあえず無難だから協調性をアピールすると言う方もいらっしゃるのではないでしょうか。しかし、これまでにもお伝えしてきました通り、無難だからという理由で協調性を安易にアピールしては、採用担当者にネガティブな印象を与えてしまいます。

採用担当者の気を引く自己PRは、実体験に基づいたものであることが大前提。そのため、印象がいいだろうというだけで、実体験のないものを自己PRに入れ込んでも面接での会話で見抜かれてしまいます。応募書類と面接での会話に一貫性をだし、根拠を示し説得力を出すためにも、「本当にアピールできる点は協調性だけなのか?」をしっかり考えましょう。

 

自分自身のアピールポイントを見つけるには

自分自身のアピールポイントを見つけるには、当然ですがこれまでの自分を振り返り、①これまで何を経験してきたかた?②経験により何ができるのか?を考える必要があり、そしてこれらは、アピールポイントを見つけるためのヒントでもあり、自己PRの最適な構成でもあります。①〜②を経て、さらに③入社後どのように貢献するか?で自己PRの完成です。

①〜③の要素を考えることにより、アピールポイントを見つけつつ、自己PRを作成することができますので、以下解説に従い自分なりの自己PRを作成してみてください。

アピールポイントの見つけ方

①「これまで何を経験してきたか」を考える

まず、自己PRの結論とも言える「③入社後どのように貢献するのか?」に、より説得力をもたせるためにも、これまで何を経験してきたのか簡単な経歴から始めます。

例えば、「これまで5年間、営業職に携わっており、企業を対象とした新規顧客開拓を担当してまいりました。」や、「前職、前々職と業種は違えど接客に携わり、どちらも店舗責任者として管理を行ってまいりました。」など、一文程度で構いませんので、これまでの経歴を述べ、次の②に繋げましょう。

 

②「経験により何ができるのか」を考える

そして①の経験から、得られたことを導き出し、自分は何ができるのか?をできる限り具体的に短く文章化します。できることを具体化するには、できることに実績を含めることです。

例えば、「法人営業で鍛えられたヒアリングスキルにより、単なる新規顧客開拓だけでなく、リピート率を上げることを得意としており、新規顧客獲得数・リピート件数ともに全国営業成績5位以内に入り

表彰の機会をいただきました。」など、できることに加え実績の中でも、表彰された、評価された、などの客観的な実績を加えることによって、③の会社貢献に強い根拠を持たせることができます。

 

③「入社後どのように貢献するのか?」を明確にする

そして、自己PRの最後には「入社後どのように貢献するのか?」を含めます。①の経験したことから、②の経験から得たできることと実績を経ての流れで、応募先企業への貢献をアピールすれば、根拠ある強い説得力の自己PRが完成します。

そして企業は採用人材に対し、「売上アップ」「コスト削減」「新規ヒット商品開発」等の期待をしていますので、できればそれらに関連し貢献できることをまとめて文章化しましょう。

 

採用側は自己PRのココを見ている

いかがでしたでしょうか?自己PRで協調性をアピールすることは悪いことではないですが、アピールの仕方によって採用側が受ける印象が大きく変わることがわかりました。自己PRで協調性をアピールするなら上手なアピールを意識してください。

また、書類選考や面接は応募者側からすれば一つの企業ですが、採用側からすれば複数の応募者という見方となります。ましてや通常業務に加えて書類選考・面接等を行うため、一人の応募者にかけられる時間は非常に少なく限られています。そんな中で、企業にとって有益な人材を見つけるには、①これまでの略歴②自己を採用すべき理由(経験と実績)③入社後の貢献が記載されている自己PRで見極めるのが最適です。

採用側は自己PRを採用の要の一つとして参考とするため、求めている①〜③の要素をしっかりと含め自己PRを構成し、書類選考にて目を通し、入社熱意がしっかりと伝わるよう面接までを意識した自己PRの作成を心がけましょう。

 

ライタープロフィール

EL-LAB編集部

金融、経営コンサル、人材紹介、WEBメディア業界出身者が集まり、キャリアチェンジ(起業マニュアル/転職マニュアル)、ワークライフ(仕事人生の悩み)、マネーライフ(お金と人生の悩み)というテーマを軸に、各々の専門分野に特化した有益で信頼性の高い情報を発信。