投資12種類の各特徴や難易度まとめ|成功する投資の選び方とは?

投資の種類ってたくさんあるので、結局どれがいいのかわかりませんよね?

投資運用の種類は、その時代やタイミングによって変わりますが主要な投資商品は変わらず存在し続けます。しかし主要な投資商品だけでも十数種類あるので、投資がはじめてという方にとっては選ぶのが難しいものです。

ですが、実は投資自体の種類は大きく分類して3種類しかないため、全ての投資商品はそのどれかに分類されます。その3種類とはリターンとリスクの大きさ。つまり「ローリスク/ローリターン」か「ミドルリスク/ミドルリターン」か「ハイリスク/ハイリターン」かということです。

投資の世界ではリターンとリスクの関係は基本的に比例しているため、リターンとリスクはバランス関係にありローリスク/ハイリターンというものは存在しません。

この3つは投資家の性格との相性があるため、投資先や種類を選ぶ際には自分に合ったものを選ぶというのが投資で成功する上での重要な要素になるのです。

本記事では、投資運用の種類やそれぞれのメリット・デメリット、そして数ある投資の種類から自分に最適な投資商品の選び方、投資初心者でも失敗しない投資手法について解説します。

投資・運用方法にはどのようなものがあるのか

投資12種類とそれぞれのメリット/デメリット

外貨預金

外貨預金とはドルやユーロなどの外国の通貨で預金をすることで、外貨預金は国内預金が低金利である今だからこそ注目されている資産運用法の一つです。外貨預金では通常の国内預金と同じように“外貨普通預金”と“外貨定期預金”が存在し、外貨定期預金では入出金や解約の制限がある一方で、比較的高い金利を狙えることから一時期話題の投資となりました。

また外貨預金では、為替相場の変動により外貨購入時と外貨売却時の価格に差が出た際、為替差益が狙えることから短期での投資も可能です。しかし為替差益が狙える一方で、マイナス方向に為替相場が推移すれば逆に為替差損となり損失を出すこととなってしまうため注意が必要な投資商品でもあります。

投資難易度 ★★★☆☆ リターン ★★☆☆☆ リスク ★★☆☆☆
メリット 金利が高い, 為替差益が得られる, 世界経済の動向に敏感になる
デメリット 為替手数料がかかる
リスク 為替差損リスク, 元本毀損リスク, 預金保護(ペイオフ)対象外

※為替手数料とは日本円を外国通貨に、または外国通貨を日本円に交換する際にかかる手数料のことです。

※預金保護(ペイオフ)とは、万が一お金を預けている銀行が破綻した場合でも保護され設定上限額までの預金が戻ってくるという制度です。日本国内の銀行では基本的に預金保護の対象であり1,000万円までが保護されますが、外貨預金の場合は対象外となり銀行が破綻した場合でもお金は戻ってきません。

 

個人向け国債

国債とは、国が資金調達する際に発行する債券のことです。国債を購入し保有すると、国債の保有者は国にお金を貸していることとなるためお金を貸している代わりに、貸している期間中あらかじめ設定されている利息が保有者に支払われ、償還日(貸した資金が返済される日)に投資資金が手元に戻ってくるという投資商品です。

比較的短期で少額から始められるというメリットや、他にも元本割れの心配がなかったり、安定した利益を得ることができるなど初心者向けの投資運用法と言えるでしょう。

しかし個人向け国債は、国内の銀行預金金利とほとんど変わらないくらい金利が低いという点が非常に残念なポイントで、固定3年、固定5年、変動10年の金利はどれも税引前0.05%。それはつまり1,000万円分国債を買ったとしても5000円、さらにそこから税金が引かれるため約4000円しか利益がでないということになります。

投資難易度 ★☆☆☆☆ リターン ★☆☆☆☆ リスク ★☆☆☆☆
メリット 安全性が非常に高く元本毀損の心配がほとんどない
デメリット 金利が低いため投資運用効果が低い
リスク 国の破綻リスク

 

株式投資

数ある投資の中でも株式投資は圧倒的に有名ではないでしょうか。株式投資とは、企業の資金調達手法の一つであり、株券を発行し購入してもらい、購入者、つまり企業に資金を出資した出資者に対し、その出資した金額に応じて配当金の支払いや、株式市場においての株価変動に乗じた株式の売買取引によって利益を得ることです。

株式投資には配当金や、保有数に応じてその企業の自社製品やサービス券などが無償でもらえる株主優待、値上がり率によっては投資元本が倍以上になることもあるなど資産運用として非常に魅力的なメリットが備わっています。

しかしメリットが大きいということはリスクもそれなりに大きく、預金などとは違い元本保証がされていないため、企業の業績や経済環境の変化に伴い購入時よりも株価が下がってしまうと下がっただけの損失が出てしまい、場合によっては大怪我をすることもあるため、情報取得と選別に慣れていない初心者には危険な投資と言えるでしょう。

投資難易度 ★★★★★ リターン ★★★★★ リスク ★★★★★
メリット 大きな売却益を狙える, 配当金が得られる, 株主優待が受けられる, 抗インフレ効果がある
デメリット 株式売買手数料がかかる
リスク 株価下落(キャピタルロス)リスクによる元本毀損の可能性がある

※抗インフレ効果とは、インフレに強いということです。インフレとはインフレーションの略称で、お金の価値が下がることを指しますが、通常インフレが進めば銀行預金などの金利が下がるばかりか、お金の価値が下がるため預金の価値も下がります。しかし株式はインフレに強いと言われており、企業は財産や収益はインフレ率が上がれば上がるほどアップすると言われているため、それに応じて株価が上昇します。このように株式はインフレに強いことから、株式投資は抗インフレ効果があると言えます。

 

投資信託

昨今、投資信託が世間的に流行ったことから、投資信託も株と同じく有名な運用法です。投資信託とは、投資家から集めた資金を元に運用のプロが主に株式や債券などに投資し運用をする金融商品の一つです。投資信託では運用をプロであるファンドマネージャーに委託でき少額から投資ができるというメリットが幾つかあります。しかし運用をプロであるファンドマネージャーに委託することとなるため、いくらかの手数料がかかるという投資信託ならではのデメリットが存在します。

リスクは投資信託の投資対象によっても異なりますが、元本保証ではないことは理解しておきましょう。人によっては投資信託を元本保証の金融商品と思い込んでいる方もいるのですが、投資信託に元本保証はありません。似た異様な名前で元本確保型投資信託というものはありますが、これは元本を保証するもので全くないため注意が必要です。ただし組み合わせによっては堅実な運用も可能なため初心者向けの運用法ではあります。

投資難易度 ★★☆☆☆ リターン ★★★☆☆ リスク ★★★☆☆
メリット プロが運用を代行してくれる, 少額投資が可能, 分散投資でリスクヘッジ
デメリット 販売手数料, 信託報酬, 信託財産留保額など委託コストがかかる
リスク 元本保証されていない, 商品別にそれぞれリスクが存在する

※投資信託と一言でいっても、商品種別は様々でその投資信託の投資先によってそれぞれリスクが異なりますが、株や外貨、先物などが主な投資先で、多くが経済状況等に左右されるリスクを抱えています。

 

ETF(上場投資信託)

ETFは上場投資信託とも言い、投資の世界でも分散投資を実現させる人気商品の一つです。上場投資信託とは文字通り証券取引所に上場していて取引所にて取引される投資信託のことを指し、通常の投資信託とは証券取引所に上場しているという決定的な違いがあり、ETFの投資対象によって異なりますが日経平均やTOPIXなどの指標をもとに運用されるため、一般の投資信託よりも安定的に資産運用ができることから初心者だけでなく多くの投資家に人気です。

手数料が安く、少額からでも購入可能で分散投資による運用リスクの軽減が可能など魅力的なメリットはもちろんですが、一方で積立が難しいなどのデメリットや、元本保証がなかったり等のリスクも存在します。

投資難易度 ★☆☆☆☆ リターン ★★☆☆☆ リスク ★★☆☆☆
メリット 低コスト, 少額投資が可能, 瞬時に売買が可能, リスク分散がしやすい
デメリット 積立が難しい
リスク 元本保証がされていない

 

外貨MMF

外貨 MMFとは、外貨建て投資信託のことを指します。基本的に外貨MMFでの投資先は信用・信頼できる外国の国債や企業の社債を対象に運用するため安全性が高い金融商品です。一般的には0.5〜3%程度の利回りですが、高いものでは10%を超えるものもあるため場合によっては大きな利益を上げることができます。外貨普通預金よりも金利が高い場合が多く、なおかつ外貨定期預金よりもリスクが少ないということからローリスク/ミドルリターンの投資と言われています。

外貨MMFも少額からの投資が可能や、為替差益に税金がかからないなどの魅力的なメリットがありますが、為替レートの変動によって場合によっては損失が出るというデメリットがあるため注意が必要です。

投資難易度 ★☆☆☆☆ リターン ★★★☆☆ リスク ★★☆☆☆
メリット 金利が高い, 解約が自由, 少額投資が可能, 安全性が高い
デメリット 為替手数料がかかる
リスク 為替変動リスク, 元本毀損リスク

 

FX(外国為替証拠金取引)

日本円を外国通貨に変える取引を外国為替取引と言いますが、通貨の為替相場は常に変動しているため通貨を別の通貨に交換する際、購入時と売却時で差額がでます。この差額によって出る利益を為替差益というのですが、FXはこの為替差益を積極的に狙って取引をする金融商品です。FX最大の特徴はレバレッジ取引が利用できること。レバレッジ取引を簡単に説明すれば、少ない資金で大きな金額を動かせる、つまり「テコの原理」をつかったような取引ができ、少ない資金でも大きな利益をだすことが可能になります。

しかしレバレッジをかけられる分、同時にリスクもあがり、さらには短期・中期的な為替変動の予測が困難なことからFXは投資ではなくギャンブル性の高い投機と言われています。

投資難易度 ★★★★☆ リターン ★★★★★ リスク ★★★★★
メリット 為替手数料が安価, 24時間取引可能, 少額投資が可能, 資金よりも大きな額が扱える, 短期間で大きな利益が狙える
デメリット 24時間取引が可能なことで、為替相場の値動きが気になり気が休まらない
リスク レバレッジによる損害リスク, 為替変動リスク, FX業者倒産リスク

 

不動産投資

不動産投資とは、投資利益を得ることを目的にマンションやアパートなどの不動産を購入し、家賃収入を得たり年数経過とともに地価が上がることを見越して、購入時の価格と売却時の価格の差額で利益をだす投資方法です。将来的に見ても人口が減らないと見込める地域で物件を購入することができれば、そこまで地価の大きな価格変動は起きないと言えるので、比較的長期に渡って安定した運用が可能になります。

しかし近年では収益物件の利回りも平均的に下がっているため、いわゆる不動産投資の儲かるイメージとは程遠くなりつつあります。また不動産投資に関して大した勉強をせずに不動産営業マンの口車にのって安易に足を踏み入れてしまうと、思っていたよりも全然儲からないなど後悔することもあるため、不動産投資は慎重に検討する必要があります。

投資難易度 ★★★★★ リターン ★★★☆☆ リスク ★★★★☆
メリット 安定収入が確保できる, 節税効果がある, 抗インフレ効果がある
デメリット 管理に手間がかかる, 流動性が低い
リスク 不動産価格の下落リスク, 金利低下リスク, 空室リスク

 

J-REIT

J-REITとは、複数の投資家から集めた資金で、マンションやオフィスビル、その他商業施設などを購入し、それで得られた家賃収入や売買益を投資家に分配するという不動産の投資信託です。J-REITは複数の投資家で行う不動産投資なため、通常の不動産投資で得られるメリットに加えて少額からでも投資ができ、証券取引所に上場しているため換金性が高いというメリットが得られます。

しかし一方では不動産市場においての価値低下や、金融機関から借入を行った場合に関係してくる金利変動リスク、地震や火災などによる不測のリスクや上場廃止などの可能性もあり、取引が困難になるというリスクが存在します。

投資難易度 ★★☆☆☆ リターン ★★★☆☆ リスク ★★★☆☆
メリット 少額投資, 不動産専門知識が不要, 証券なので現金化しやすい
デメリット 売買手数料がかかる
リスク 投資法人倒産リスク, 上場廃止リスク, 金利変動に伴う分配金低下リスク, 自然災害などの物件損害による証券価値低下リスク

 

“全世界共通の通貨”と言われる金ですが、実物資産である金(銀、プラチナ等)を投資対象とすることにより運用が可能になります。金投資のメリットは、自動積立が可能、少額から(1,000円程度より~)積立が可能、実物資産であるため長期的な価値の保存が可能(市場価値が激減しづらい)、モノであるためインフレに強い、等が考えられます。

一方、デメリットとして、金等の実物資産では、利息や分配金といったインカムゲインを得ることができません。そのため、どちらかというとローリスクローリターンの比較的貯蓄に近い性質を持っているというのが金の特徴です。

投資難易度 ★☆☆☆☆ リターン ★★☆☆☆ リスク ★☆☆☆☆
メリット 少額投資が可能, 積立も可能, 資産価値が下がりづらい, 抗インフレ効果が高い
デメリット 利息や分配金といったインカムゲインが得られない
リスク 金相場変動リスク

 

仮想通貨

ビットコインを代表する仮想通貨ですが、昨年のビットコイン高騰や仮想通貨取引所によるテレビCM等で一気に認知度が高まりました。日本では初期の段階でビットコインの横領事件などがありネガティブなイメージが付いてしまっていますが、仮想通貨に使われている技術はまさに革新的なものであり、これからの世界に革命をもたらすと言われています。

仮想通貨はビットコイン以外にもいくつも種類がありますが、どの通貨も価値が上昇しており、仮想通貨で大きな利益を出した人も増えているようです。

ただし価格変動が激しいため、短期でみると投資というよりも投機性が強く、投資としてはおすすめできません。しかし長期的な目線で捉えれば資産運用価値は十分見込めるので始めるなら長期保有前提がいいでしょう。

投資難易度 ★★☆☆☆ リターン ★★★★★ リスク ★★★★★
メリット 少額投資が可能, 将来的な資産価値が見込める, 現金としての利用も可能, 銀行が不要
デメリット 投機的側面がある, 参入企業が少ないため利用しづらい, 法整備が整っていない
リスク 仮想通貨相場変動リスク, 取引所破綻リスク, 詐欺リスク, ハッキングによる流出リスク

 

確定拠出年金(401k)/iDeCo(イデコ)

確定拠出年金(401k)とは、企業や加入者が月々一定額の掛け金を出し合って、運用し将来的に給付金が戻ってくるという制度です。この確定拠出年金(401k)は企業型で、会社が退職金制度として導入している場合加入になり掛け金も会社が負担してくれますが、iDeCo(イデコ)は個人型の確定拠出年金であり任意での加入、そして掛け金も当然自分で払います。制度の対象が異なるため条件等も変わりますが、どちらも老後資金を作ることを目的とした制度です。

確定拠出年金の場合は、掛金が所得控除の対象となったり掛金運用で得た運用益は非課税となったり、将来的に受けとる際も控除対象となったりしますが、iDeCoでは途中解約できず60歳まで契約し続けなければならない、確定拠出年金(401k)では企業年金がある会社に転職した際には資格を失ってしまうなどのデメリットがあります。

投資難易度 ★☆☆☆☆ リターン ★★☆☆☆ リスク ★☆☆☆☆
メリット 掛け金が全額控除対象, 運用益全額非課税, 比較的低コスト
デメリット 60歳まで途中解約できない, 会社員の場合、転職した際に資格喪失する可能性も
リスク 将来の受取額が未確定なため、投入金額よりも受取額が下がる場合もある

※確定拠出年金は、名前に反して将来の受取額が未確定なため、場合によっては投入金額よりも受取額が下がる可能性もあります。

 

自分に最適な投資商品を選ぶには?

冒頭でも簡単に解説しましたが投資には大きく分類して「ローリスク/ローリターン」、「ミドルリスク/ミドルリターン」、「ハイリスク/ハイリターン」の3種類が存在します。これらの中でもローリスク/ローリターンとハイリスク/ハイリターンは真逆の存在であり、投資家の性格や運用方針によっても選択すべきものが違ってくるため、自分に最適な投資商品を選ぶには、自分の性格や運用方針、そして投資資金額の大きさに合わせた投資商品を選ぶ必要があります。

リスクが怖にも関わらず、ハイリスクな投資商品を購入してしまえば、運用期間中気が気ではなくなり落ち着きませんし、リスク関係なしに一攫千金が狙いたいにもかかわらず、年間数千円〜数万円しか増えないようであれば、投資している意味を感じず継続が難しいでしょう。

また自分の年収額や手元にある投資資金額の大きさによってもリスクは変わってきます。例えば貯金額が100万円しかない人が100万円の投資をするのと、貯金額1000万円の人が同じ100万円のものに投資をするのに大きな違いがあるのはおわかりでしょうか?仮に投資先が破綻して元本が全て消えてしまった場合、貯金額1000万円の人は一部が消えてしまったにすぎないため勉強になった程度で済みますが、貯金額100万円の人にとっては死活問題です。

こうならないためにも、性格だけでなく身の丈に合った投資商品を選択することが大切ですので、資金余裕が少ない投資初心者の方は、投資に慣れるという勉強の意も込めて少額から開始できる投資商品を選択しましょう。

 

投資運用での失敗がなくなる分散投資のすすめ

以上が投資の種類についてです。投資の種類は数多く存在し、それぞれに違った特徴があることがわかりましたが、どんなに安全に思える投資もリスクがゼロというわけではありません。本記事には投資メリットがほとんどないため、あえて挙げませんでしたが、国内での銀行預金も本来は投資運用商品の一つです。一般的に当たり前のように使われている銀行預金も、銀行の破綻リスク等のリスクがあるため絶対安全ではありません。

そのため投資運用を成功させるには、いかにして損失のリスクを回避するかがポイントとなってきます。そのリスク回避を実現できるのが“分散投資”。分散投資は投資の基礎であり、資産運用のリスクを軽減し運用を成功させる重要な投資手法です。資産運用を成功させるためにも分散投資は必ずマスターしましょう。

 

ライタープロフィール

 EL-LAB編集部

金融、経営コンサル、人材紹介、WEBメディア業界出身者が集まり、キャリアチェンジ(起業マニュアル/転職マニュアル)、ワークライフ(仕事人生の悩み)、マネーライフ(お金と人生の悩み)というテーマを軸に、各々の専門分野に特化した有益で信頼性の高い情報を発信。

2 件のコメント