起業するにはどうすればいい?後悔しないために準備すべきこと

「起業するには何をすべきなの?」起業とは特別な働き方であるため、いざ「起業したい!」と思っても何をどうすればいいかわかりませんよね?

起業をネットで検索すると、「個人事業主または法人(会社)として起業することはとても簡単」という意見もありますが、なにも個人事業主の開業手続きを行うこと、法人登記を行い会社を設立することだけが起業ではありません。確かに個人事業主や法人設立に必要な手続きは簡単ですが、そもそも起業とは事業を立ち上げ運営することであり、継続してお金を稼ぐことが必要があるため難易度が高いと言えます。

難易度が高いからこそ起業家の中には失敗する方もいるのですが、何を準備しておけば起業後失敗しない、または後悔しないようできるのでしょうか?

今回は、起業するためにしておきたいこと後悔しないための準備についてお伝えします。

どんな形であれ、これから起業を考えているという方は起業後後悔しないためにも是非ご一読ください。

起業するには

起業自体に決まりなどは存在しないため、絶対にこれをこの順番で行わなければならないということはありませんが、起業で失敗しないため、起業したのちに後悔しないためにはきちんとした事前の準備が必要です。

会社員として給料を受け取りながら個人事業主として起業をスタートさせるのであれば時間と資金的余裕を維持しつつも開始できるため特に問題は起こりませんが、会社を辞めて独立したい、または個人ではなく法人として起業したいという場合は、これまでの安定的な収入が途絶える、法人登記・維持に一定のコストがかかることから、起業のちに悠長に準備などは行っていられません。

起業準備にはそれなりのボリュームがありますので、できれば以下起業するために準備しておくことは起業前に行ってください。それでは以下より準備しておくことをお伝えします。

起業する前に準備しておくこと

なぜ起業したいのかを考え明確にしておく

まず、何故これから起業を考えているのかを明確にしておきましょう。

一見どうでもいいことのように思えますが、起業する理由を明確にし今一度改めて見直すことは、起業に対する覚悟をより確かなものにしてくれます。覚悟を固めるということは、ちょっとやそっとの困難では諦めない精神的強さや、困難を乗り越えるための思考にもつながるため、結果的に事業達成率を大幅にアップすることにつながるのです。

覚悟を決めて起業は当然と思われるかもしれませんが、意外にも覚悟が決まっていたと勘違いしているパターンが多く、いざという時に諦めてしまう例が多数あります。起業理由も明確になっていると思われるかもしれませんが、改めて明確化してみると見えていなかった部分も出てくることがありますので、面倒と思わずに今一度、自身の起業理由を見直し明確にしてみましょう。

 

何で起業するのかを考える

起業するからには、当然何かしらの事業を行う必要があります。そのため何で起業をするかを考えておきましょう。起業の相談を受けると意外にも多いのが、「起業したいけど、何で起業したらいいかがわからない」という悩みです。このような場合、起業する内容が決まらずにスタートしてしまうと、決めるまでに時間がかかりすぎてしまい、時間が経てば経つほどマイナスになってしまいますので事前にビジネスアイデアを考えておきましょう。

どのような事業で起業するかは、その人の経験やアイデアによって異なるため特に決まりはありません。ビジネスアイデアの考え方はたくさんありますが、数ある中でも思いつきやすい考え方としては、①すでに存在するビジネスアイデアの真似をする, ②すでにあるビジネスアイデアを複数混ぜてオリジナルのアイデアに昇華する, ③これまで培ってきた自身の特技を活かす, などが挙げられます。

ビジネスアイデアを考える際は、頭で考えるだけでは、上手くまとまらずモヤモヤするだけになってしまいますので、どんな些細なことでもいいので記録に残しつつ、客観的な視点からアイデアをとらえることができるように紙に書き出し目に見える形にして考えましょう。

 

考えたビジネスにニーズがあるかを調査する

せっかく考えたビジネスも、世の中に求められていなければ意味がありません。ビジネスを成功させるには売り上げをたて利益を上げることが絶対的に必要なのですが、売り上げを立てるには主観で何を提供したいのかではく、何が求められているかという客観的視点を持つことが重要です。自身での予測も大切ですが、予測はあくまで予測の域を抜けることはないため実際にニーズあるのか、きちんと調査をする必要があります。

ニーズ調査のやり方は、自分以外の人に自分が作ったサービスやモノを使ってもらう、または意見をもらうというのが基本になります。周りに頼める人間がいるのであれば、試しに作ったプロトタイプのサービスや製品を使ってもらい意見をもらいましょう。始めは厳しい意見が多いかもしれませんが、サービスやモノの悪い箇所などを指摘してもらえ、それを起業前に改善することができれば起業後に売れる可能性が格段にあがります。他人に意見をもらうニーズ調査にまさるものはありません。

また、ニーズ調査と同時進行で競合リサーチも行なっておきましょう。競合リサーチでは、自身の進出市場にどんなライバルがいるのかを把握し研究しておくことにより、自身のビジネスアイデアをさらに磨き上げることができ成功率を上げることができます。

 

ビジネスモデルの整理をする

ビジネスアイデア、そしてそれらのニーズ調査等ができたら、実際に事業を動かしたときのビジネスモデルを考えましょう。出身業界によってはあまり聞きなれない言葉かもしれませんが、ビジネスモデルとは「稼ぐ仕組み」のことを指します。

稼ぐ仕組みと言われてもピンとこないかもしれませんので、一番身近な「物販」を例に挙げて解説します。最も一般的な物販は、モノを作って(または仕入れて)お客様に販売すると、その対価としてお金がもらえます。非常に単純で当たり前なことですが、これもれっきとしたビジネスモデルの一つです。

物販のようにモノを売るなら単純ですが、これが目に見えないサービスになってくると、どこでお客様からお金をもらおうかが複雑になってくるため、ビジネスモデルを明確にしておかないと事業を継続することができなくなることもあります。

単純なことに思えるかもしれませんが、ビジネスモデルを間違えるとお客様がサービスに対し悪い印象をもったり、運営側も収支バランスがとれないなど、ビジネスが繁栄しない一つの要因ともなりうるので、お客様が支払いに対しストレスのないよう、そして運営している側にも無理がかからないようにモデルを組むことが大切です。

失敗しづらいビジネスモデルとは、①小資本で始められる, ②在庫を抱えない, ③利益率が高い, ④外注しなくても成り立つ, ⑤単発ではなく一定期間以上継続的に収入を得られる, などが含まれたビジネスです。起業家の多くは資金に余裕がない状態で起業し、使用できる資金と時間に厳しい制限がありますので、これら要素を含めたビジネスモデルが理想的となります。

 

収支計画を含めた事業目標を作成する

ビジネスモデルまでを明確にすることができたら、起業前最後の準備として具体的な数字を用いた収支計画を含む事業目標を作成しましょう。

事業目標とは、「起業5年後には利益を○○円にする」や「起業初年度12月までに、サービスのプロトタイプ(試作品)を完成させる」などの途中目標計画でのことです。目標とそれに伴う計画が目に見える形であるだけで、どれくらい行動すれば目標を達成できるのか、どのタイミングでどれくらいの資金が必要なのかが明確となり行動に迷いがなくなります。また、事業の要ともいえる資金繰りにも役立つため資金が足りなくなって事業が行き詰まるということを防ぐことができます。

事業進行の予測立て、進捗の確認に非常に重宝しますので、起業前には必ず収支計画を含めた事業目標を作成しましょう。

 

起業で後悔しないためには

失敗しづらいビジネスモデルを完璧に実現できれば、起業して事業を動かしても重大な問題というのは起こりづらいかもしれませんが、起業内容・状況によっては取り返しのつかない問題が発生し後悔することもあります。そうならないために、起業前は徹底した情報収集と具体的な計画を立てることが必須なのですが、漠然と情報収集するだけでは後悔を防ぐことができる率が低いので、ポイントを押させて後悔しないために万全の準備をしましょう。

起業後に後悔しないために準備すべきこと

カードローン枠・クレジットカードの作成・不動産購入等々

会社を辞めて独立という形での起業される方に特に当てはまるのですが、独立後は会社員という大きな社会的信用を失うこととなるため、カードローン上限枠やクレジットカードの作成、不動産の購入時等の審査が極端に通りづらくなります。

つまり独立をして会社員という安定収入が得られる地位を失ってしまうと金融機関からの借入ハードルが高くなり、そう易々とお金が借りられなくなるのです。借りる予定がないかもしれませんが、事業が100%うまくいく保証なんてどこにもありません。もし仮にうまくいかなかった場合、カードローン等は事業に使うことはできませんが、生活費には使用するこができますので、もしもの時のために会社員を辞める前にカードローンの上限枠をあげておきましょう。クレジットカードの作成も不動産も同様で、安定収入がないと審査が通らず断られることがあります。

会社員でないというだけで、個人の支払い能力を疑われ審査の通り方は天と地の差にまで開きがでますので、独立して起業をお考えの方は後悔しないよう退職前に必ず準備をしておきましょう。

 

ある程度貯蓄をしておく

近年ではインターネットサービスの発展とともに、資本がなくても起業ができるようになりアイデア一つで誰しもが起業家となれる時代になりました。しかし、確かに資本がなくても起業はできますが、起業開始後すぐに事業が軌道に乗るなどということはほとんどありません。現実は継続し売れない時期を耐えなければならないわけですが、売れない時期が3ヶ月なのか半年なのか1年なのかそれ以上なのかは動いてみなければわからず、いつ売れるのか、結果がわからないからこそ、その期間を耐え抜く貯蓄が必要なのです。

貯蓄金額が多いに越したことはありませんが、最低でも1年間は無収入でも食べていけるだけの貯蓄はしておくことをおすすめします。

もし「貯蓄がまったくないけど起業したい!」という方がいるのであれば、会社員を辞めず安定収入を得ながら起業ができる“週末起業”という形で起業しましょう。

 

起業を投機でなく“確実な投資”にすることが重要

いかがでしたでしょうか?「起業は自己投資」とも言われるように、起業を成功させるために試行錯誤し知識と経験を積み重ねることは全て自分の血肉となる最高の投資ということができます。しかし、準備をまったくせず気分で起業するなど、取り組み方によっては投機(ギャンブル)となることもあり、そうなってしまっては損失がでるだけの全く無意味な行為となってしまいます。

そうならず後悔しないためにも、万全の準備を整えて、起業を確実性の高い最高の自己投資にしましょう。

 

ライタープロフィール

 EL-LAB編集部

金融、経営コンサル、人材紹介、WEBメディア業界出身者が集まり、キャリアチェンジ(起業マニュアル/転職マニュアル)、ワークライフ(仕事人生の悩み)、マネーライフ(お金と人生の悩み)というテーマを軸に、各々の専門分野に特化した有益で信頼性の高い情報を発信。