確実にお金を増やす方法とは?安心安全なお金の増やし方

「確実にお金を増やす方法」と言われと胡散臭く聞こえますし、実際に100%確実にお金を増やす方法は存在しません。ただし、方法によっては安全かつ効率的にお金を増やすことが可能です。

今回は、安全かつ効率的にお金を増やすための考え方と具体的な方法についてお伝えします。本稿の内容は、100%確実に儲かる方法ではありませんが、参考にしていただければ安全に効率的にお金を増やすことができるようになる考え方と方法です。

確実にお金を増やすには?

確実にお金を増やすには、労働を対価にお金を稼ぐ、つまり会社に勤めて働く、または自らサービス・商品を提供してお金を稼ぎ貯蓄をしていくことが挙げられますが、今ではひと昔前と異なり日本の銀行預金で得られる金利が非常に微々たるものであるため、お金を銀行に預けていてもほとんど増えない時代となってしまいました。

そのような時代背景もあってか、近年では投資による資産運用が資産家だけの話ではなく広く一般的なものとなってきており、投資の中でも比較的ハードルの高い不動産投資も会社員の間では浸透してきています。

このように、投資による資産運用が一般化している中、時代の波に乗るように多くの投資案件が世の中に存在していますが、それぞれの案件はリスクレベルが異なりリスクがほとんどないものから、リスクが大きなものまで様々なため、確実にお金を増やすには、①リスクがほとんどないものを選ぶか, ②リスクがあってもリスクを回避する施策を施すかが重要となります。

リスクがほとんど伴わないものは得られるリターンも乏しく、逆にリスクが高いものはリターンも高く比較的効率よくお金を増やすことができるのですが、どちらを選ぶかに正解はなく、自分の性格や資産規模にあわせて選択または組み合わせを行うのがベストといえるので、まずは以下にてリスクをほとんど伴わないお金を増やす方法をお伝えします。

リスクが高くてもリスクヘッジをすることによって安全かつ効率的にお金を増やす方法については次章以降にて後述しますので、そちらもぜひ参考にしてください。

リスクをほぼ伴わずお金を増やすことができる方法

個人向け国債を保有する

数ある投資案件の中でも国債は非常にリスクの少ない投資先です。

そもそも、国債とは国が資金調達する際に発行する債券のこと指すのですが、国債を購入し国債保有者となると、国債保有者は国にお金を貸していることとなるためお金を貸している代わりに、貸している期間中あらかじめ設定されている利息が保有者に支払われます。国債の償還日(貸した資金が返済される日)に投資資金が手元に戻ってくるという形となり、国が破綻しない限りは元本戻ってくるため、国が破綻する確率を考えても安全性が非常に高い投資先と言えるのです。

個人向けの国債には、前述しましたように元本割れの心配がないというメリット以外にも、比較的短期で少額から始められるというメリットや、安定した利益を得ることができるというメリットもあり、投資または資産運用の初心者であっても気軽に取り組めるという特徴もあります。

しかし個人向け国債は、国内の銀行預金金利とほとんど変わらないくらい金利が低いという点が非常に残念なポイントで、固定3年、固定5年、変動10年の金利はどれも税引前0.05%(2018年6月時点)。それはつまり1,000万円分国債を買ったとしても5000円、さらにそこから税金が引かれるため約4000円しか利益がでないということになります。

銀行預金同様にリスクは低いため、より確実にお金を増やすことはできますが、利益を考えると資金を投じる意味がほとんどないとも言えるでしょう。

 

確定拠出年金(401k)/iDeCo(イデコ)を利用する

確定拠出年金(401k)またはiDeCo(イデコ)もリスクの低い運用先の一つです。

確定拠出年金(401k)とは、企業や加入者が月々一定額の掛け金を出し合って、運用し将来的に給付金が戻ってくるという制度で、確定拠出年金(401k)は企業型で、会社が退職金制度として導入している場合に加入となり、掛け金も会社が負担してくれますが、iDeCo(イデコ)は個人型の確定拠出年金であり任意での加入、そして掛け金も当然自分で払います。制度の対象が異なるため条件等も変わりますが、どちらも老後資金を作ることを目的とした制度です。

確定拠出年金の場合は、掛金が所得控除の対象となったり掛金運用で得た運用益は非課税となったり、将来的に受けとる際も控除対象となったりしますが、iDeCoでは途中解約できず60歳まで契約し続けなければならない、確定拠出年金(401k)では企業年金がある会社に転職した際には資格を失ってしまうなどのデメリットがあります。

前述のようなデメリットは存在しますが、確定拠出年金は“確定拠出年金法”を根拠とし厚生労働省管理のもと、確定拠出年金運営管理機関・資産管理機関・運用商品管理機関と登録を許可された企業が数百社にわたり運営・運用をしているため運用先の中でも低リスクな運用先といえますが、一般的に定着している投資とは性質がことなるため大きなリターンは望めません。リターンが少なくてもいいから将来のために、確実にお金を増やしたいという方は相性がいい運用先と言えるでしょう。

 

金(ゴールド)を保有する

“全世界共通の通貨”とも言われる金(ゴールド)ですが、実物資産である金(銀、プラチナ等)を購入し保有することによって資産の運用が可能になります。金投資自体は一部テレビCMとして放送されているにもかかわらず、今ひとつメリットが浸透していないのですが、金投資は自動積立が可能であり少額から(1,000円程度より~)積立も可能、実物資産であるため長期的な価値の保存が可能(市場価値が激減しづらい)、モノであるためインフレに強い、といった多くのメリットが存在します。

あえてデメリットを挙げるのであれば、金などの実物資産では、株式投資で得られるような利息や分配金といったインカムゲインを得ることができないという点で、長期に渡って寝かせておく必要があることが金投資のデメリットと言えるでしょう。

価値の変動リスクも存在し短期的にみると価値の上下はありますが、長期的に金の価値は上昇していくことが強く見込まれているため価値低下の確率は高くはありません。実際過去から現在までの金相場推移を確認すると2010年〜11年の価格が1g3700円~3800円前後だったのに対し2017年では1gあたり4800円台から5000円台へと高騰しています。当然運用する金額が大きければ大きいほど運用における利益額は大きくなるので、長期にわたり動かす予定のないお金があるのであればローリスク運用の中でも金はおすすめです。

 

安全かつ効率的に、そして確実にお金を増やすには

前章でお伝えしました確実にお金を増やす方法はリスクをほとんど伴わない運用方法でしたが、リスクをほとんど伴わないため見込めるリターンも少ない、リターンが得られても長期運用しなければあまりメリットがないというデメリットが共通していました。

そのため、これら運用先は「リターンが少なくてもいいから、より確実にお金を増やしたい」という方には適していますが、「確実にお金を増やしたいけど、リターンもそれなりに欲しい」という方には適しません。

基本的に投資はローリスク/ローリターン, ミドルリスク/ミドルリターン, ハイリスク/ハイリターンと、リスク/リターンが相関関係にあるため、通常はそれなりのリターンを望む場合は、それ相応のリスクも同時に許容しなければならないのです。それでは「確実にお金を増やしたいけど、リターンもそれなりに欲しい」という場合は諦めなければならないのでしょうか?

リスク/リターンレベルをコントロールし、お金を増やす方法

 “分散投資”でリスク/リターンレベルをコントロールする

実は、ローリスク/ローリターンを、そしてミドルリスク/ミドルリターンを、「ローリスク/ミドルリターン」に変えることができる投資手法が存在します。その投資手法とは“分散投資”のことですが、分散投資とは、その名のごとく、投資リスクを軽減させるため、複数に分散した投資運用を行うことで、全ての資産をひとつの運用対象に集中させてしまうと、投資先の運用がうまくいかなかった場合に資産全体にマイナスの影響が及んでしまうので、そのマイナスの影響を受けにくくするために、それぞれ相関性が低い商品や銘柄同士を組み合わせて投資することで、リスクヘッジを施すという投資手法です。

ただし、一見メリットしかないように思える分散投資ですが、リスクを抑えることが可能、損失リスクを抑えることで資金の有効利用が可能というメリットの反面、集中投資による利益追求ができない、複数を組み合わせることによる管理の手間がかかるといったデメリットも存在します。

そのため、デメリットによる影響の範囲を抑えるためにも正しい手法投資先を分散させる必要があります。

そもそも投資に伴うリスクには、投資先の価格が上下変動する「価格変動リスク」, 投資先の破綻等により投資資金の元本利息等の支払いが困難になる「債務不履行(デフォルト)リスク」, 価値下落等の理由によって投資先商品の売却ができなくなる「流動性リスク」, 為替相場の変動によって損失がでることがある「為替変動リスク」, 政治・軍事・社会・テロや紛争等によって経済状況が変動し、それにより投資先にマイナスの影響が出る「地政学リスク」, 政治・経済等の理由により市場金利が変動することによって投資先から得られる利益等が上下する「金利変動リスク」等が存在します。

これらリスクは投資先によって含むものが異なるため、A投資先のメリットによってB投資先のリスクをカバーするということが可能となるのです。

リスクカバーを成功させるには、投資先にどのようなリスクが含まれているかを見極め、同じリスクを含まないよう、つまり投資先の値動きが異なるものを選んで分散先として組み合わせる必要があります。

特性の異なる商品を組み合わせて分散、投資する地域の分散、投資する時期の分散など上手に分散してリスを抑えつつ、それなりに高いリターンを狙って運用することにより、安全かつ効率的に、ローリスク/ミドルリターンな運用で確実にお金を増やすことが実現できるのです。

それでは、次章にてより具体的な確実にお金を増やす方法を見ていきましょう。

 

効率的かつ確実にお金を増やすことを実現するには

それでは、より具体的に分散投資によってリスクヘッジをした、ローリスク/ミドルリターンの投資具体例を見ていきましょう。投資先の組み合わせ方は、まず投資先をリスクが少なく安定的に資産運用が可能な①安定運用と、リスクは高いが相応のリターンも見込める②積極運用で二分し、さらにそれらを複数の投資先に分けて投じることによって、効率的かつ確実にお金を増やすことが可能となります。

それぞれに投資をする割合は、自身が投資にどのような目的を持っているかによって変わってくるのですが、どちらかといえば短期的にそれなりの利益を上げていきたいのか、逆に長期的にリスクを抑えつつじわじわと利益を上げていきたいのか、資産運用の目的を明確にしてから、その目的を達成できるような割合で運用先を組み合わせていきましょう。

効率的かつ確実にお金を増やすための運用例

Case1. 運用資金100万円で積極的にお金を増やしていきたい

運用資金総額がそこまで大きな金額でない場合は、分散しすぎると運用効率が下がりコストが目立ってくることもあるため分散先をある程度に絞る必要があります。さらに運用目的が積極的な利益の追求ならなおさらですが、積極的な利益追求を意識しすぎたあまりリスクを許容しすぎては不測の事態で資産に悪影響がでてしまうことも考えられるため攻めと守りのバランスが非常に重要となってきます。以下はあくま一例にすぎませんが、運用の参考にしてください。

投資種別 投資割合 投資商品例・内訳 投資額
安定運用 40% 国債 20% 20万円
20% 20万円
積極運用 60% 投資信託 20% 20万円
日本株式 30% 30万円
FX 10% 10万円

 

Case2. 運用資金1000万円で安全性を重視してお金を増やしていきたい

Case1とは逆に、運用資金総額に余裕がある場合は、分散後それぞれの運用資金もそれなりの金額となるのである程度の分散が可能です。さらに安全性を重視してお金を増やしたいのであれば、積極運用の割合を少なくし、安定運用の割合を大きくすれば思い描いた運用が実現できます。投資先のリスク/リターン、そして性質を把握することが実現するためにも重要となってきますのでしっかりと情報収集を行ってから運用を始めましょう。以下は、運用資金1000万円で安全性を重視した分散投資の例です。

投資種別 投資割合 投資商品例・内訳 投資額
安定運用 80% 国債 20% 200万円
外貨預金 30% 300万円
30% 300万円
積極運用 20% 投資信託 10% 100万円
日本株式 10% 100万円

 

確実にお金を増やす方法の肝はリスクヘッジ

いかがでしたでしょうか?投資や資産運用を意識し始め調べたり人に話を聞いたりすると、時折「ノーリスク」を謳っている投資先がありますが、銀行預金であっても国債であってもリスクは存在するため100%安全な投資というのは存在しません。

そんな中で安全な投資を実現させるには、これまでお伝えしてきましたように投資先それぞれのリスクをしっかりと見極め把握し、それらを回避できるように投資先を分散する必要があります。分散を成功させ自身の運用目的を達成できるよう、ノーリスク投資を求めるのではなく、存在する確かな投資先でどのようにリスクを回避していくかを考えて確実にお金を増やしていきましょう。

 

ライタープロフィール

EL-LAB編集部

金融、経営コンサル、人材紹介、WEBメディア業界出身者が集まり、キャリアチェンジ(起業マニュアル/転職マニュアル)、ワークライフ(仕事人生の悩み)、マネーライフ(お金と人生の悩み)というテーマを軸に、各々の専門分野に特化した有益で信頼性の高い情報を発信。