履歴書特技欄の書き方【特技なし用テンプレートDL可】

履歴書の特技欄は、趣味と同じく志望者の人柄や品格の判断材料となる項目です。

一般的に「特技は合否に影響することはない」と言われていますが、履歴書・職務経歴書を含む応募書類での書類選考は、一つの項目のみで判断されるのではなく、重要な項目を判断材料の要に置きつつ全ての項目から総合的に判断します。そのため、たかが特技だからといっても、特技項目にも意味があるので手を抜いて作成することは、企業側にマイナスイメージを与えかねません。他項目がパーフェクトでも、一つの項目でマイナスイメージを抱かれたら非常にもったいないので、より合格に近づけるためにも正しく作成しましょう。

今回は、履歴書特技欄の正しい書き方と、記入する特技の適正な範囲、特技がある場合、ない場合等の状況別特技欄への対応についてお伝えします。

履歴書特技欄の正しい書き方

履歴書の特技欄は、多くの方が間違った記入の仕方をする箇所で、そのほとんどが特技の名称のみを記入するか、文章で長々と記入してしまうというものです。履歴書における特技は、企業にとって志望者の人格や品性などの人となり、物事に対する集中力があるかどうか、今後の仕事に活かせるかどうかなどを見極めるための判断材料となる重要な項目。そのため、名称のみの記入では抽象的であり項目の意味を成しませんし、だらだらと文章だけを書くのでは読みづらく理解してもらえません。採用担当者に良いイメージを与えるためにも正しい書き方での記入が必要です。

正しく記入するために、まずは特技欄に記入する内容の構成から確認していきましょう。

特技文の構成

特技文の構成は大きく分けて①特技の名称②特技の補足文章で構成します。どちらか一方では抽象的または不明確になってしまうので、両方含めた構成で記入していきます。

①まずは特技の名称

まず始めに特技の名称を「特技:○○○○」のようにわかりやすく記入します。この際、特技が複数あるようでしたら、仕事に関係のある特技から優先的に記入しましょう。業種によって相性の良い特技は変わり、例えば営業職であればスポーツ系の特技、経理であれば珠算等の計算系の特技、システム開発やWebサービス系であればプログラミングなどの特技が好まれます。

仕事に関係する特技がなければ、その他関係しない特技でも構いません。自己PRにつながるような特技や、面接での会話のきっかけになるような特技、前向きな人柄を印象付けるような特技など、ネガティブイメージを与えない特技であれば大丈夫です。

  • 記入しない方が良い特技

基本的に、履歴書には就活・転活用に準備したイメージがよくなるような特技ではなく、本当の特技を書くことが前提ですが、前述しましたように、特技の中には書くことによって採用側にネガティブイメージを与えるものがありますので、以下に関する特技は、同業種への応募以外の記入はできる限り避けるようにしましょう。

・ゲーム/アニメ/アイドル等のサブカルチャー系趣味

・政治/宗教系

・ギャンブル系

・犯罪を連想させる趣味

 

②続いて特技の補足文章を記入する

特技の名称を記入したら、名称下の部分に、記入した特技の補足説明を文章形式で記入していきます。そこまで事細かく長文で記入する必要はありまえんが、一言二言程度で、特技としてできることや、特技で得られた実績(英会話が特技であればTOEIC800点を取ったなど)、その他特技で今後目指しているところなどがあれば特技の補足として記入しましょう。

 

特技の例

それでは、どのような特技を作成すればいいか、方向性をより具体的にするためにも特技の記入例を確認していきましょう。

履歴書に記入する特技の適正な範囲とは

正しい書き方がわかれば、早速特技欄を埋めていきたいところですが、実際に書こうとすると「どこからが特技といえるのか?」と履歴書に記入する特技の適正な範囲に迷います。そもそも、特技とはどのようなものを指すのでしょうか?

特技とは、自分が自信のある特別な技能

特技は、趣味とは違い、人に褒められたり、人に自慢できたりする特別な技能のことを指します。自分ではなんてことないものでも、人からすればすごいもの。過去、人に披露して賞賛されたものがあるのであれば、それは立派な特技といえるでしょう。

海外旅行が趣味で、その趣味がきっかけで外国語を話せるようになったのであれば、それも特技です。ワインが好きで、飲んでいるうちにもっと知りたい欲がでて勉強し、ソムリエ試験に合格し資格取得にまでいたったのであれば、それも特技です。

過去に人から賞賛されたもの、一般の人ができないようなもの、趣味が高じて技能を身につけたものがないか、考えて書き出してみましょう。

履歴書に記入すべき特技とは

前述でも簡単に触れましたが、履歴書に記入すべき特技とは、①仕事に関係する特技、②自己PRにつながるような特技、③面接での会話のきっかけになるような特技、④前向きな人柄を印象付けるような特技を基準に選んで記入しましょう。

仕事に関係する特技

特技の記入で最も優先度が高いのが、仕事に関係する特技です。外資系の英語を常に使用するような職業であれば英会話やそれ以上のビジネス英会話など、経理や事務であれば珠算等、飲食関連であれば料理なども立派な特技です。応募先の職業にマッチしていればしているほど好印象になりやすいので、仕事に関係する特技があれば、それを中心に書きましょう。

 

自己PRにつながるような特技

実は、特技とこれまでの仕事で得た経験には密接な関係があるため、仕事で得たスキルを特技ということも可能です。このような特技は自己PRでもアピールすることができるので、自己PRで何を書くか、特技作成と合わせながら考えるのもいいでしょう。

 

面接での会話のきっかけになるような特技

ネガティブでない、ポジティブな変わった特技などを記入すると、採用側はその特技に食いつき面接での会話が盛り上がることがあります。前述しました「記入しないほうがいい特技」に触れないような、ちょっと変わった特技があれば面接が盛り上がり好印象となるでしょう。

 

前向きな人柄を印象付けるような特技

特技の中に、スポーツなどのアクティブな特技があれば、採用側は志望者に対して前向きな印象を抱く傾向にあります。スポーツ経験者は、どのスポーツでも目標達成のための忍耐や継続など厳しいハードルを乗り越えてきています。継続年数が長ければ長いほど好印象に受け取ってもらえるでしょう。営業職ではスポーツ経験者が非常に多いため、応募先の職種が営業であれば、これまで経験してきたスポーツを特技として記入すると会話が盛り上がるきっかけにもなりますし、盛り上がればよりポジティブな印象となりますのでスポーツ経験者で営業職を志望するのであれば記入をおすすめします。

 

【状況別】特技欄への対応

履歴書を作成される方の中には、特技が複数ある方や、逆に特技が全くない方、世間的にあまり印象の良くない特技しか持っていない方など様々な状況があるかと思います。企業への印象を良くするためにも、ご自身の状況に合った正しい対応を取りましょう。

特技が複数ある場合

特技が複数ある場合は、前述の通り応募先企業の仕事に関連する特技を優先的に書きましょう。また、複数ある中に仕事に関連するものがなければ幾つかある中で、好印象につながるような特技、または歴が長く多くを語れるような特技を選び、記入しましょう。特技欄に特技を複数書く必要はありません。

 

特技が全くない場合

特技が全くない場合は、「特になし」や空欄のまま提出される方が多いのですが、このように提出をしてしまうと採用側に入社意欲が低いという印象を与えかねません。かといって嘘の特技を書くのはいけませんので、特技が全くない場合は、特技欄のない履歴書を使用しましょう。

以下は、特技欄のない履歴書のテンプレートですので、ダウンロードしてご利用ください。

特技欄のない履歴書 Word版ダウンロード(PC作成用)
Excel版ダウンロード(PC作成用)
PDF版ダウンロード(手書き作成用)

 

印象の良くない特技しか持ち合わせていない場合

前述しました印象の良くない特技に該当するような特技しか持ち合わせていない場合、無理にその特技を記入してしまうとマイナスイメージにつながり非常にもったいないので、前項のように特技欄のない履歴書にて応募書類を作成しましょう。

 

「特技で合否が決まることはない」と気を抜かないこと

履歴書の書き方に関する情報を見ていると、情報の中には「特技で合否が決まることはない」と書かれているものもありますが、応募書類は総合評価であるため、合否へ影響は多少なりともあります。前述にてお伝えしましたが特技欄にも、志望者の人格や品性などの人となり、物事に対する集中力があるかどうか、今後の仕事に活かせるかどうかなどを見極めるための判断材料というきちんとした意味があり、他に力を入れて書いたにもかかわらず、特技でマイナスイメージを抱かれるのは非常にもったいないので、「たかが特技だから関係ないだろ」と安易に判断せず、気を抜かずに作成しましょう。

 

ライタープロフィール

EL-LAB編集部

金融、経営コンサル、人材紹介、WEBメディア業界出身者が集まり、キャリアチェンジ(起業マニュアル/転職マニュアル)、ワークライフ(仕事人生の悩み)、マネーライフ(お金と人生の悩み)というテーマを軸に、各々の専門分野に特化した有益で信頼性の高い情報を発信。