履歴書の書き方【完全版】余裕で書類選考をパスできる重要点

履歴書の書き方を全てまとめました。

履歴書は「たかが応募書類」と適当に作成される方が多いですが、転職者と企業の初めての接点であるため、「履歴書の印象=第一印象」ともいえます。書き方一つで結果が変わってきますので、正しい基本の書き方から、注力すべき重要点を抑えておきましょう。

今回は、履歴書の正しい基本の書き方から、余裕で書類選考をパスするための履歴書作成ポイントをお伝えします。

転職活動中で、これから履歴書を作成される方は是非本記事をご一読ください。

履歴書の正しい書き方

履歴書は、メーカーによって用紙の大きさや項目等が若干異なりますが、どの履歴書でも基本的な書き方は同じです。書き方のマナーを最低限守るのは当然ですが、それ以上に重要なのは、より丁寧で意欲を持って履歴書を作成しているかどうか。書く内容が間違っていなくても雑な字で、雑な写真で作成しては企業の採用担当も熱意をまったく感じません。たとえ字を書くのが苦手で、比較的下手であっても丁寧に作成したかどうかは一目瞭然で、採用担当ともなればより敏感にそれを見抜きます。

履歴書等、書類の丁寧な作成は、当たり前のことではありますが、その「当たり前ができているかいないか」によって採用担当に与える印象は大きく異なり、合格の可能性に影響を与えますので、丁寧な書類作成を心掛けつつ、以下正しい履歴書の書き方を実践してください。

履歴書の書き方 – 基本情報欄 – (日付/氏名/住所 /通勤時間/写真など)

日付

履歴書に記入する日付は、履歴書を郵送する際の投函日、またはメールで送信する場合は送信日、現地にて面接時に手渡しをする際は、当日の日付を記入します。前もって履歴書を準備しておく方も多いと思いますが、その場合は前述パターンに当てはまる日付で提出予定日をあらかじめ記入しておくか、作成時は空欄にしておき提出当日に記入するか、自分にとって確実な方法で記入してください。

記入する暦は西暦でも和暦でもどちらでもかまいません。ただし、日付を西暦で記入するなら、その他生年月日や学歴・職歴、資格・免許の取得日すべての暦を西暦で統一し、和暦であればすべての暦を和暦で統一しましょう。

 

氏名/生年月日/年齢

氏名は、戸籍に登録されている字を丁寧で正確に記入してください。普段使用している氏名が「斉藤」であっても、戸籍に登録されている氏名が「齋藤」であれば、面倒でも戸籍に登録されている方を使用します。

生年月日は、前項にて前述しました通り、西暦もしくは和暦で統一して記入してください。

年齢は、「満○歳」とありますが、ここでは提出した時点での年齢を記入します。書類作成日が2月25日で、その時点では25歳であっても、誕生日が3月1日で、履歴書の送信日が3月5日であった場合は履歴書に「満26歳」と記入しましょう。

 

住所/電話番号(連絡先)

住所は、家と職場が同じ都道府県内であっても都道府県部分を省略せず正確に記入します。アパート・マンション名も省略せずにきちんと記入してください。また、ふりがなも省略せずすべてを記入します。例え、アパート名やマンション名が片仮名であってもふりがなを記載しましょう。さらに、細かい点ではありますが、ふりがなは履歴書によって「ふりがな」と平仮名で記載されているものと「フリガナ」と片仮名で記載されているものがあります。平仮名で記載されている場合は、ふりがなを平仮名で記入し、片仮名で記載されている場合は、片仮名でフリガナを記入しましょう。

電話番号(連絡先)は、普段連絡のつきやすい連絡先を記入します。本記事で使用している履歴書の見本のように記入欄が小さい場合は、3段に分割して記入してもかまいません。また、見本にはありませんが、メールアドレスの記入欄があった場合は、会社のメールアドレスではなく、個人のメールアドレスを記入するようにしましょう。会社にプライベートのメールアドレスを知られたくない場合は、転職活動用にフリーメールアドレスを取得しておくのもいいでしょう。転職活動中は、活動に伴う転職サイトの登録等で使用する機会は多いと思いますのでおすすめです。

 

通勤時間/扶養家族数/配偶者/配偶者の扶養義務

通勤時間は、徒歩の時間を含めた自宅から会社までの片道の最速時間を5分単位で記入します。移動手段記入欄の記載がある履歴書はあまりありませんが、通勤時間記入欄に時間と合わせて通勤手段を記入しておくとより丁寧です。

扶養家族人数とは、自身が養う責任のある家族人数のことです。独身一人暮らしの場合は「0人」、独身実家暮らしで両親を扶養している場合は「2人」、既婚で3人子持ちの5人暮らしの場合、扶養家族人数の横に特に何も記載がなければ自身を除いた人数を記載しするため「4人」となりますが、本記事見本のように「扶養家族人数(配偶者は除く)」と記載されている場合は、自身と配偶者を除いた人数を記載するため「3人」となります。

これまでも触れてきましたが、配偶者とは結婚している相手の事を指します。結婚していれば配偶者の欄は「有」に○を、結婚していない場合は「無」に○をしてください。

「配偶者の扶養義務」の欄では、自分の収入がメインで結婚している相手を扶養している場合は「有」に○を、結婚している相手も働いていて、自身で社保または国保に加入している場合は「無」に○をしましょう。

 

写真

履歴書の写真は、基本的に3ヶ月以内に撮影したものを使用し、写真貼付欄のサイズに合わせて貼り付けます。採用側に好印象を与えるためにも清潔感のある髪型(長すぎない・または整髪している)・服装(男性はスーツにネクタイ、女性は白シャツまたは淡色系のインナーにジャケットが基本)・メイク(派手すぎない自然なメイク)を心掛け、歯を見せない程度の自然な笑顔で撮影したものを使用します。撮影時期が夏であってもジャケットやネクタイは省かずに撮影しましょう。

 

履歴書の書き方 – 経歴資格欄 – (学歴・職歴/資格・免許)

学歴

経歴欄には、まず学歴から記入します。一行目には「学歴」と欄の中央に記入し、その下欄から学歴を記入していきましょう。原則として学歴は中学校(卒業)から記入し、それに続いて、高等学校(入学)、高等学校(卒業)、大学(入学)、大学(卒業)と記入していきます。「年」には、日付同様西暦もしくは和暦どちらかで記入、「月」にはその月の数字のみを記入しましょう。学校名は正式名称で記入するのが基本なので、高校と略さず「○○県立○○高等学校」、大学の場合は「○○大学○○学部○○学科」と学部・学科まで正確に記入します。そして学校名に続き、一文字分のスペースを空けて入学もしくは卒業と記入しましょう。

 

職歴

学歴を記入し終わったら、一行空けて、空けた下欄に「職歴」と欄の中央に記入し、その下欄から職歴を記入していきます。会社名も学歴同様省略せず(株)は株式会社のように正確に記入しましょう。部署がある場合は部署名も併せて記入します。また職歴は、これまでの経験を採用側へアピールする項目でもありますので「○○の開発を担当」などを社名の下欄に記入することもできます。

そして企業に在職しながらの転職では、現在勤めている企業の下欄に「現在に至る」と記入し締めましょう。

  • 転職回数が多くて書ききれない場合

転職回数が多くて記入欄が足りず書ききれない場合は、①学歴を最終学歴のみの記入、つまり前述しました学歴始まり部分を「最終学歴」と書き、その下欄に「○○大学○○学部○○科 卒業」と記入し、職歴欄を多く確保するやり方や、②アルバイトや試用期間のみの雇用は記入しないなどのやり方がありますが、仕事と仕事の合間に数ヶ月でもブランクがあれば問題視されることもありますので①の方法をおすすめします。

また、転職回数が多い方の中には転職回数を減らそうと、職歴を本来よりも少なく記入する方がいますが、転職回数や職歴を偽るのは“経歴詐称”とみなされる可能性があり、採用されても経歴詐称が後から発覚すると懲戒処分の対象にもなりかねませんので、職歴を偽ることは止めましょう。

 

賞罰

賞罰とは、受賞歴や犯罪歴のことを指し、これらの経歴がある場合も学歴・職歴欄に記入する必要があります。記入する順番は、これまでお伝えしてきました通りで、「学歴→職歴→賞罰」の順番で記入しましょう。始まりはこれまでと同じく、最終職歴の下を一行分空けて、その下欄の中央に「賞罰」と記入し、その下欄から記入していきます。

賞の場合は、国際大会レベルでの受賞や全国大会優勝レベルを基準に記入し、罰の場合は、これまでの犯罪歴を全て正確に記入します。記入対象は基本的に刑法犯からなので、交通違反程度または少年犯罪程度は記入しません。この場合も犯罪歴を隠してしまうと経歴詐称となり、後々発覚することもありますので省略せずに記入しましょう。

 

履歴書の書き方 – 自由記入欄 – (志望動機記入欄/希望記入欄)

志望の動機・特技・趣味・アピールポイントなど

志望動機記入欄には、項目名通り、入社を志望する理由や、仕事と関連する趣味や特技、さらには自身の性格(長所・短所など)を記入します。これら全てを含める必要はありませんが、これら項目の中でも、志望動機は一番採用担当に注目されるポイントなのでより力をいれて記入してください。

全ての項目を仕事に関連付けて記入することがポイントです。仕事と関係のない「読書」「音楽鑑賞」「映画鑑賞」などは面接時の話のネタにはなりますが、在り来たりであるためプラスのポイントにはなりません。特に仕事に直結する趣味や特技がないのであれば、それら趣味や特技から得られた経験や知識がこれまでの仕事に活きてきたということを、こちらの欄では述べて最大限アピールをするようにしましょう。

 

本人希望記入欄(給料・職種・勤務時間・勤務地・その他についての希望)

本人希望記入欄は「希望」と記載がありますが、基本的には好きに希望を記入していいわけではありません。こちらの欄には①妥協できない雇用条件②連絡のつく時間と連絡してほしくない時間、そして他企業にて在職中の転職でしたら③入社可能日等を記入します。つまり、「本人希望記入欄(給料・職種・勤務時間・勤務地・その他についての希望)」とあっても、好きに希望する給料や職種、勤務地などをここぞとばかりに記入すると、企業が求める人材像との不一致として扱われることがありますので、①〜③の内容等を記入するようにしましょう。

また、①〜③等も特になければ「貴社規定に従います」との一言のみを記入してください。「なし」や「特になし」は雑な印象を与えることもありますので使用しないよう注意しましょう。

 

面接だけじゃない!履歴書も採用されるための重要要素

これまでお伝えしてきました内容は、履歴書の正しい書き方であって非常に一般的で常識的なものです。つまり、前述の内容は基準として満たされていて当然な内容であり、守らなければならない最低限のマナーとも言えるでしょう。

多くの方は履歴書よりも面接が合否を大きく左右すると思っているせいか、面接に力をいれても履歴書作成には力をいれず、最低限の作り込みしか行いません。しかし、合否を左右するのは面接だけでなく、履歴書も非常に重要なのです。面接が良くても、履歴書が悪ければ採用されないでしょう。逆も然りで履歴書だけ良くても面接が悪ければ不採用となります。したがって、確実に採用されたいのであれば面接と履歴書どちらにも力をいれなくてはいけないのです。

多くの企業では、求職者にあらかじめ履歴書を提出させておいて、面接当日、履歴書に書かれた情報をもとに面接をします。そこで履歴書に当たり障りのない一般的なことを書いても、多くの人と変わらないためイマイチ採用担当にはひっかかりません。面接での会話をはずませ、より確実に就職を成功させるためにも、前項の正しい書き方の基準を満たした上で、さらに合格率をアップする履歴書作成のポイントを練りこんで履歴書を作成しましょう。具体的なポイントは次項にてお伝えします。

 

余裕で書類選考をパスする為の履歴書作成ポイント

『履歴書の正しい書き方』でお伝えしました「基本情報欄」と「経歴資格欄」は丁寧に正確に記入していただくことが重要なので、前述の内容を参考に記入していってください。

履歴書で合格率を大幅にアップできるポイントは「自由記入欄」。そしてその中でも志望動機等の欄は、書類で個性を出すことができます。前述にて簡単に触れましたが、志望動機は履歴書の中でも採用担当者に非常に注目されるポイントです。2014年に楽天リサーチ株式会社が人事など採用業務経験者300人を対象に行った「中途採用の応募書類で重視する点のうち、最も重視する点」というネット調査では、職務経験(業務経験)34.3%(1位)についで志望動機・志望理由が19.0%(2位)という集計結果が出ています。

志望動機や理由は、自身を最大限アピールできるポイントでもあり、目に付くポイントでもあるため特に意識して作成しましょう。

合格率をあげる志望動機の書き方

志望動機を書く際に「貴社の○○なところにあこがれて志望しました。」や「貴社にて○○を磨きたく志望しました。」など、志望動機であこがれを語るだけの方が非常に多いのですが、あこがれを語るだけでは現実味がなく採用側に熱意が伝わりません。

採用側は、自社が求める人材像にマッチする求職者を求めているため、それらを見極めるために「当社で何に貢献することができ、なぜ数ある企業から当社を選んだのか」という点を気にします。そのため、採用側のニーズに応えるためにも①「企業が求める人材」をしっかりと理解しそれを踏まえた上で、これまで経験した自分の強み、その強みを活かして②応募企業へ貢献できること、そして③その会社でないと達成できない将来のキャリアビジョンを含めて「なぜ当社じゃないとダメなのか?」という採用側の疑問に120%応えるようなつもりで志望動機・理由を作成しましょう。

面接では、志望動機を深堀した内容を必ずといっていいほど聞いてきますので、その際の前準備にもなりますので自分の中の情報を整理するつもりでも志望動機・理由には注力して作成してください。当たり障りのないお手本のような志望動機・理由よりも、動機・理由に個性を入れ、思いや考えを乗せることにより、大幅に合格率をアップすることができます。

 

書類には作成者の人間性がにじみ出る

履歴書は、たかが一枚の紙切れといえど、採用側には履歴書に書かれていること以上に多くの情報を与えます。文字を雑に書けば、採用側に粗暴な印象を与えますし、逆に丁寧な字で履歴書を作成すれば、知的で優秀な印象を与えます。文字だけでなく文章でも、その人の人柄をイメージすることができますし、写真一枚でも清潔感があるかないかなど、履歴書一枚で作成者の人間性をイメージすることができるのです。

履歴書は、基本的に採用担当者に会う前に提出するものですから履歴書から受ける印象が採用者にとっての第一印象となります。

第一印象には、後々あなたのことを知っていったとしても、人は一番始めの印象をなかなか変えることができないという「初頭効果」と呼ばれる法則が当てはまるため、第一印象の印象が悪ければ、それをカバーする内容を話してもその後も悪いままですし、逆に良い印象であれば、後々悪いことがあってもそこまで悪印象にはなりません。第一印象を覆すには相当な時を要するので、数十分程度の面接で覆るものではないのです。そうなっては、あなたがどんなに素晴らしい人間であっても理解される前に可能性が極端に低くなってしまうため損でしかありません。

したがって確実に合格するためにも、正しい履歴書の書き方と作成のポイント、そして丁寧に書くということを心掛け実践して、第一印象を良く、面接に好印象で臨み、合格を手に入れてください。

 

ライタープロフィール

EL-LAB編集部

金融、経営コンサル、人材紹介、WEBメディア業界出身者が集まり、キャリアチェンジ(起業マニュアル/転職マニュアル)、ワークライフ(仕事人生の悩み)、マネーライフ(お金と人生の悩み)というテーマを軸に、各々の専門分野に特化した有益で信頼性の高い情報を発信。